属性の設定

Adobe FrameMaker でトピックのフィルターを作成した後に属性やコンディショナルタグを設定する方法について説明します。

トピック内で作成したフィルターを使用して、適用した属性に基づいてコンテンツを表示または非表示にすることができます。 トピック内のコンテンツにフィルターを適用するには、コンテンツ内のエレメントに属性値を適用します。その後、コンテンツに適用された属性に基づきフィルターを作成できます。フィルターに基づきコンテンツを表示または非表示にするには、そのコンテンツに特定のフィルターを適用する必要があります。

Important: 属性でタグ付けされていないエレメントは非コンディショナルです。 これは、そのトピックに適用されているフィルターに関わらず、エレメント内のタグ付けされていないコンテンツが表示されることを意味します。 この機能の利点は、トピック内のエレメントに個別にタグ付けする必要がないことです。 属性でタグ付けされていないエレメントはフィルターの影響を受けません。

例えば、 @audience 属性をさまざまなエレメント(値 adminauthor、および enduser)に適用しました。その後、次のように複数のフィルターを作成します。

(audience=”admin” or audience=”author")

管理者と作成者を対象とするフィルターをコンテンツに適用します。

(audience #ANY)

管理者、作成者、エンドユーザーを対象とするフィルターをコンテンツに適用します。

つまり、必要な出力に応じて異なるフィルターを適用するということです。

同時に適用できるフィルターは 1 つのみです。 そのため、任意の数のフィルターを作成した後で、必要な出力に応じて適切なフィルターを選択します。

フィルターを適用するには、次の操作を行います。

  1. 表示 > 属性によるフィルターの適用 を選択して、 属性式を管理 ダイアログを開きます。

  2. コンテンツをフィルターするには、「式どおりに表示」を選び、必要な式を選択します。

    例えば、次の式は @audience 属性( admin または author に設定)にタグ付けされたコンテンツをフィルターします。

    (audience="admin" or audience="author")

    これは、その他の値に設定された @audience 属性にタグ付けされたエレメントは除外されることを示します。ただし、エレメントが @audience 属性でタグ付けされていない場合は除外されません。

    フィルターされたテキストグループで、コンテンツのフィルター方法を選択します。

    非表示

    コンテンツをフィルターの式どおりに非表示にします。

    カラーでプレビュー

    フィルター式に従って、テキストのフォントカラーを、選択したカラーで表示します。 このオプションはレビューに使用します。

    Note: このオプションはテキストベースのコンテンツに使用します。 例えば、このオプションを表エレメントに適用すると、表内のテキストのフォントカラーは適用されません。
    コンディショナルタグを適用

    フィルターを適用したコンテンツにコンディショナルタグを適用します。

    ドロップダウンリストから、コンディショナルタグを選択します。 選択したコンディショナルタグがフィルターされたコンテンツに適用されます。

    例えば、トピック内のコンディショナルエレメントの audience 属性に adminauthor、および enduser。 さらに、次の属性フィルターをトピック「フィルター」に適用するとします。

    (audience="admin" or audience="author")

    フィルターは enduser でタグ付けされたエレメントを除外します。「コンディショナルタグを適用」オプションを選択すると、選択したコンディショナルタグが、除外されたエレメントに適用されます。 コンディショナルタグを適用し、コンディショナルテキストを使用しているコンテンツを表示または非表示にする方法について詳しくは、「 コンディショナルテキスト」を参照してください。

  3. 適用」をクリックします。