For 式

for 式は、条件付きのインタラクティブなステートメントまたはループです。

for 式は、無条件の反復が必要なループの場合に特に適しています。逆に、条件の反復が必要な状況では多くの場合、while 式を使用するのが最適です。

for 式の値は、評価された最後の評価リストの値、または false（0）です。

for 条件は、ループ操作を制御する FormCalc 変数を初期化します。

upto 変数では step 式を増加させながら、start 式から end 式までをループ変数の値だけ繰り返します。step 式を省略すると、step は 1 をデフォルトにして増加します。

downto 変数では step 式を減少させながら、start 式から end 式までをループ変数の値だけ繰り返します。step 式を省略すると、step は -1 をデフォルトにして減少します。

ループの反復は、end 式の値によって制御されます。各反復の前に end 式が評価され、ループ変数と比較されます。結果が true（1）の場合、式のリストは評価されます。各評価が終わると step 式が評価され、ループ変数に追加されます。

各反復の前に end 式が評価され、ループ変数と比較されます。さらに、do 条件の各評価が終わると step 式が評価され、ループ変数に追加されます。

start 式が end 式を超えると for のループは終了します。start 式が end 式を超えることも可能です。upto を使用してプラス方向に、downto を使用してマイナス方向に大きくすることができます。

式

構文

戻り値

For

 
for variable = start expression 
    (upto | downto ) end expression 
        (step step expression ) do 
    expression list 
endfor

start、end および step 式は、すべて単純式であることが必要です。

do 条件に関連付けられた式のリストの結果です。

次の例では、list1 にリストされた XML 要素のすべてに addItem メソッドを使用して、XML ファイルからコンボボックスへ要素の値が追加されます。

    var List = ref(xfa.record.lists.list1) 
    for i=0 upto List.nodes.length - 1 step 2 do 
    $.addItem (List.nodes.item(i).value,"") 
    endfor