5.9 Connector for EMC Documentum の設定

注意: LiveCycle が EMC Documentum をサポートしているのは、バージョン 6.0、6.5 および 6.7 SP1 のみです。ECM が適切にアップグレードされていることを確認してください。

Connector for EMC Documentum を LiveCycle の一部としてインストールした場合は、次の手順を実行して、Documentum リポジトリに接続するように、このサービスを設定します。

Connector for EMC Documentum の設定

  1. [appserverdomain] フォルダーにある adobe-component-ext.properties ファイルを開きます(ファイルが存在しない場合は、ファイルを作成します)。

  2. 次の Documentum Foundation Classes JAR ファイルを指定する新しいシステムプロパティを追加します。

    • dfc.jar

    • aspectjrt.jar

    • log4j.jar

    • jaxb-api.jar

    • (Connector for EMC Documentum 6.5 のみ)

      • configservice-impl.jar

      • configservice-api.jar

    新しいシステムプロパティは、次の形式にする必要があります。

    [component id].ext=[JAR files and/or folders]

    例えば、デフォルトの Content Server と Documentum Foundation Classes のインストールを使用して、次のいずれかのシステムプロパティをファイルに追加します。その際、システムプロパティは新しい行に記述し、行中に改行を入れず、末尾で改行してください。

    • Connector for EMC Documentum 6.0 のみ:

          com.adobe.livecycle.ConnectorforEMCDocumentum.ext= 
          C:/Program Files/Documentum/Shared/dfc.jar, 
          C:/Program Files/Documentum/Shared/aspectjrt.jar, 
          C:/Program Files/Documentum/Shared/log4j.jar 
          C:/Program Files/Documentum/Shared/jaxb-api.jar
    • Connector for EMC Documentum 6.5 のみ:
      com.adobe.livecycle.ConnectorforEMCDocumentum.ext= 
      C:/Program Files/Documentum/Shared/dfc.jar, 
      C:/ProgramFiles/Documentum/Shared/aspectjrt.jar, 
      C:/Program Files/Documentum/Shared/log4j.jar, 
      C:/Program Files/Documentum/Shared/jaxb-api.jar, 
      C:/Program Files/Documentum/Shared/configservice-impl.jar, 
      C:/Program Files/Documentum/Shared/configservice-api.jar
      注意: 上記のテキストには、改行が含まれています。このテキストをコピー&ペーストする場合、改行を削除してください。
    • Connector for EMC Documentum 6.7 SP1 のみ:
      com.adobe.livecycle.ConnectorforEMCDocumentum.ext= 
      C:/Program Files/Documentum/Shared/dfc.jar, 
      C:/ProgramFiles/Documentum/Shared/aspectjrt.jar, 
      C:/Program Files/Documentum/Shared/log4j.jar, 
      C:/Program Files/Documentum/Shared/jaxb-api.jar, 
      C:/Program Files/Documentum/Shared/configservice-impl.jar, 
      C:/Program Files/Documentum/Shared/configservice-api.jar 
      C:/Program Files/Documentum/Shared/commons-codec-1.3.jar 
      C:/Program Files/Documentum/Shared/commons-lang-2.4.jar
      注意: 上記のテキストには、改行が含まれています。このテキストをコピー&ペーストする場合、改行を削除してください。
  3. Web ブラウザーを開き、次の URL を入力します。

    http://[host]:[port]/adminui
  4. 次のデフォルトのユーザー名とパスワードを使用してログインします。

    ユーザー名:administrator

    パスワード:password

  5. サービスLiveCycle ES3 Connector for EMC Documentum環境設定に移動して、以下のタスクを実行します。

    • 必要な Documentum リポジトリ情報のすべてを入力します。

    • Documentum をリポジトリプロバイダーとして使用するには、「リポジトリサービスプロバイダー」で「EMC Documentum リポジトリプロバイダー」を選択し、「保存」をクリックします。管理ヘルプのページの右上にあるヘルプリンクをクリックしてください。

  6. (オプション)サービスLiveCycle ES3 Connector for EMC Documentumリポジトリ証明書の設定に移動して、「追加」をクリックし、Docbase 情報を指定して、「保存」をクリックします(詳しくは、右上隅の「ヘルプ」をクリックしてください)。

