4 Correspondence Management Solution の設定およびデプロイ

Correspondence Management Solution をインストールしたら、Configuration Manager を実行してインストールを設定する必要があります。Configuration Manager で、EAR ファイルに LiveCycle モジュールを設定し、このモジュールをアプリケーションサーバーにデプロイします。また、LiveCycle コンポーネントをデプロイします。

重要: LiveCycle の設定用の Configuration Manager 画面のほかに、Correspondence Management Solution 固有の画面も表示されます。詳しくは、4.2 Configuration Manager の実行を参照してください。
重要: Correspondence Management Solution は固有の LiveCycle モジュールとタスクに依存しています。Configuration Manager の実行時は、これらのモジュールおよびタスクが選択されていることを確認する必要があります。Configuration Manager を実行する前に、4.1 LiveCycle モジュールおよびタスクへの依存関係の内容をお読みください。

4.1 LiveCycle モジュールおよびタスクへの依存関係

Correspondence Management Solution を正しく設定しスムーズに実行するには、モジュールの選択画面で、Adobe® LiveCycle® Forms 10 モジュールと Adobe® LiveCycle® Output 10 モジュールを選択する必要があります。

注意: 既に設定されているパラメーターが表示されますが、この実行中は編集できません。これらのフィールドを編集可能にして値を変更する必要がある場合は、「設定を編集」をクリックします。例えば、LiveCycle を設定画面では、一時ファイルのディレクトリ、グローバルドキュメントストレージ(GDS)またはフォントを変更できます。

4.2 Configuration Manager の実行

ここで、Configuration Manager を実行して LiveCycle を設定する必要があります。使用しているアプリケーションサーバーの『LiveCycle ES3 のインストールおよび設定』ガイドを参照してください。LiveCycle ES3 のドキュメントは、すべて LiveCycle ES3 ドキュメント Web サイトで入手できます。

Configuration Manager の実行中に、以下の Correspondence Management Solution 用の設定画面が表示されます。

  • Correspondence Management Solution の選択

  • Correspondence Management Solution の設定

  • Correspondence Management Solution のデプロイ

4.2.1 Correspondence Management Solution の選択

この画面で、「Correspondence Management Solution 10.0.2」オプションはデフォルトで選択されています。このオプションが選択されていると、Correspondence Management Solution の設定用の画面が表示されます。

Next」をクリックして、続行します。

4.2.2 Correspondence Management Solution の設定

重要: Windows 以外のマシンに Correspondence Management Solution をインストールする場合は、必ず、ulimit (Open Files, -n) パラメーターを 8192 に設定してください。そのように設定しないと、この手順で行った構成がエラーとなり、失敗することがあります。
この画面では、Correspondence Management Solution のコンテンツリポジトリへのパスを指定し、「Configure」をクリックして、指定した場所に必要なリポジトリファイルを作成します。
注意: (手動インストールのカスタムモードのみ)LiveCycle サーバーをリモートで実行している場合は、「Server is running on remote host」を選択し、リモートホスト上のコンテンツリポジトリへのパスを指定します。

これにより、LiveCycle Core EAR ファイル内にバンドルされるように Correspondence Management Solution を設定します。

Next」をクリックして、続行します。

(自動インストールモードのみ)元の LiveCycle Core EAR ファイルのバックアップ(Adobe-jboss-core-ear.orig)は、[LiveCycle root]\deploy フォルダーに取り込まれます。Correspondence Management Solution を含めずにセットアップを再度実行する場合には、EAR ファイルを復元できます。

4.2.3 Correspondence Management Solution の設定の要約

リモートでデプロイする場合は、[LiveCycle root]/configurationManager/export/crx-quickstart/ ディレクトリの内容を、Correspondence Management Solution Configuration 画面で指定したリモートホストの場所へコピーします。

注意: クラスターデプロイメントの場合は、[LiveCycle root]/configurationManager/export/crx-quickstart/ ディレクトリの内容を、すべてのクラスターノードホスト上の指定した場所にコピーする必要があります。

4.2.4 Correspondence Management Solution のデプロイ

この画面で Admin ユーザー ID とパスワードを指定し、「Configure」をクリックして、修正したWeb アプリケーションをパッケージ化して LiveCycle EAR にコピーします。

設定が完了したら、「Next」をクリックします。

4.3 ソリューションテンプレートへのアクセス

Correspondence Management Solution のデプロイメントを検証するには、http://[host]:[port]/lc/cm/manageassets.html にアクセスし、ユーザー名に「admin」、パスワードに「admin」と指定してログインします。ソリューションテンプレートは、Correspondence Management Solution の参照実装です。

注意: 自動インストール以外のデプロイメントでは、ソリューションテンプレートへのアクセス時にエラーが発生した場合、LiveCycle を Correspondence Management Solution に統合する必要があります。方法については、5.3 LiveCycle とCorrespondence Management Solution との統合を参照してください。

4.4 次の手順

これで、Correspondence Management Solution および LiveCycle ES3 のインストール、設定およびデプロイが完了しました。Correspondence Management Solution の機能をフルに活用するには、さらに詳細な設定が必要です。詳しくは、5 デプロイメント完了後の作業を参照してください。