チェックボックスの使用

ユーザーに対して、個別にオンまたはオフに設定できる選択肢を提供する場合は、フォームにチェックボックスを追加します。ユーザーはチェックボックスのステータスを切り替えることができます。チェックボックスが選択されている場合、ステータスはオンです。チェックボックスが選択されていない場合のステータスはオフです。チェックボックスは任意の組み合わせでオンまたはオフに設定することができ、選択のプロパティを設定するために使用できます。

フォームデザインにチェックボックスを追加した後に、オブジェクトパレットの「フィールド」、「値」および「連結」タブで、キャプションテキストを編集したり、オブジェクトのプロパティを操作したりできます。次のプロパティを定義できます。

チェックボックスはスクリプティングと演算をサポートしています。ユーザーにデータ入力を求める場合は、入力が推奨されるのか、それとも必須なのかを定義し、必要に応じてユーザーの注意を促すためのメッセージを設定することができます。ユーザーの入力はすべてスクリプティングを使用して検証できます。

チェックボックスオブジェクトをソースデータファイル内のデータ要素に連結して、フォームのレンダリング時にソースファイルからオンおよびオフ値を引き出すことができます。

チェックボックスのサイズを指定するには

  1. チェックボックスのサイズを設定するには、オブジェクトパレットの「フィールド」タブをクリックします。

  2. 「サイズ」ボックスに、別の値(ポイント)を入力して Enter キーを押します。

    入力したサイズによっては、チェックボックスのサイズ調整が必要になることがあります。

チェックのスタイルを指定するには

  1. オブジェクトパレットで、「フィールド」タブをクリックします。

  2. チェックスタイルリストからオプションを 1 つ選択します。

    • チェックのスタイルをデフォルトの「X」マークに設定する場合は、「デフォルト」を選択します。

    • チェックのスタイルをチェックマークに設定する場合は、「チェック」を選択します。

    • チェックのスタイルを丸印に設定する場合は、「円」を選択します。

    • チェックのスタイルを十字マークに設定する場合は、「クロス」を選択します。

    • チェックのスタイルをダイヤ印に設定する場合は、「ひし形」を選択します。

    • チェックのスタイルを四角形に設定する場合は、「四角形」を選択します。

    • チェックのスタイルを星印に設定する場合は、「星形」を選択します。

チェックボックスのステータスを指定するには

  1. オブジェクトパレットで、「フィールド」タブをクリックします。

  2. ステータスの下のオプションを 1 つ選択します。

    • チェックボックスにオン(選択)とオフ(選択解除)の 2 つのステータスを持たせる場合は、「オン / オフ」を選択します。

    • チェックボックスにオン(選択)、オフ(選択解除)、中間(選択も選択解除もされていない)の 3 つのステータスを持たせる場合は、「オン / オフ / 中間」を選択します。

    それぞれのステータスに対する値は、オブジェクトパレットの「連結」タブで定義する必要があります。

チェックボックスの動作を定義するには

  1. オブジェクトパレットの「値」タブをクリックし、次のいずれかのオプションを選択します。

    • データを入力するかどうかをユーザーが選択できるようにする場合は、「ユーザー定義 - オプション」を選択します。

    • 読み取り専用フィールドにして、スクリプトにより計算され、表示されるデータ値を表示する場合は、「計算済み - 読み取り専用」を選択します。計算結果の値をユーザーが変更することはできません。

    • 編集可能なフィールドにして、スクリプトにより計算され、表示されるデータ値を表示する場合は、「計算済み - 上書き可能」を選択します。入力を処理するための計算スクリプトが記述されている場合、ユーザーは計算結果の値を編集できます。ユーザーが計算結果の値を編集すると、「上書きメッセージ」ボックスで指定したカスタムメッセージが表示されます。

    • 読み取り専用フィールドにして、実行時にマージまたは計算されたうえで表示されるデータ値を表示する場合は、「読み取り専用」を選択します。ユーザーは値を編集できません。

  2. 値を計算する場合は、スクリプトエディターでオブジェクトに計算スクリプトを追加します。

  3. (オプション)上書き可能な計算値について、「上書きメッセージ」ボックスにメッセージを入力します。

    検証パターンのメッセージまたは検証スクリプトのメッセージには、データソースの値をダイナミックに埋め込むことができます。これにより、ユーザーが確実に有効な値をフィールドに入力するようにできます。

チェックボックスのデフォルトのステータスを指定するには

  1. オブジェクトパレットで、「値」タブをクリックします。

  2. デフォルトリストからステータスを選択します。

    • デフォルトのステータスをオンにする場合は、「オン」を選択します。チェックボックスは最初から選択されています。

    • デフォルトのステータスをオフにする場合は、「オフ」を選択します。チェックボックスは最初は選択解除されています。

    • デフォルトのステータスを中間にする場合は、「中間」を選択します。チェックボックスは最初は灰色で塗りつぶされています。

    注意: デフォルトリストは、「種類」オプションが「ユーザー定義」または「読み取り専用」に設定されている場合のみ使用可能です。デフォルトリストで「中間」オプションが使用できるのは、「フィールド」タブの「ステータス」オプションが「オン / オフ / 中間」に設定されている場合だけです。

チェックボックスのステータスに割り当てる値を変更するには

デフォルトのチェックボックスでは、フォームデータ内の値が数値で表されます。デフォルトでは、オンが「1」、オフが「0」、中間が「2」で表されます。このデフォルト値を、データソース内の既存のデータに一致する値や、データファイル内でのチェックボックスの意味を表す言葉に変更することができます。

  1. オブジェクトパレットで、「連結」タブをクリックします。

  2. 「オンの値」ボックスに、データソース内でのチェックボックスのオンステータスの値を指定します。

  3. 「オフの値」ボックスに、データソース内でのチェックボックスのオフステータスの値を指定します。

  4. 「フィールド」タブで「オン / オフ / 中間」を選択している場合は、「中間の値」ボックスに、データソース内のチェックボックスの中間ステータスの値を指定します。

チェックボックスのカスタムデータ連結プロパティを定義するには

連結プロパティを使用すると、企業インフラストラクチャ用のデータを取得するフォームを作成したり、実行時に外部データソースのデータをフォームに埋め込んだりすることができます。データ連結プロパティは、オブジェクトパレットの「連結」タブで設定します。

  1. チェックボックスを選択します。

  2. フォームを開いたときに、データソースに接続できるようにします。

  3. 対応するデータノードにチェックボックスを連結します。

オブジェクトとデータソースを連結する方法について詳しくは、データソースへのフィールドの連結を参照してください。