FrameMaker 文書の中でドロップダウンテキストや拡張テキストのようなダイナミック HTML エフェクトを作成することができるので、公開されたオンラインヘルプフォーマットの中にこのようなオプションを持たせることができます。
ドロップダウンテキストエフェクトは、代わりのタスクオプションや基本的な概念トピックを提供したり、FAQ の質問を要約したり、入れ子になった手順を短くするために使います。 ドロップダウン本文としてマークしたテキストは、PDF 出力に表示されます。ただしテキストがオンラインで表示されるのは、ユーザーがヘルプページでこのドロップダウンテキストキャプションをクリックしたときのみです。
同じように、拡張テキスト DHTML エフェクトは、拡張定義や、重要な用語や、段落に埋め込まれた概要トピックへのリンクを表示するために利用できます。 拡張テキストには、リンクを含む拡張テキストキャプションと、ユーザーが拡張テキストリンクをクリックしたときに表示される拡張テキスト本文が必要です。 拡張テキスト本文は、PDF では表示されません。 これは、ユーザーが拡張テキストリンクを含むテキストをクリックしたときにのみ、ヘルプページに表示されます。
このような DHTML エフェクトには、キャプションと本文の 2 つのコンポーネントが必要です。 ドロップダウンテキスト効果は段落に適用し、拡張テキストは文字に適用します。 ドロップダウンテキストエフェクトを作成すると、DropDownCaption と DropDownBody の 2 つの段落スタイルが FrameMaker 文書に追加されます。展開テキストの効果が作成されると、2 つの文字スタイル ExpandingTextCaption と ExpandingTextBody が追加されます。これらの書式は、FrameMaker 文書を取り込んだときに RoboHelp プロジェクトに取り込まれます。 これらの効果は作成された HTML トピック内で表示されます。
生成された HTML トピックに含まれているのがキャプションだけで、本文書式がない場合には、リンクが生成されて HTML トピックの中に表示されます。 生成された HTML トピックに含まれているのがテキスト本文だけで対応するキャプションがない場合には、リンクは生成されません。 また、ドロップダウンテキスト本文書式が適用される段落が、変換設定の中で自動番号リストに変換されるように指定されている場合、リストの変換は無視されます。