JMS サービスの設定

JMS サービス(JMS)を使用すると、ポイントツーポイントメッセージングとパブリッシュ/サブスクライブメッセージングの両方を実装する Java Messaging System(JMS)プロバイダーをインタラクティブに操作できます。

サービスを JMS プロバイダーおよび関連付けられている JNDI サービスと接続し、これらをインタラクティブに操作できるように、JMS サービスをデフォルトのプロパティを使用して設定します。サービスプロパティの値は、JBoss Application Server に基づいてデフォルト値に設定されています。別のアプリケーションサーバーを使用して LiveCycle をホストしている場合は、これらの値を変更してください。

JMS サービスについて詳しくは、『サービスリファレンス』を参照してください。

JMS サービスでは、以下の設定を使用できます。

Provider URL:
JNDI サービスプロバイダーの URL です。デフォルト値は、JBoss Application Server に基づいています。以下の URL は、LiveCycle によってサポートされるアプリケーションサーバーのデフォルト値です。
JBoss:
<server name>:1099

WebLogic:
<server name>:7001

WebSphere:
<server name>:2809

JNDI Username:
キューおよびトピック名の検索に使用する JNDI サービスプロバイダー認証用のアカウントのユーザー名です。デフォルト値は「guest」です。

JNDI Password:
「JNDI Username」に指定されたユーザー名に関連付けられたパスワードです。デフォルト値は「guest」です。

Initial Context Factory:
初期コンテキストファクトリとして使用する Java クラスです。JMS サービスではこのクラスが使用され、初期コンテキストが作成されます。初期コンテキストはトピックおよびキューの名前の解決の開始点になります。デフォルト値は、JBoss の JMS サービスの初期コンテキストファクトリです。以下のクラスは、LiveCycle によってサポートされるアプリケーションサーバーの初期コンテキストファクトリです。
JBoss:
org.jnp.interfaces.NamingContextFactory

WebLogic:
weblogic.jndi.WLInitialContextFactory

WebSphere:
com.ibm.websphere.naming.WsnInitialContextFactory

Connection Username:
「Connection Username」に指定されたユーザー名に関連付けられたパスワードです。デフォルト値は「guest」です。

Connection Password:
「Connection Username」に指定されたユーザー名に関連付けられたパスワードです。デフォルト値は「guest」です。

Other Properties:
JNDI サービスプロバイダーに渡すことのできるプロパティ名と値のペアです。これらのプロパティは、使用しているプロバイダーの実装と設定によって異なります。

プロパティ名と値のペアはセミコロン(;)によって区切られています。例えば、以下のテキストでは、name1 と name2 という 2 つのプロパティ名にそれぞれ value1 と value2 の値が割り当てられています。

name1=value1;name2=value2