リファレンスページを使用すると、ドキュメント全体を通して頻繁に使用するグラフィックを保存し、必要に応じてボディページ上で使用することができます。 「リファレンス枠」」(リファレンスページ上にあるアンカーのないグラフィック枠)にグラフィックを配置すると、その枠を段落スタイルの属性の 1 つとして使用できます。例えば、見出しの下に直線を追加する場合は、リファレンス枠内に直線を引いて、見出しの段落スタイルにリファレンス枠を含めます。
また、ボイラープレート用のグラフィックやクリップアート(警告や注意に使用する記号など)をリファレンスページに保存しておいて、ボディページ上にコピー&ペーストすることもできます。 また、ハイパーテキスト用コマンド、生成したリストまたは索引の書式情報、カスタム数式エレメントの定義および XML や HTML への変換時のマップ情報などを、専用のリファレンスページに含めることができます。
文書では、通常、少なくとも 1 つのリファレンスページが使用されています。 既存のリファレンスページにグラフィックを追加したり、100 ページまでのリファレンスページを追加したりできます。
リファレンスページを表示、作成、削除する方法について説明します。
を選択します。ステータスバー上のページステータス表示部分に現在のリファレンスページ名が表示されます。
文書に既存のリファレンスページがない場合は、リファレンスページを追加ダイアログボックスが表示されます。 ページ名を入力して「追加」をクリックすると、最初のリファレンスページを作成できます。
リファレンスページを表示して、
を選択します。リファレンスページ名を入力して、「追加」をクリックします。
を選択します。最後に表示されていたボディページが表示されます。
リファレンスページの名前は変更できます。例えば、テンプレートからリファレンスページを取り込むときに、同じ名前のリファレンスページが上書きされないようにすることができます。
段落スタイルで使用中のグラフィックを含むリファレンスページを削除すると、その段落スタイルを使用する段落内にグラフィックが表示されなくなります。そのような場合は、段落書式ウィンドウの「詳細」タブの、段落の上に挿入または段落の下に挿入ポップアップメニューは、「そのまま」に設定されます。
リファレンスページを表示し、次のいずれかを実行します。
ページの名前を変更するには、ステータスバー上のページ名をクリックし、新しい名前を入力します。 「設定」をクリックします。
ページを削除するには、
を選択します。リファレンスページ上でリファレンス枠を作成し使用する方法や、ボイラープレート用グラフィックを設定する方法について説明します。
リファレンスページ上のリファレンス枠に含まれているグラフィックは、段落スタイルの一部として使用できます。
リファレンスページ上でリファレンス枠を選択すると、ステータスバー上の「枠」の後にリファレンス枠名が表示されます。
ツールパネル上のグラフィック枠ツール( ツールパネルでクリックし、ドラッグして枠を作成します。正方形の枠を作成する場合は、Shift キーを押しながらドラッグします。
「枠名」テキストボックスに名前を入力して、「設定」をクリックします。段落書式ウィンドウの「詳細」タブにある、段落の上に挿入または段落の下に挿入ポップアップメニューに表示されたときにわかりやすい、短い名前を入力します。
枠内にグラフィックを挿入します。 グラフィックを作成したり、グラフィックファイルを取り込んだりできるだけでなく、作成したグラフィックと取り込んだグラフィックを組み合わせて使用することもできます。
必要に応じて、枠のサイズと形を調整します。 リファレンス枠をボディページの段落の上下で使用すると、リファレンス枠内のグラフィックだけでなく、枠全体がボディページ上に表示されます。 枠の高さによって、枠の上下にあるテキストの行間が変わります。
テキスト行ツールを使用して、枠の上にリファレンス枠名を入力します。 名前を入力すると、リファレンスページを表示したときに枠を識別できます。 この操作を行っても、リファレンス枠名は変更されません。
リファレンス枠を選択して、ステータスバー上の枠名をクリックします。
新しい名前を入力して、「設定」をクリックします。リファレンス枠の上にあるテキスト行にも新しい名前を入力します。 段落スタイルで使用中のリファレンス枠名を変更する場合は、新しい名前が使用されるように、書式を更新します。
枠を選択します。 ツールパネルのオプションを使用します。
を選択して、オブジェクトの属性を変更します。または、リファレンスページ上のアンカー枠内に余白記号などのボイラープレート用グラフィックを設定し、 そのアンカー枠をボディページにコピーできます。 そうすることによって、グラフィックがアンカー枠内の正しい位置に表示されます。
また、グラフィックを直接リファレンスページに保存して、ボディページにコピー&ペーストすることもできます。
グラフィックを表示するボディページと同じコラムレイアウトのリファレンスページを作成します。 これで、ボディページにコピーしたグラフィックは、必ず正しい位置に表示されます。 コラムレイアウトを設定するには、ボディページのテキスト枠をコピーして、リファレンスページ上にペーストします。
リファレンスページでは、ボディページで表示するとおりにアンカー枠を設定します。
アンカー枠内にグラフィックを作成するか、ペーストまたは取り込みを行います。 グラフィックを識別しやすいように、アンカー枠の外にテキストを追加することもできます。 例えばこの図では、「Caution Symbol」というテキストでグラフィックを識別しています。