5.11 Connector for IBM Content Manager の設定

注意: LiveCycle が IBM Content Manager をサポートしているのは、バージョン 8.4 のみです。ECM が適切にアップグレードされていることを確認してください。

Connector for IBM Content Manager サービスを LiveCycle の一部としてインストールした場合は、次の手順を実行して、IBM Content Manager データストアに接続するようサービスを設定します。

Connector for IBM Content Manager の設定

  1. [appserver root]/profiles/[profile name] フォルダーにある adobe-component-ext.properties ファイルを開きます。ファイルが存在しない場合は、ファイルを作成します。

  2. 次の IBM II4C JAR ファイルの場所を指定する、新しいシステムプロパティを追加します。

    • cmb81.jar

    • cmbcm81.jar

    • cmbicm81.jar

    • cmblog4j81.jar

    • cmbsdk81.jar

    • cmbutil81.jar

    • cmbutilicm81.jar

    • cmbview81.jar

    • cmbwas81.jar

    • cmbwcm81.jar

    • cmgmt

    注意: cmgmt は JAR ファイルではありません。Windows では、このフォルダーはデフォルトで C:¥Program Files¥IBM¥db2cmv8¥ にあります。
    • common.jar

    • db2jcc.jar

    • db2jcc_license_cisuz.jar

    • db2jcc_license_cu.jar

    • ecore.jar

    • ibmjgssprovider.jar

    • ibmjsseprovider2.jar

    • ibmpkcs.jar

    • icmrm81.jar

    • jcache.jar

    • log4j-1.2.8.jar

    • xerces.jar

    • xml.jar

    • xsd.jar

    新しいシステムプロパティは次のようになります。

    [component id].ext=[JAR files and/or folders]

    例えば、デフォルトの DB2 Universal Database Client および II4C インストールを使用する場合、次のシステムプロパティをファイルに追加します。その際、システムプロパティは新しい行に記述し、行中に改行を入れず、末尾で改行してください。

            C:/Program Files/IBM/db2cmv8/cmgmt, 
            C:/Program Files/IBM/db2cmv8/java/jre/lib/ibmjsseprovider2.jar, 
            C:/Program Files/IBM/db2cmv8/java/jre/lib/ibmjgssprovider.jar, 
            C:/Program Files/IBM/db2cmv8/java/jre/lib/ibmpkcs.jar, 
            C:/Program Files/IBM/db2cmv8/java/jre/lib/xml.jar, 
            C:/Program Files/IBM/db2cmv8/lib/cmbview81.jar, 
            C:/Program Files/IBM/db2cmv8/lib/cmb81.jar, 
            C:/Program Files/IBM/db2cmv8/lib/cmbcm81.jar, 
            C:/Program Files/IBM/db2cmv8/lib/xsd.jar, 
            C:/Program Files/IBM/db2cmv8/lib/common.jar, 
            C:/Program Files/IBM/db2cmv8/lib/ecore.jar, 
            C:/Program Files/IBM/db2cmv8/lib/cmbicm81.jar, 
            C:/Program Files/IBM/db2cmv8/lib/cmbwcm81.jar, 
            C:/Program Files/IBM/db2cmv8/lib/jcache.jar, 
            C:/Program Files/IBM/db2cmv8/lib/cmbutil81.jar, 
            C:/Program Files/IBM/db2cmv8/lib/cmbutilicm81.jar, 
            C:/Program Files/IBM/db2cmv8/lib/icmrm81.jar, 
            C:/Program Files/IBM/db2cmv8/lib/db2jcc.jar, 
            C:/Program Files/IBM/db2cmv8/lib/db2jcc_license_cu.jar, 
            C:/Program Files/IBM/db2cmv8/lib/db2jcc_license_cisuz.jar, 
            C:/Program Files/IBM/db2cmv8/lib/xerces.jar, 
            C:/Program Files/IBM/db2cmv8/lib/cmblog4j81.jar, 
            C:/Program Files/IBM/db2cmv8/lib/log4j-1.2.8.jar, 
            C:/Program Files/IBM/db2cmv8/lib/cmbsdk81.jar, 
            C:/Program Files/IBM/db2cmv8/lib/cmbwas81.jar
  3. アプリケーションサーバーが現在実行されていない場合は、サーバーを起動します。実行されている場合は、サーバーを停止し、再起動します。

これで、IBMCMConnectorService プロパティシートから IBM Content Manager データストアに、「Use User credentials」をログインモードとして使用して接続できます。

これで、この手順に必要なステップを完了しました。

(オプション)IBMCMConnectorService プロパティシートから IBM Content Manager データストアに、「Use Credentials From Process Context」をログインモードとして使用して接続するには、次の手順を実行します。

