主な機能

Connectors for ECM には、次の機能があります。

  • 他の LiveCycle コンポーネントと統合されたコンテンツリポジトリサービス

  • 向上したパフォーマンスとスケーラビリティ

  • 柔軟なデプロイメント

  • ユーザーインターフェイスの拡張された選択肢により統一された呼び出し方法

  • ECM プラットフォームの拡張サポート

Connector for Microsoft SharePoint には、次の機能があります。

  • SharePoint 内部から承認プロセスなどの LiveCycle プロセスを呼び出す機能

  • ドキュメントを Adobe PDF に変換する機能と、PDF 形式またはネイティブ形式でファイルの権限を管理する機能

  • LiveCycle のサービスを利用する SharePoint ワークフローを作成して開始する機能

  • PDF ファイルに使用権限を適用して Adobe Reader の追加機能を有効にする機能

  • SharePoint ワークフローの内部から LiveCycle プロセスの実行を自動化する機能

  • SharePoint 2010 内から、ユーザーが割り当て済みタスクを管理し、新しいタスクを要求できる機能

  • LiveCycle フォームを SharePoint Server 2010 と統合し、SharePoint をフォームデータのリポジトリとして効率的に使用できるようにする機能

統合されたコンテンツリポジトリサービス

ユーザーは、ECM システムに格納されているコンテンツを処理および使用する LiveCycle エンゲージメントアプリケーションを開発できます。Connectors for ECM には、LiveCycle 製品全体を対象とした、コンテンツライブラリサービス、バージョン管理および安全なアクセスを含む、統合されたコンテンツリポジトリサービスが用意されています。また、コネクタコンポーネントでは、コンポーネントサービスから、チェックイン、チェックアウトおよびコンテンツメタデータアクセスなどの基本コンテンツリポジトリサービスを使用できます。Connector for Microsoft SharePoint を使用すると、LiveCycle フォームを SharePoint Server 2010 と統合し、SharePoint をフォームデータのリポジトリとして使用できます。

Workbench の開発者は、他の LiveCycle モジュール(Forms、Reader Extensions または PDF Generator など)の値を ECM オブジェクトの属性に容易にマップできます。Connectors for ECM では、1 つの LiveCycle プロセスを再使用およびスケーリングして、ECM システムの異なるフォルダーにあるフォームを処理できます。また、Connectors には、ECM の実行時統合をサポートするためのサービスコンポーネントが含まれています。

向上したパフォーマンスとスケーラビリティ

Connectors for ECM では、ECM システムで定義された既存のコンテンツスキーマが保持されます。ECM インフラストラクチャで行った投資を保護することにより、ユーザーはスキーマを設計する際にオプションを選択でき、ECM アプリケーションのパフォーマンスおよびスケーラビリティを高めることができます。

柔軟なデプロイメント

Connectors を ECM システムと同じアプリケーションサーバーおよびオペレーティングシステムで実行する必要はありません。Connectors for ECM は、他の LiveCycle コンポーネントと共にデプロイされます。オペレーティングシステムおよびアプリケーションサーバーの要件が ECM サーバーの要件に依存しないため、柔軟性があります。

統一された呼び出し方法

ユーザーインターフェイスの拡張された選択肢を使用することで、開発者は様々なクライアントインターフェイスを使用してアプリケーションを開発できます。以下のインターフェイスがサポートされています。

  • Documentum Webtop や FileNet P8 Workplace などの ECM ユーザーインターフェイス

  • ポータル

  • Flex またはデスクトップアプリケーション

  • Workspace

開発者は、Web サービス、LiveCycle Remoting および Java API を使用し、コンテンツリポジトリコネクタサービスおよびリポジトリプロバイダーサービスをプログラムで呼び出すことができます。また、監視フォルダーおよび電子メール呼び出し方法を使用してコンテンツリポジトリコネクタサービスを呼び出すことができます。これらの呼び出し方法は、Workbench で開発された LiveCycle プロセス内でこれらのサービスを呼び出すために使用できます。