CRX Content Repository

* 10.0.2 の新機能 *

LiveCycle ES3 には、JCR 2.0 テクノロジーに基づいたコンテンツリポジトリである、Content Repository Extreme (CRX) 2.3 が含まれます。CRX はコンテンツ中心のアプリケーション用に設計されたデータストレージシステムで、リレーショナルデータベースを使用した従来のファイルシステムの特性を組み合わせたものです。CRX リポジトリの重要な機能のいくつかは、次のとおりです。

  • 階層フォルダー構造のコンテンツを保存します。これにより、パスを使用してノードやプロパティを参照することができます。

  • ポリシーやアクセス制御リスト(ACL)に基づいて、アクセスを制限することができます。

  • 非構造化コンテンツをサポートしますが、このコンテンツを設定して、スキーマを使用したデータ構造の制限を適用できます。

  • SQL クエリーをサポートします。

  • コンテンツ上での全文検索をサポートします。

  • リポジトリコンテンツのバージョン管理をサポートします。

JCRおよびCRX機能についての詳細は、CRXの書き出しを参照してください。

LiveCycle ES3 の DVD インストールメディアおよびダウンロードした ESD には、自動実行の Quickstart jar ファイル、com.adobe.granite.microcore.jar が \CRX ディレクトリに含まれています。JAR ファイルには、JCR 準拠のリポジトリと Java での Web アプリケーション開発用 Web フレームワークの Apache Sling が含まれます。スタンドアロンの CRX のインストール方法についての詳細は、CRX のインストールを参照してください。

LiveCycle ES3 は、Content Repository Connector である Document Services コンポーネント(DSC)を提供しており、これにより、HTTP プロトコルを使用して LiveCycle を CRX に接続することができます。DSC の設定方法と DSC で使用可能な操作についての詳細は、Content Repository Connector for Adobe LiveCycle ES3 を参照してください。