Flash Player および AIR ランタイムの 3D 機能についてFlash Player 10 以降、Adobe AIR 1.5 以降 Flash Player 10 よりも前の Flash Player と、Adobe AIR 1.5 よりも前の Adobe AIR の場合、表示オブジェクトには 2D 平面上の配置に使用する x および y プロパティがあります。Flash Player 10 および Adobe AIR 1.5 からは、すべての ActionScript 表示オブジェクトに、そのオブジェクトを z 軸に沿って配置するための z プロパティがあります。一般に、このプロパティは奥行きまたは距離を示すために使用されます。 Flash Player 10 および Adobe AIR 1.5 から、3D エフェクトのサポートが導入されています。ただし、表示オブジェクトの性質は平面です。MovieClip オブジェクトや Sprite オブジェクトなどの各表示オブジェクトは、最終的に自身を単一平面上に 2 次元でレンダリングします。3D 機能を使用すると、これらの平面オブジェクトを 3 次元で配置、移動、回転および変換することができます。また、3D ポイントを管理し、2D の x, y 座標に変換して、3D オブジェクトを 2D ビューに投影することもできます。これらの機能を使用して、多くの種類の 3D エクスペリエンスをシミュレートすることができます。 ActionScript で使用される 3D 座標系は、他の座標系と異なります。ActionScript で 2D 座標系を使用する場合、x 軸に沿って右に移動すると x の値が増加し、y 軸に沿って下に移動すると y の値が増加します。3D 座標系は、これらの規則を保持し、視点から遠ざかる方に移動したときに値が増加する z 軸を追加します。 ![]() ActionScript 3D 座標系の x、y および z 軸の正の方向。
注意: Flash Player および AIR は、3D を常にレイヤーで表現することに注意してください。つまり、オブジェクト A が表示リストでオブジェクト B の前にある場合、2 つのオブジェクトの z 軸値に関係なく、Flash Player または AIR では常に A が B の前にレンダリングされます。表示リスト順序と z 軸順序の間のこの矛盾を解決するには、transform.getRelativeMatrix3D() メソッドを使用して 3D 表示オブジェクトのレイヤーを保存してから、再び並べ替えます。詳しくは、Matrix3D オブジェクトを使用した表示の並べ替えを参照してください。
次の ActionScript クラスでは、新しい 3D 関連機能がサポートされます。
ActionScript で 3D イメージをシミュレートするアプローチは 2 つあります。
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