構造化された FrameMaker 文書を SGML または XML として保存する

構造化文書を SGML または XML 形式で FrameMaker に保存する方法について説明します。

構造化 FrameMaker 文書は、SGML または XML として保存することができます。 ただし、文書の内容、エレメントおよび属性は保存されますが、書式は保存されません。 SGML を XML に保存するというように、元の文書とは別のタイプの構造化文書に保存できますが、DTD の相違によってエラーが発生する場合があります。

Unicode のコンテンツを XML ファイルとして保存すると、FrameMaker によってエンコード形式が自動的に指定されます。デフォルトでは、UTF-8 エンコーディング形式が使用されます。

文書を SGML または XML として保存する前に、文書を検証してエレメントと属性のエラーを修正する必要があります(「文書の検証」を参照してください)。この作業を行わないと、マークアップが無効になる可能性があります。

構造化 XML 文書を保存する場合は、XML エレメント名が小文字で始まっていること、XML エレメント名に英数字、ピリオドおよびハイフン以外の文字が含まれていないことを確認してください。 スペース、下線およびその他の文字は、使用する位置に関係なく XML のエレメント名では無効であり、ハイフン(-)に変換されるか、エラーが生成されます。

XML の書き出しでは、見出し、表、リファレンスページは使用されず、初期設定の要素名がそのままスタイル名になります。

構造化文書を書き出すときには、初期設定のエンコード形式として、SGML の場合は ISO-8859-1、XML の場合は UTF-8 が使用されます。 ただし、取り込んだ SGML ファイルまたは XML ファイルが構造化文書である場合には、初期設定のエンコード形式の代わりに、元のファイルで設定されていたエンコード形式が使用されます。

  1. 「ファイル名をつけて保存」を選択します >

  2. ファイル名と保存場所を指定します。 ファイル名に適切な拡張子(.sgm.xmlなど)をつけておくと良いでしょう

  3. ドロップダウンリストから SGML または XML を選択します。「保存」をクリックします。文書にアプリケーションが関連付けられている場合は、文書が保存されます。

  4. 構造化アプリケーションを設定ダイアログボックスが表示されたら、構造化アプリケーションの設定ドロップダウンリストからアプリケーション名を選択します。「続行」をクリックします。次のいずれかの操作を行います。

    • 文書にアプリケーションを関連付ける場合は、アプリケーションの名前を選択します。

    • 初期設定のマッピングを使用し、読み書きルールを使用しない場合は、「<アプリケーションなし>」を選択します。

文書の保存時に構造エラーが検出された場合は、表示専用のエラーログにエラーメッセージが書き込まれます。 メッセージが FrameMaker 文書内のエラーを指示している場合は、そのメッセージに文書へのリンクが設定されています。 大部分のエラーでは、メッセージをクリックすれば、問題がある場所に移動できます。

エレメント定義は、これらの構造化文書を開いたときに取り込みます。 多くの場合、構造に若干の修正を加える必要があります。