JBoss から LiveCycle データを格納している SQL Server データベースへの接続を有効にするには、次のタスクを実行する必要があります。
12.6.3.1 SQL Server データベース接続の設定SQL Server データソースを設定する前に、LiveCycle データベースを SQL Server に作成しておく必要があります(SQL Server データベースの作成を参照)。
12.6.3.2 JBoss 用 SQL データベースドライバーのインストールMicrosoft の Web サイトから SQL Server JDBC 3.0 データベースドライバーを取得します。
注意: Microsoft SQL Server 2005 SP2 および Microsoft SQL Server 2008 のどちらのサーバーにも SQL Server JDBC ドライバー 3.0 を使用します。
(Windows)*.exe ファイルをダウンロードして実行し、これらのファイルを一時ディレクトリに抽出します(この節の以降の部分では、[SQL_root] ディレクトリと呼びます)。
(Linux)*.tar.gz ファイルを一時ディレクトリに抽出します(この節の以降の部分では、[SQL_root] ディレクトリと呼びます)。
[SQL_root]/sqljdbc_3.0/enu ディレクトリから [appserver root]/server/ <profile_name>/lib ディレクトリに sqljdbc.jar ファイルをコピーします。
[appserver root]/server/<profile_name>/lib ディレクトリにある mysql-connector-java-3.1.12-bin.jar ファイルを削除します。
12.6.3.3 adobe-ds.xml ファイルの編集[DVD_root]/third_party/additional/datasources/lc_sqlserver/deploy ディレクトリの adobe-ds.xml ファイルを、[appserver root]/server/<profile_name>/deploy ディレクトリにコピーします。
adobe-ds.xml ファイルをテキストエディターで開き、<local-tx-datasource> エレメントを SQL Server の接続設定の内容に変更します。
<connection-url>jdbc:sqlserver://localhost:1433;DatabaseName=adobe</connection-url>
<driver-class>com.microsoft.sqlserver.jdbc.SQLServerDriver</driver-class>
<user-name>adobe</user-name>
<password>adobe</password>
次の値をデータベースに固有の値に置き換えます。
localhost:データベースをホストするコンピューターの名前、IP アドレスまたは完全修飾パス。デフォルトは localhost です。
1433:データベースへのアクセスに使用するポート。
adobe:LiveCycle データを格納しているデータベースの名前。デフォルト値の adobe を、独自のデータベース名に更新する必要があります。
<driver-class> エレメントを次のように変更します。
<driver-class>com.microsoft.sqlserver.jdbc.SQLServerDriver</driver-class>
<driver-class> 設定に続く行で、user-name および password 設定を探し、デフォルト値をアプリケーションサーバーがデータベースへのアクセスに使用するユーザー名とパスワードに置き換えます。データソース接続の最小値と最大値を次のように変更します。
IDP_DS:
<min-pool-size>1</min-pool-size>
<max-pool-size>30</max-pool-size>
EDC_DS:
<min-pool-size>1</min-pool-size>
<max-pool-size>20</max-pool-size>
注意: LiveCycle サーバーで処理する負荷が大きい場合は、JDBC 接続の最大数を増やして、すべてのジョブが確実に処理されるようにします。そのような場合は、IDP_DS と EDC_DS の両方で <max-pool-size> を 50 以上に増やします。
ファイルを保存して閉じます。
12.6.3.4 mssql-ds.xml ファイルの編集[appserver root]/server/<profile_name>/deploy ディレクトリに移動し、hsqldb-ds.xml ファイルを削除します。
[appserver root]/docs/examples/jca ディレクトリに移動し、[appserver root]/server/<profile_name>/deploy ディレクトリに mysql-ds.xml ファイルをコピーします。
mssql-ds.xml ファイルをテキストエディターで開き、<local-tx-datasource> エレメントを SQL Server の接続設定の内容に変更します(これらのエレメントは連続した行とは限りません)。
<jndi-name>MSSQLDS</jndi-name>
<datasource-mapping>MS SQLSERVER2000</datasource-mapping>
<connection-url>jdbc:sqlserver://localhost:1433; DatabaseName=MyDatabase</connection-url>
<driver-class>com.microsoft.sqlserver.jdbc.SQLServerDriver </driver-class>
<user-name>x</user-name>
<password>y</password>
<jndi-name> エレメントを DefaultDS に変更
<datasource-mapping> エレメントを MS SQLSERVER2000 に変更
データベース名 MyDatabase を独自のデータベース名に変更
<user-name>xエレメントを独自のユーザー名に変更
<password>y エレメントを独自のパスワードに変更
注意: MS SQL Server 2005 を使用していても、<datasource-mapping> エレメントでは常に MS SQLSERVER2000 を指定する必要があります。
ファイルを保存して閉じます。
12.6.3.5 login-config.xml ファイルの編集[appserver root]/server/<profile_name>/conf/login-config.xml ファイルをテキストエディターで開き、<policy> エレメント内に次の行を追加します。
<application-policy name = "MSSQLDbRealm">
<authentication>
<login-module code =
"org.jboss.resource.security.ConfiguredIdentityLoginModule" flag = "required">
<module-option name = "principal">adobe</module-option>
<module-option name = "userName">adobe</module-option>
<module-option name ="password">adobe</module-option>
<module-option name =
"managedConnectionFactoryName">jboss.jca:service=LocalTxCM,name= DefaultDS </module-option>
</login-module>
</authentication>
</application-policy>
太字の値をデータベースに固有の次の値に置き換えます。
ファイルを保存して閉じます。
JBoss を起動します。
12.6.3.6 Windows での統合セキュリティの設定次の例に示すように、[appserver root]\server\<profile_name>\deploy にある adobe-ds.xml および mssql-ds.xml ファイルを変更し、integratedSecurity=true を接続 URL に追加します。
<connection-url>jdbc:sqlserver://<serverhost>:<port>; databaseName=<dbname>;integratedSecurity=<true></connection-url>
JBoss を実行しているコンピューターの Windows システムパス(C:¥Windows)に sqljdbc_auth.dll ファイルを追加します。sqljdbc_auth.dll ファイルは、Microsoft SQL JDBC 3.0 ドライバーのインストールフォルダー内にあります。デフォルトの場所は、[SQL_root]/sqljdbc_3.0/enu/auth/x86(32 ビットオペレーティングシステムの場合)および [SQL_root]/sqljdbc 3.0/enu/auth/x64(64 ビットオペレーティングシステムの場合)です。
JBoss for Adobe LiveCycle ES3 サービスまたは設定した JBoss サービスのプロパティを開き、「ログオン」タブをクリックします。
「アカウント」を選択し、有効なユーザーアカウントの値を入力します。コマンドラインから JBoss を実行する場合は、この変更は必要ありません。
SQL Server のセキュリティを混合モードから Windows 認証のみに変更します。
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