validate イベント

説明

このイベントは、フォームデザインとデータが結合されてフォームが作成される場合、およびフィールドのフォーカスが失われる場合に開始されます。例えば、フォームの入力者がクリックするか Tab キーを使用してフィールドを終了する場合などです。このイベントは、フィールドの値が変更されるたびに開始されます。validate イベントに配置される演算とスクリプトでは、オブジェクトパレットの「値」タブから行う検証よりも詳細な検証を実行できます。

成功または失敗した検証に対応する true または false(スクリプト言語に適した形式で表されます)を返すには、validate イベントの演算とスクリプトが必要です。フォームの値のフォーム構造全体にこの演算とスクリプトが影響を与えることはできません。また、演算とスクリプトでは、フォームの入力者にフィードバックを提供できません。これは、フォームの入力者が Acrobat などのクライアントアプリケーションでフォームを使用していない可能性があるためです。

注意: 検証はフォームのコンテンツに対して実行されるので、フィールドのパターンによるプレゼンテーションの書式を検証することはできません。

タイプ

プロセスイベント

サポート

クライアントアプリケーション

使用の可否

Acrobat および Adobe Reader

HTML ブラウザー

バージョン

XFA 2.1

このイベントを使用すると、特にオブジェクトデータが特定のルールに準拠する必要のある状況において、オブジェクトの値を検証できます。例えば、発注書フォームのコストの合計のフィールドに負の値が含まれていないことを検証するスクリプトを validate イベントで作成できます。

validate イベントの詳しい使用例については、実行時の必須フィールドの設定を参照してください。