ここでは、LiveCycle データの回復に必要な手順について説明します。バックアップと回復に関する考慮事項も参照してください。
重要: データベース、GDS およびコンテンツ保存場所のルートディレクトリは、元のものと同じ DNS 名を持つコンピューターに復元する必要があります。
LiveCycle は、以下の障害から安全な方法で回復します。
ディスク障害:データベースの内容を回復するには、最新のバックアップメディアが必要です。
データの破損:ファイルシステムは過去のトランザクションを記録せず、システムは誤って必要なプロセスデータを上書きする場合があります。
ユーザーエラー:回復は、対象のデータベースで使用可能にされたデータに制限されます。データが保存されていて、使用可能な場合、回復は簡単に実行できます。
停電、システムクラッシュ:ファイルシステム API には多くの場合、システムの予期しない障害に対する堅牢な設計方法や使用方法がありません。停電またはシステムクラッシュが発生した場合、ファイルシステムに格納されているドキュメントコンテンツよりも、データベースに格納されているドキュメントコンテンツの方が最新の状態である可能性が高くなります。
ローリングバックアップモードを使用すると、回復後にバックアップモードになります。スナップショットバックアップモードを使用すると、回復後にバックアップモードになりません。
バックアップから新しいシステムに復元すると、次の設定が異なる場合があります。この相違点は、LiveCycle アプリケーションの正常な回復には影響しません。
IP アドレス
物理的なシステム設定(CPU、ディスク、メモリ)
GDS の場所
重要: コンテンツ保存場所のルートディレクトリのバックアップは、Content Services の設定時に指定したディレクトリの場所に復元する必要があります。
複数ノードで構成されるクラスターのいずれかのノードで障害が発生し、クラスターのその他のノードが適切に稼働している場合は、クラスターのシングルノード回復手順を実行します。