Guides Utilities サービスの設定

ガイドを作成すると、一部のリソース(ガイドの定義など)がガイドに埋め込まれます。リソースは、ローカルまたは LiveCycle サーバーに保存されているアプリケーションアセットへの参照として存在する場合もあります。ガイドにデータは含まれません。また、送信場所および入力の値は、すべての外部環境に適していません。

ほとんどの場合、デフォルトのガイドレンダリングサービスは、Workspace や他の外部環境に使用するガイドを準備するために適しています(Workbench のサービスビューでは、デフォルトのサービスは Guides (system)/Processes/Render Guide - 1.0 です)。Guide Utilities サービス(GuidesUtility)を使用すると、必要に応じてガイドをレンダリングするカスタマイズプロセスを作成できます。

Guide Utilities 操作を使用すると、以下のガイドレンダリングタスクをプロセスに追加できます。

  • データをガイドの設定に使用できるかどうかを決定する

  • ガイドデータを埋め込むか、リンクに変換する

  • 参照されたコンテンツを、外部からアクセスできる URL に変換する

  • HTML ドキュメントまたは他のラッパーの値を、外部からアクセスできる URL に置換または変換する

  • 送信場所を設定する

  • 入力値を指定する

  • 参照されるコンテンツを表すパラメーターを作成する

  • 別の設定を使用できる場合、別の設定を指定する

Guide Utilities サービスのデフォルト値はほとんどの使用例をサポートしています。ただし、必要に応じて以下の値を変更できます。

publicPaths:
このオプションは非推奨です。LiveCycle ES3 では、このオプションを使用しないでください。

pathInfoExpiryInSeconds:
クライアントからのパス情報の要求が期限切れになった後の間隔です。デフォルトは 1 です。

collateralExpiryInSeconds:
クライアントからのコラテラルの要求が期限切れになった後の間隔です。デフォルトは 315576000 です。

mismatchExpiryInSeconds:
eTag(エンティティタグ)が一致しない場合に、クライアントからのコラテラルの要求が期限切れになった後の間隔です(eTag は HTTP 応答ヘッダーです)。デフォルトは 1 です。

guideContext:
ガイド Web アプリケーションのコンテキストルートです。ガイド Web アプリケーションを使用して値セットとマッチングします。デフォルトは /guides/ です。

secureRandomAlgorithm:
キーと識別子を生成するときに使用するアルゴリズムです。この値は、SecureRandom Java クラスの getInstance メソッドに渡されます。デフォルトは SHA1PRNG です。

idBytes:
キー識別子に使用するランダムバイト数です。デフォルトは 6 です。

macAlgorithm:
コラテラル URL の検証に使用する MAC(message authentication code)アルゴリズムです。このメソッドは、Mac クラスの getInstance メソッドに渡されます。デフォルトは HmacSHA1 です。

macRefreshIntervalInMinutes:
キーがアクティブである時間の合計です。キーがアクティブになってこの時間が経過すると、新しいキーが生成されます。新しいキーがアクティブキーになります。以前のアクティブキーは、10% の更新間隔で保持されます。この動作によって、古いキーを使用して生成された URL は、キーが切り替わっても引き続き機能します。デフォルトは 144000 です。

macOverlapIntervalInMinutes:
新しいキーが生成された後、以前のキーが有効である期間の長さです。デフォルトは 1440 分(1 日)です。

macKeySeed:
保護された URL の生成時のシード値です。これがオプションの場合は、キーは更新されません。異なるサーバーに同じシードを設定すると、これらのサーバーは互換性のある保護された URL を生成します。この値は、ロードバランサーの背後で複数の LiveCycle サーバーを使用している場合に便利です。文字と数字をランダムに組み合わせた文字列をシードとして入力してください。