Flash Player 11.3 以降は、Flash Player で実行中のコンテンツを画面全体に表示し、テキスト入力を利用できるフルスクリーンインタラクティブモードをサポートしています。フルスクリーンインタラクティブモードに移行するためには、ステージの
displayState
プロパティを
StageDisplayState.FULL_SCREEN_INTERACTIVE
定数に設定します。詳しくは、
フルスクリーンモードの操作
を参照してください。
リモートサンドボックスで実行中の SWF ファイルについては、セキュリティ上の考慮事項がいくつかあります。
フルスクリーンモードを有効にするには、SWF ファイルの参照を含む HTML ページの
<object>
と
<embed>
タグで、次に示すように
allowFullScreenInteractive
パラメーターを追加して、その値を「
true
」に設定します(デフォルト値は「
false
」)。
<object classid="clsid:d27cdb6e-ae6d-11cf-96b8-444553540000"
codebase="http://fpdownload.macromedia.com/pub/shockwave/cabs/flash/swflash.cab#version=9,0,18,0"
width="600" height="400" id="test" align="middle">
<param name="allowFullScreenInteractive" value="true" />
<param name="movie" value="test.swf" />
<param name="bgcolor" value="#333333" />
<embed src="test.swf" allowFullScreen="true" bgcolor="#333333"
width="600" height="400"
name="test" align="middle" type="application/x-shockwave-flash"
pluginspage="http://www.macromedia.com/go/getflashplayer" />
</object>
HTML ページでは、SWF 埋め込みタグを生成するスクリプトも使用できます。
allowFullScreenInteractive
設定が正しく挿入されるように、スクリプトを変更する必要があります。Flash Professional および Flash Builder で生成された HTML ページでは、
AC_FL_RunContent()
関数を使用して SWF ファイルへの参照を埋め込みます。ユーザーは、次のように
allowFullScreenInteractive
パラメーターの設定を追加する必要があります。
AC_FL_RunContent( ... "allowFullScreenInteractive", "true", ...)
フルスクリーンインタラクティブモードを開始する ActionScript は、マウスイベントまたはキーボードイベントへの応答としてのみ呼び出すことができます。別の状況で呼び出された場合、Flash Player は例外をスローします。
コンテンツがフルスクリーンインタラクティブモードに移行すると、オーバーレイメッセージが表示されます。このメッセージには、フルスクリーンページのドメイン、フルスクリーンモードを終了する手順および「
許可
」ボタンが表示されます。フルスクリーンインタラクティブモードであることを通知するこのオーバーレイは、ユーザーが「
許可
」をクリックするまで表示されます。
管理者は、mms.cfg ファイルで
FullScreenInteractiveDisable = 1
を設定することで、ブラウザーで実行中の SWF ファイルのフルスクリーンインタラクティブモードを無効にできます。詳しくは、
管理ユーザーのコントロール
を参照してください。
ブラウザーでは、SWF ファイルは HTML ページ内に配置されなければフルスクリーンインタラクティブモードになりません。