「Use Credentials from process context」ログインモードを使用した接続

  1. Web ブラウザーを開き、次の URL を入力します。

    http:/[host]/:[port]/adminui

  2. 上級管理者の資格情報を使用してログインします。インストール中に設定されたデフォルト値は、次のとおりです。

    ユーザー名:administrator

    パスワード:password

  3. サービスLiveCycle ES3 Connector for IBM Content Manager をクリックします。

  4. 必要なリポジトリ情報のすべてを入力して「保存」をクリックします。IBM Content Manager リポジトリ情報について詳しくは、ページの右上隅にある「ヘルプ」リンクをクリックします。

  5. 次のいずれかのタスクを実行します。

    • IBM Content Manager Authorization サービス(IBMCMAuthProvider)を使用して IBM Content Manager データストアのコンテンツを Workbench の Processes ビューで使用するには、この手順を続行します。IBM Content Manager Authorization サービスを使用すると、デフォルトの LiveCycle 認証が上書きされるので、IBM Content Manager の資格情報を使用して Workbench にログインするように設定する必要があります。

    • Workbench の Processes ビューで IBM Content Manager データストアのコンテンツを使用するために手順 4 で指定したシステム資格情報を使用するには、LiveCycle の上級管理者の資格情報(デフォルトは administratorpassword)を使用して、Workbench にログインします。これで、この手順に必要なステップを完了しました。この場合、手順 4 で指定したシステム資格情報は、デフォルトリポジトリにアクセスするためのデフォルトの LiveCycle 認証サービスを使用します。

  6. Administration Console にログインし、設定User Managementドメインの管理をクリックします。

  7. 「新規エンタープライズドメイン」をクリックして、ドメイン ID と名前を入力します。ドメイン ID は、ドメインの一意の識別子です。名前は、ドメインの識別名です。
    注意: LiveCycle データベースとして DB2 を使用している場合、ID の許容される最大長は、1 バイト(ASCII)文字で 100、2 バイト文字で 50、4 バイト文字で 25 文字です(LiveCycle の管理ヘルプの「エンタープライズドメインの追加」を参照)。
    注意: LiveCycle データベースとして MySQL を使用している場合、ID には 1 バイト(ASCII)文字のみを使用してください(管理ヘルプの「エンタープライズドメインの追加」を参照)。
  8. カスタム認証プロバイダーを追加します。

    • 「認証を追加」をクリックします。

    • 認証プロバイダーリストで「カスタム」を選択し、「IBMCMAuthProviderService」を選択して、「OK」をクリックします。

  9. LDAP 認証プロバイダーを追加します。

    • 「認証を追加」をクリックします。

    • 認証プロバイダーリストで「LDAP」を選択し、「OK」をクリックします。

  10. LDAP ディレクトリを追加します。

    • 「ディレクトリを追加」をクリックします。

    • 「プロファイル名」ボックスに一意の名前を入力し、「次へ」をクリックします。

    • 「サーバー」、「ポート」、「SSL」、「バインド」および「ページに次の情報を入力」オプションの値を指定します。「バインド」オプションで「ユーザー」を選択する場合は、「名前」と「パスワード」フィールドにも値を指定する必要があります。(オプション)必要に応じてベースドメイン名を取得するには、「BaseDN を取得」を選択します。完了したら、「次へ」をクリックします。

    • ユーザー設定を指定し、「次へ」をクリックし、必要に応じてグループ設定を指定して「次へ」をクリックします。

    上記の設定について詳しくは、ページの右上隅にある「ヘルプ」リンクをクリックしてください。

  11. 「OK」をクリックして「ディレクトリを追加」ページを閉じ、もう一度「OK」をクリックします。

  12. 新しいエンタープライズドメインを選択し、「今すぐ同期」をクリックします。LDAP ネットワークのユーザーとグループ数および接続の速度によって、同期処理には数分かかる場合があります。

  13. 同期のステータスを確認するには、「更新」をクリックし、「現在の同期の状態」列にステータスを表示します。

  14. 設定/User Management/ユーザーとグループをクリックします。

  15. LDAP から同期されたユーザーを検索し、以下のタスクを実行します。

    • 1 つ以上のユーザーを選択し、「ロールをアサイン」をクリックします。

    • 1 つ以上の LiveCycle のロールを選択し、「OK」をクリックします。

    • 「OK」をもう一度クリックして、ロールアサインを確認します。

    ロールをアサインするすべてのユーザーについて、この手順を繰り返します。詳しくは、ページの右上隅にある「ヘルプ」リンクをクリックします。

  16. Workbench を起動し、IBM Content Manager データストア用の次の資格情報を使用してログインします。

    Username:[username]@[repository_name]

    Password:[password]

    これで、IBMCMConnectorService オーケストレーション可能コンポーネントのログインモードが「Use Credentials from process context」と選択されている場合に、Workbench の Processes ビューで IBM Content Manager データストアを使用できます。