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          TCP を使用して LiveCycle クラスターのキャッシュを実装する場合、LiveCycle クラスターの他のメンバーを検索するために TCP ロケーターを設定します。 
注意:  この節は、UDP を使用して LiveCycle クラスターのキャッシュを実装する場合は適用されません(UDP を使用した LiveCycle クラスターのキャッシュを設定するには、 6.1.2 サーバーの開始引数の設定を参照)。  
TCP を使用して LiveCycle クラスターのキャッシュを有効にするには、次の作業を行う必要があります。 
TCP ロケーターがインストールおよび設定されていることを確認します。TCP ロケーターは、LiveCycle のインストール時に、デフォルトの設定で、ディレクトリ [LiveCycle root]/lib/caching にインストールされます。デフォルトの設定は変更することができます(「TCP ロケーターの変更」を参照)。 
 
ロケーターを使用するように LiveCycle クラスター内の各ノードを設定します(「6.1.2 サーバーの開始引数の設定」を参照)。 
 
TCP ロケーターが実行されていることを確認します。 
 
 
 
4.4.1 TCP ロケーターの変更LiveCycle インストーラーによって、変更せずに使用できる TCP ロケーターのデフォルト設定が作成されます。ロケーターをネットワーク上の任意のコンピューターに移動し、そのコンピューターで実行できます。ロケーターが存在するコンピューターは、LiveCycle クラスターのメンバーである必要はありません。クラスターで高可用性をサポートするために、フェイルオーバーロケーターを追加作成することもできます(「TCP ロケーターをインストールするには:」を参照)。 
TCP ロケーターを変更して、デフォルトのポート(22345)以外のポートを使用することもできます(「デフォルトのロケーターポートの変更(Windows)」または「デフォルトのロケーターポートの変更(UNIX)」を参照)。 
 
4.4.2 TCP ロケーターのインストールLiveCycle がインストールされているコンピューターにログオンし、[LiveCycle root]/lib/caching ディレクトリに移動します。  
 
caching ディレクトリとその内容を、ロケーターを実行するコンピューターにコピーします。 
デフォルトの場所から TCP ロケータを開始できます。次の場合のみ、caching ディレクトリを別の場所にコピーする必要があります。 
 
 
 
4.4.3 デフォルトのロケーターポートの変更(Windows)startlocator.bat ファイルをテキストエディターで開きます。デフォルトインストールの startlocator ファイルは、LiveCycle をインストールしたコンピューターの [LiveCycle root]/lib/caching ディレクトリにあります。 
 
次のプロパティで、デフォルトのポート番号(22345)を任意のポート番号に変更します。 
    set port=22345 
    -Dlocators=localhost[22345]
ポート番号は、1025~65535 の使用可能なポートにすることができます。設定を完了する手順については、 JBoss 実行ファイルの変更を参照してください。 重要:  ここで設定するポート番号が、LiveCycle クラスターの各ノードの JVM 引数で設定されるポート番号と一致することを確認します。  
 
 
(複数のネットワークカードがあるコンピューターのみ)ロケーターをホストするコンピューターに複数のネットワークカードがある場合は、スクリプト内の次のプロパティを設定します。 
set bindaddr=<bind IP address> 
<bind IP address> は、ロケーターがリスンする IP アドレスです。LiveCycle クラスター内の各ノードで JVM 引数 adobe.cache.cluster-locators の <bind IP address> を指定する必要があります。  
注意:  startlocator スクリプトにバインドアドレスとバインドポートを指定しない場合、スクリプトの実行時にこれらの値を入力するよう求められます。ただし、IPv6 の場合は、startlocator スクリプト自体にバインドアドレスとバインドポートを指定する必要があります。 
 
編集したファイルを保存します。 
 
LiveCycle クラスターのその他のロケーターについて、手順 1~4 を繰り返します。 
 
 
 
4.4.4 デフォルトのロケーターポートの変更(UNIX)startlocator.sh ファイルをテキストエディターで開きます。デフォルトインストールの startlocator ファイルは、LiveCycle をインストールしたコンピューターの [LiveCycle root]/lib/caching ディレクトリに配置されます。 
 
次のプロパティで、デフォルトのポート番号(22345)を任意のポート番号に変更します。 
    GF_PORT=22345  
ポート番号は、1025~65535 の使用可能なポートにすることができます。 
重要:  ここで設定するポート番号が、LiveCycle クラスターの各ノードの JVM 引数で設定されるポート番号と一致することを確認します。  
 
(複数のネットワークカードがあるコンピューターのみ)ロケーターをホストするコンピューターに複数のネットワークカードがある場合は、次の引数を変更します。 
        GF_BIND_ADDRESS="<bind IP address>" 
<bind IP address> は、ロケーターがリスンする IP アドレスです。LiveCycle クラスター内の各ノードで JVM 引数 adobe.cache.cluster-locators の <bind IP address> を指定する必要があります。  
注意:  IPv6 の場合は、startlocator スクリプト自体にバインドアドレスとバインドポートを指定することをお勧めします。 
 
編集したファイルを保存します。 
 
LiveCycle クラスターのその他のロケーターについて、手順を繰り返します。 
 
 
 
4.4.5 TCP ロケーターの起動クラスターを起動する前に TCP ロケーターを起動する必要があります。LiveCycle クラスターのメンバーを起動するときに TCP ロケーターが実行されていない場合、キャッシュは機能しません。 
TCP ロケーターがインストールされているコンピューターで、caching ディレクトリに移動します。デフォルトインストールでは、TCP ロケーターは、LiveCycle をインストールしたコンピューターの [LiveCycle root]/lib/caching ディレクトリにインストールされています。 
 
(IPv6 のみ) startlocator.bat (Windows)または  startlocator.sh(UNIX)を変更して、次の JVM 引数を追加します。         -Djava.net.preferIPv6Stack=true 
        -Djava.net.preferIPv6Addresses=true
 
 
適切なファイルを実行します。 
 
LiveCycle クラスターのその他のロケーターについて、以上の手順を繰り返します。 
 
 
注意:  (Windows のみ)startlocator スクリプトの実行時に、デフォルト値を変更するように求められます。スクリプトに指定されたデフォルト値をそのまま使用することも、新しい値を指定することもできます。  
 
4.4.6 TCP ロケーターの停止TCP ロケーターがインストールされているコンピューターで、caching ディレクトリに移動します。デフォルトインストールでは、TCP ロケーターは、LiveCycle をインストールしたコンピューターの [LiveCycle root]/lib/caching ディレクトリにインストールされています。 
 
適切なファイルを実行します。 
(Windows)stoplocator.bat 
 
(UNIX)stoplocator.sh 
 
 
 
LiveCycle クラスターのその他のロケーターについて、手順 1~2 を繰り返します。 
 
 
注意:  startlocator スクリプトおよび説明した特定の IP アドレスやポートの値にデフォルト値を使用していない場合は、stoplocator スクリプトの値と同じ値を指定します。このように指定しないと、stoplocator スクリプトはロケーターの停止に失敗します。 
 
          
           
          
          
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