  7. アプリケーションサーバーが現在実行されていない場合は、サーバーを起動します。実行されている場合は、サーバーを停止し、再起動します。

  8. Web ブラウザーを開き、次の URL を入力します。

    http://[host]:[port]/adminui
  9. 次のデフォルトのユーザー名とパスワードを使用してログインします。

    ユーザー名:administrator

    パスワード:password

  10. サービスアプリケーションおよびサービスサービスの管理に移動して、以下のサービスを選択します。

    • EMCDocumentumAuthProviderService

    • EMCDocumentumContentRepositoryConnector

    • EMCDocumentumRepositoryProvider

  11. 開始」をクリックします。サービスのいずれかが正常に起動されない場合は、前の手順で実行した設定を確認します。

  12. 次のいずれかの操作を行います。

    • Documentum Authorization サービス(EMCDocumentumAuthProviderService)を使用して、Workbench の Resources ビューで Documentum リポジトリのコンテンツを表示するには、この手順を続行します。Documentum Authorization サービスを使用すると、デフォルトの LiveCycle 認証が上書きされるので、Documentum の資格情報を使用して Workbench にログインするように設定する必要があります。

    • LiveCycle リポジトリを使用するには、LiveCycle の上級管理者の資格情報(デフォルトは administratorpassword)を使用して Workbench にログインします。

    これで、この手順に必要なステップを完了しました。この場合、手順 19 で指定した資格情報を使用してデフォルトリポジトリにアクセスし、デフォルトの LiveCycle 認証サービスを使用します。

  13. アプリケーションサーバーを再起動します。

  14. Administration Console にログインし、設定User Managementドメインの管理をクリックします。

  15. 「新規エンタープライズドメイン」をクリックして、ドメイン ID と名前を入力します。ドメイン ID は、ドメインの一意の識別子です。名前は、ドメインの識別名です。

    注意: (WebLogic および WebSphere のみ)LiveCycle データベースとして DB2 を使用している場合、ID の許容される最大長は、1 バイト(ASCII)文字で 100 文字、2 バイト文字で 50 文字、4 バイト文字で 25 文字です(管理ヘルプの「エンタープライズドメインの追加」を参照)。
    注意: LiveCycle データベースとして MySQL を使用している場合、ID には 1 バイト(ASCII)文字のみを使用してください(LiveCycle の管理ヘルプの「エンタープライズドメインの追加」を参照)。
  16. カスタム認証プロバイダーを追加します。

    • 「認証を追加」をクリックします。

    • 認証プロバイダーリストで「カスタム」を選択します。

    • 「EMCDocumentumAuthProvider」を選択し、「OK」をクリックします。

  17. LDAP 認証プロバイダーを追加します。

    • 「認証を追加」をクリックします。

    • 認証プロバイダーリストで「LDAP」を選択し、「OK」をクリックします。

  18. LDAP ディレクトリを追加します。

    • 「ディレクトリを追加」をクリックします。

    • 「プロファイル名」ボックスに一意の名前を入力し、「次へ」をクリックします。

    • 「サーバー」、「ポート」、「SSL」、「バインド」および「ページに次の情報を入力」オプションの値を指定します。「バインド」オプションで「ユーザー」を選択する場合は、「名前」と「パスワード」フィールドにも値を指定する必要があります。

    • (オプション)必要に応じてベースドメイン名を取得するには、「BaseDN を取得」を選択します。

    • 「次へ」をクリックし、ユーザー設定を指定して「次へ」をクリックし、必要に応じてグループ設定を指定して「次へ」をクリックします。

      設定について詳しくは、ページの右上隅にある「User Management ヘルプ」をクリックしてください。

  19. 「OK」をクリックして「ディレクトリを追加」ページを閉じ、もう一度「OK」をクリックします。

  20. 新しいエンタープライズドメインを選択し、「今すぐ同期」をクリックします。LDAP ネットワークのユーザーとグループ数および接続の速度によって、同期処理には数分かかる場合があります。

    (オプション)同期のステータスを確認するには、「更新」をクリックし、「現在の同期の状態」列にステータスを表示します。

  21. 設定/User Management/ユーザーとグループをクリックします。

  22. LDAP から同期されたユーザーを検索し、以下のタスクを実行します。

    • 1 つ以上のユーザーを選択し、「ロールをアサイン」をクリックします。

    • 1 つ以上の LiveCycle のロールを選択し、「OK」をクリックします。

    • 「OK」をもう一度クリックして、ロールアサインを確認します。

      ロールをアサインするすべてのユーザーについて、この手順を繰り返します。詳しくは、ページの右上隅にある「User Management ヘルプ」をクリックしてください。

  23. Workbench を起動し、Documentum リポジトリ用の次の資格情報を使用してログインします。

    Username:[username]@[repository_name]

    Password:[password]

    ログイン後は、Documentum リポジトリは、Workbench 内の Resources ビューに表示されます。username@repository_name を使用してログインしない場合、Workbench では、デフォルトリポジトリへのログインが試行されます。

  24. (オプション)Connector for EMC Documentum の LiveCycle サンプルをインストールするには、Samples という名前の Documentum リポジトリを作成して、その中にインストールします。

Connector for EMC Documentum サービスの設定後の、Documentum リポジトリでの Workbench の設定については、LiveCycle 管理ヘルプを参照してください。