Microsoft HTML Help の配布

FrameMaker で Microsoft HTML Help の配布を使用してユーザーに Microsoft HTML ヘルプコンテンツを配布する方法を説明します。

出力を Microsoft HTML Help 向けに公開する場合、次の手順を実行してヘルプをエンドユーザーに配布できます。

開発者に提供するもの

プログラムの実行可能(EXE)ファイルと共にヘルプをインストールするには、次のシステムヘルプファイルを開発者に渡します。 または、スタンドアロンで使用するためにファイルを配布します。

Note: ユーザーは、Windows エクスプローラーで CHM ファイルをダブルクリックすることで、スタンドアロンの Microsoft HTML ヘルプを実行できます。
CHM

単一のヘルプファイルに収められた単一の配布されるヘルプシステム、およびマスタープロジェクトのサブプロジェクトのすべての CHM ファイル。これらの子 CHM ファイルはマスター CHM にはコンパイルされません。

HLP、CNT

プロジェクトにコンパイル済み WinHelp ファイルのトピックへのリンクが含まれる場合は、HLP および CNT ファイルを配布します。 これらは、マスター CHM ファイルにはコンパイルされません。

DOC、PDF、XLS

プロジェクトに外部ファイルへのリンクが含まれる場合は、外部ファイルを配布します。バゲッジファイルフォルダーに追加しない限り、これらのファイルはマスター CHM ファイルにコンパイルされません。

開発者に必要とされる対応

アプリケーション開発者は、プロジェクトで使用する機能およびユーザーが使用する Windows のバージョンによっては、次のサポートファイルを配布します。

Note: Adobe 使用許諾契約では、HTML ヘルプの出力と共に Microsoft HTML ヘルプファイルおよび Internet Explorer ファイルの再配布が認められています。

ActiveX コントロールの登録

プロジェクトで ActiveX コントロールを提供する場合は、以下の指示をユーザーに提供し、ヘルプシステムと共に配布されたコントロールをユーザーが登録できるようにします。

  1. 「開始」をクリックし、検索ボックスに cmd と入力します。

  2. 検索結果から、「管理者として実行」を選択します。

    Note: ユーザーアカウント制御 プロンプトが表示された場合は、 「はい」 をクリックして続行します。
  3. HHActiveX. DLL ファイルを登録するには、コマンドプロンプトで次のコマンドに HHActiveX. DLL のパスを指定して入力し、Enter キーを押します。

    regsvr32 [path] hhactivex.dll
  4. サードパーティの ActiveX コントロールを登録するには、次のコマンドを入力し、Enter キーを押します。

    regsvr32 [activex_name.dll or activex_name.ocx]
  5. コマンドプロンプトウィンドウを閉じます。