固有 ID 属性値をエレメントに自動的に割り当て、構成ファイルメーカーを使用するように Adobe FrameMaker をセットアップする方法について説明します。
FrameMaker では、固有 ID の自動割り当て先である構造化アプリケーション内のエレメントを定義できます。
例えば、構造化アプリケーションに <id>
属性を持つ @section
エレメントがあるとします。 構造化文書に <section>
エレメントを追加するたびに、FrameMaker が固有 ID を自動生成するというルールを作成できます。その後、FrameMaker が @section
エレメントの <id>
属性に固有 ID を自動的に割り当てます。
構造化アプリケーションの自動生成ルールを定義するには、次の手順に従います。
を選択します。
設定ファイルの設定 ダイアログで、ID 生成ルールを定義します。
「保存」または「別名で保存」をクリックして、設定ファイル(.xml)に ID 生成ルールを保存します。
既存の設定ファイルで定義されたルール一式を読み込むには、「設定ファイルを読み込む」をクリックします。
これで、設定ファイルを構造化アプリケーションに追加できます。
以下の設定は、 設定ファイルの設定 ダイアログで設定できます。
FrameMaker が自動生成された ID を割り当てる属性の名前です。
ID の割り当て先の属性を決定することを FrameMaker に許可するには <auto>
を選択します。
上記の属性を含むエレメント名をリストに入力することで、FrameMaker は指定したエレメントだけに ID を割り当てます。
属性の値を使用してエレメントを指定することもできます。
これは、指定された属性を含むすべてのエレメントに FrameMaker が ID を割り当てていることを確認するために属性名を定義できることを意味します。例えば、FrameMaker が @audience
を選択します。ただし、上記で説明したとおり、ID は「ID を属性に割り当てる」フィールドで指定した属性に割り当てられます。
また、上記の属性のルールに属性値を追加することもできます。例えば、FrameMaker が @audience
属性と admin 値を持つすべてのエレメントに ID を確実に割り当てるようにすることができます。
さらに、複数の値を指定すると FrameMaker はそのいずれかの値に基づいて ID を割り当てます。例えば、 @audience
の場合、値を admin または end-user に指定できます。この場合、エレメントに @audience
属性が含まれ、属性値が admin または end-user のいずれかの場合に、ID が割り当てられます。