数式ポッドを使用して数式を作成する

数式エレメントを挿入し、次に数学的な式を入力することにより、数式を作成できます。エレメントを挿入するには、エレメントカタログを使用します。また、数式ポッドの数式ポップアップメニューにある新規数式コマンドも使用できます。

注: 「数式エレメント」とは、演算子などの式の部分のことです。数式エレメントは構造エレメントではありません。

インライン数式および表示数式のどちらにも任意の数式エレメントを使用することができます。文書によっては、表示数式の書式設定属性が既に定義されている段落エレメントが含まれている場合もあります。

数式エレメントの書式ルールにより、小、中、大などの一組のフォントサイズが指定されます。フォントサイズを別のサイズに変更できます。この変更で書式ルールが上書きされたとはみなされません。文書内で書式ルールの上書きを削除しても、数式のフォントサイズは元に戻りません。

エレメントを使用してインライン数式を作成する

1)テキスト内で数式を挿入する位置をクリックします。テキストが回転されたテキスト枠内にある場合は、最初にEscキー、gキー、0(ゼロ)キーの順に押して、枠の回転を解除します。

2)エレメントカタログで数式エレメントを選択し、「挿入」をクリックします。

入力した最初の数式アイテムは、新規数式オブジェクトの疑問符プロンプトに置き換えられます。

新規数式オブジェクト

エレメントを使用してインライン数式を作成する

3)数字またはその他のアイテムを入力するか、数式ポッドでアイテムをクリックして数式を入力します。

4)ポッドの数式ポップアップメニューから「数式枠の縮小」を選択します。

インライン数式の周囲の枠の縮小後

インライン数式の周囲の枠を縮小する

5)数式がどちらかの側のテキストに近すぎる場合は、枠の前または後にスペースを挿入します。FrameMakerは、インラインの数式を含んでいる枠を文字として扱い、そのまわりに余分なスペースを置きません。

インライン数式が行間に対して縦に長すぎる場合は、その段落についての行送り(固定)をオフにすることもできます。

エレメントを使用して表示数式を作成する

1)表示数式の書式設定用に既に定義されている段落エレメントが文書に組み込まれている場合は、数式の段落を挿入したい位置をクリックします。エレメントカタログから段落エレメントを選択して「挿入」をクリックします。

このエレメントで、数式の上下の間隔、テキストコラム内の整列、およびキャプションの自動番号設定を定義することもできます。

2)空白の段落内で数式を挿入する場所をクリックします。

3)エレメントカタログで数式エレメントを選択し、「挿入」をクリックします。

新規数式オブジェクト

新しい数式オブジェクトを挿入する

4)式を入力します。

5)数式ポップアップメニューから「数式枠の縮小」を選択します。

表示数式の周囲の枠の縮小後

表示数式の周囲の枠を縮小する

6)希望の位置で使用可能な数式エレメントがない場合は、無効なエレメントを使用している可能性があります。次のいずれかの操作を行います。

文書の別の部分で有効なエレメントを使用するには、エレメントを有効な位置に挿入してから移動します。また、「すべてのエレメント」を設定して、そのエレメントをどの場所でも使用できるように変更してから、目的の場所に挿入することもできます。

初期設定のEQUATIONタグの付いた無効な数式エレメントを挿入するには、数式ポッドの数式ポップアップメニューから新規数式コマンドの1つを選択します。定義済みの数式エレメントが使用できない場合、エレメントには初期設定タグが付きます。

エレメントを挿入した後、エレメントをその位置で有効にするための方法を開発者に問い合わせてください。

アンカー枠エレメントで数式を作成する

1)枠内のアンカー枠かグラフィックオブジェクトを選択します。

2)ポッドの数式ポップアップメニューから、新規数式コマンドの1つを選択します。

入力した最初の数式アイテムは、新規数式オブジェクトの疑問符プロンプトで置き換えられます。数式は、文書構造内には表示されません。

グラフィックオブジェクトを含む枠内の新規数式オブジェクト

グラフィックオブジェクトを含む枠内の新規数式オブジェクト

3)式を入力します。


August 22, 2018

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