ドキュメントに対する追加と削除

FLA ベースのコンポーネントをコンポーネントパネルからステージにドラッグすると、編集可能なムービークリップがライブラリに読み込まれます。 SWC ベースのコンポーネントをステージにドラッグすると、コンパイルされたクリップがライブラリに読み込まれます。 コンポーネントをライブラリに読み込むと、そのインスタンスを、ライブラリパネルまたはコンポーネントパネルからステージにドラッグできます。

オーサリング時のコンポーネントの追加

コンポーネントは、コンポーネントパネルからドラッグすることでドキュメントに追加できます。 コンポーネントの各インスタンスのプロパティは、プロパティインスペクターや、コンポーネントインスペクターの「パラメーター」タブで設定できます。

  1. ウィンドウ/コンポーネントを選択します。

  2. コンポーネントパネルでコンポーネントをダブルクリックするか、コンポーネントをステージにドラッグします。

  3. ステージでコンポーネントを選択します。

  4. プロパティインスペクターが表示されない場合は、ウィンドウ/プロパティ/プロパティを選択します。

  5. プロパティインスペクターで、コンポーネントインスタンスのインスタンス名を入力します。

  6. ウィンドウ/コンポーネントインスペクターを選択し、「パラメーター」タブを選択してインスタンスのパラメーターを指定します。

    詳しくは、 パラメーターとプロパティの設定 を参照してください。

  7. 幅 (W:) と高さ (H:) の値を編集することにより、必要に応じてコンポーネントのサイズを変更します。

    特定のコンポーネントタイプのサイズ変更について詳しくは、 UI コンポーネントのカスタマイズ を参照してください。

  8. 制御/ムービープレビューを選択するか、または Ctrl+Enter キーを押して、ドキュメントをコンパイルし、設定の結果を表示します。

    スタイルプロパティを設定してコンポーネントの色やテキストフォーマットを変更することも、コンポーネントのスキンを編集して外観をカスタマイズすることもできます。これらのトピックについて詳しくは、 UI コンポーネントのカスタマイズ を参照してください。

    オーサリング時にコンポーネントをステージにドラッグする場合は、そのインスタンス名(f myButton など)を使用してコンポーネントを参照できます。

ActionScript を使用した実行時のコンポーネントの追加

ActionScript を使用して実行時にコンポーネントをドキュメントに追加するには、SWF ファイルのコンパイル時に、最初にコンポーネントをアプリケーションのライブラリに配置する必要があります(ウィンドウ/ライブラリ)。コンポーネントをライブラリに追加するには、コンポーネントパネルからライブラリパネルにコンポーネントをドラッグします。 ライブラリについて詳しくは、 ライブラリ を参照してください。

また、コンポーネントのクラスファイルを読み込んで、その API をアプリケーションで使用できるようにする必要があります。コンポーネントクラスファイルは、1 つまたは複数のクラスが含まれるパッケージにインストールされます。コンポーネントクラスを読み込むには、 import ステートメントを使用し、パッケージ名とクラス名を指定します。例えば、次の import ステートメントを使用して Button クラスを読み込みます。

import fl.controls.Button;

コンポーネントが含まれているパッケージについて詳しくは、「 Adobe Flash Professional CS5 用 ActionScript 3.0 リファレンスガイド 」を参照してください。コンポーネントのソースファイルの場所について詳しくは、 コンポーネントファイルの操作 を参照してください。

コンポーネントのインスタンスを作成するには、コンポーネントの ActionScript コンストラクターメソッドを呼び出す必要があります。例えば、次のステートメントによって、 aButton という Button のインスタンスが作成されます。

var aButton:Button = new Button();

最後の手順は、静的な addChild() メソッドを呼び出して、コンポーネントインスタンスをステージまたはアプリケーションコンテナに追加します。例えば、次のステートメントは aButton インスタンスを追加します。

addChild(aButton);

この時点でコンポーネントの API を使用して、コンポーネントのサイズとステージでの位置を動的に指定し、イベントをリスンし、そのビヘイビアーを変更するプロパティを設定できます。特定のコンポーネントの API について詳しくは、「 Adobe Flash Professional CS5 用 ActionScript 3.0 リファレンスガイド 」を参照してください。

addChild() メソッドについて詳しくは、 表示リストの操作 を参照してください。

コンポーネントの削除

オーサリング時にコンポーネントインスタンスをステージから削除するには、そのインスタンスを選択し、Delete キーを押すだけです。 その結果、インスタンスはステージから削除されますが、コンポーネントがアプリケーションから削除されることはありません。

ステージまたはライブラリに配置した後にコンポーネントを Flash ドキュメントから削除するには、そのコンポーネントと、関連付けられたアセットをライブラリから削除する必要があります。ステージからコンポーネントを削除するだけでは十分ではありません。ライブラリから削除しないと、コンパイルしたときにそのコンポーネントはアプリケーションに含まれます。

  1. ライブラリパネルで、そのコンポーネントのシンボルを選択します。

  2. ライブラリパネルの下部にある「削除」ボタンをクリックするか、ライブラリパネルのメニューから「削除」を選択します。

    この手順を繰り返して、そのコンポーネントに関連付けられたすべてのアセットを削除します。

    アプリケーションの実行時にコンテナからコンポーネントを削除する方法について詳しくは、 表示リストからのコンポーネントの削除 を参照してください。