ActionScript での MovieClip オブジェクトの作成

Flash Player 9 以降、Adobe AIR 1.0 以降

ライブラリからステージ上にアセットをドラッグすると、Flash の画面にコンテンツを追加できますが、方法はこれだけではありません。 複雑なプロジェクトの場合、一般的に、経験豊富な開発者はプログラムを使ってムービークリップを作成しようと考えます。 この方法は、コードの再利用が容易でコンパイル時間を短縮できます。また、ActionScript のみで利用可能な高度な修正も可能になります。

ActionScript 3.0 の表示リスト API は、MovieClip オブジェクトを動的に作成することによって、プロセスを効率化します。 表示リストに追加するプロセスとは別に、MovieClip インスタンスを直接インスタンス化できるので、コントロールを犠牲にせずに柔軟性と簡便性がもたらされます。

ActionScript 3.0 では、ムービークリップまたはその他の表示オブジェクトのインスタンスをプログラムによって作成すると、それが表示リストに追加されるまでは画面上には表示されません。追加するには、表示オブジェクトコンテナで addChild() メソッドまたは addChildAt() メソッドを呼び出します。このため、ムービークリップが画面にレンダリングされる前にムービークリップを作成し、プロパティを設定し、メソッドを呼び出すことが可能です。 表示リストの操作方法について詳しくは、 表示オブジェクトコンテナの操作 を参照してください。