公開に向けた目次の書式設定

Adobe FrameMaker で公開する出力の目次(TOC)の書式を、トピックのインデントが正しく表示されるように設定する方法について説明します。

このトピックの内容

概要

Adobe FrameMaker のブックまたは DITA マップでは、目次(TOC)を定義できます。マルチチャンネルパブリッシングを行うことで、その目次を使用可能なすべての出力形式で表示させることができます。例えば、Responsive HTML5 のデスクトップレイアウトでは、目次はデフォルトで左側に表示されます。


目次の Responsive HTML5 デスクトップレイアウト

パブリッシュされた出力の目次を表示したとき、理想的には、異なるレベルの段落が適切なインデントで表示されます。例えば、「FrameMaker とは」という見出しは「はじめに」という章タイトルの右にインデントされて表示されます。これにより、読者は目次の特定の見出しのレベルを知ることができます。

ブックのなかの目次項目のインデント

FrameMaker は、次の段落スタイルのプロパティのいずれかの値に基づいて、目次項目をインデントします。

文書テンプレートの見出しを定義する場合、公開された目次に表示される目次の見出しごとに、インデントの 1 行目、フォントサイズ、フォントの太さの値を適切に設定する必要があります。

次の例では、テンプレートで可能な見出しの値の一覧を示しています。FrameMaker では、これらのプロパティを使用して目次項目をインデントします。

見出し 1 TOC
1 行目:0.0"
または
フォントサイズ:16 px
または
フォントの太さ:太字
見出し 2 TOC
1 行目:0.5"
または
フォントサイズ:14 px
または
フォントの太さ:標準

DITA マップの目次項目の数を指定

DITA マップを公開すると、目次にはデフォルトで最大 4 レベルの目次見出しが表示されます。

title.0|title.1|title.2|title.3|title-index.

目次に表示する目次見出しの数を指定することで、これを変更できます。見出しは 1(title.0|title-index)から 5(title.0|title.1|title.2|title.3|title.4|title-index)の間で指定できます。

出力される目次に 5 つの見出しを表示するには、次の操作を実行します。

  1. ditafm-output.ini ファイルをテキストエディターで開き BookWithFM-TOC セクションを探します。

    ParaTags の設定が出力の目次に表示する見出しの数を制御します。

    [BookWithFM-TOC]
    Template=TOCTpl.fm
    ElementTags=
    ParaTags=title.0|title.1|title.2|title.3|title-index
  2. 見出しの数を変更するには、ParaTags の設定を更新します。例えば、目次に 5 つの見出しを表示するには:

    ParaTags=title.0|title.1|title.2|title.3|title.4|title-index