LDAP サービスの設定

LDAP サービス(LDAPService)では、LDAP ディレクトリに対してクエリーを実行するための操作を提供します。LDAP ディレクトリは、通常、組織内のユーザー、グループおよびサービスについての情報を保存するために使用されます。

LDAP サービスについて詳しくは、『サービスリファレンス』を参照してください。

LDAP サービスでは、以下の設定を使用できます。

Initial Context Factory:
コンテキストファクトリとして使用する Java クラスです。このクラスは、LDAP サーバーへの接続の作成に使用されます。デフォルト値は、ほとんどの LDAP サーバーに適切な「com.sun.jndi.ldap.LdapCtxFactory」です。

Provider URL:
LDAP サービスへの接続に使用する URL です。値の形式は ldap://server name:port です。

server name は、LDAP サーバーをホストするコンピューターの名前です。

port は、LDAP サービスによって使用される通信ポートです。デフォルト値は、LDAP 接続に使用される標準ポートの 389 です。

User Name:
LDAP サーバーへのログインに使用するユーザーアカウントのユーザー名です。ユーザーアカウントには、サーバーに接続して LDAP ディレクトリの情報を読み取るための権限が必要です。

LDAP サーバーに応じて、ユーザー名は、myname などの単純なユーザー名にするか、cn=myname,cn=users,dc=myorg などの DN にすることができます。

Password:
「Username」設定で指定したユーザー名に対応するパスワードです。

Other Properties:
LDAP サーバーに指定できるその他のプロパティと対応する値を表す文字列値です。値は次の形式で入力します。

property=value;property=value;...