テキスト入力の制限
Flash Player 9 以降、Adobe AIR 1.0 以降
通常、入力テキストフィールドはアプリケーションのフォームまたはダイアログボックスとして使用されるので、ユーザーがテキストフィールドに入力できる文字のタイプを制限する必要や、パスワードなどのテキストを非表示にする必要がある場合があります。 flash.text.TextField クラスには、ユーザー入力を制御するために設定できる
displayAsPassword
プロパティと
restrict
プロパティが用意されています。
displayAsPassword
プロパティは、単にユーザーが入力するテキストを非表示にします(一連のアスタリスクとして表示)。
displayAsPassword
を
true
に設定すると、「カット」コマンドと「コピー」コマンド、およびそれに対応するキーボードショートカットが機能しなくなります。次の例に示すように、
displayAsPassword
プロパティは、背景や色などの他のプロパティと同様の方法で割り当てます。
myTextBox.type = TextFieldType.INPUT;
myTextBox.background = true;
myTextBox.displayAsPassword = true;
addChild(myTextBox);
restrict
プロパティは、ユーザーが入力テキストフィールドに入力できる文字を指定する必要があるので若干複雑です。特定の文字、数字、または文字、数字の範囲を指定することができます。 次のコードでは、ユーザーはテキストフィールドに大文字のみ入力することができます(数字または特殊文字は入力できません)。
myTextBox.restrict = "A-Z";
ActionScript 3.0 では、ハイフンを使用して範囲を定義し、キャレットを使用して除外する文字を定義します。 入力テキストフィールドでの制限事項の定義について詳しくは、『ActionScript 3.0 リファレンス』の
flash.text.TextField.restrict
プロパティの項を参照してください。
注意:
flash.text.TextField.restrict
プロパティを使用する場合は、ランタイムによって、制限された文字が、許可された大文字または小文字に自動的に変換されます。
fl.text.TLFTextField.restrict
プロパティを使用する場合(つまり、TLF テキストフィールドを使用する場合)は、ランタイムによって、制限された文字が無視されます。
|
|
|