FREBitmapData2

AIR 3.1 以降

FREBitmapData2 構造体は、 isInvertedY フィールドを FREBitmapData 構造体に追加します。それ以外の点では、2 つの構造体は同一です。FREBitmapData2 構造体は次のように定義されます。

typedef struct { 
    uint32_t            width;         
    uint32_t            height;  
    uint32_t            hasAlpha;  
    uint32_t            isPremultiplied; 
    uint32_t            lineStride32; 
    uint32_t            isInvertedY 
    uint32_t*            bits32; 
} FREBitmapData2;

次に、FREBitmapData2 のフィールドの意味を示します。

width
uint32_t。ビットマップの幅をピクセル単位で示します。この値は、ActionScript BitmapData クラスオブジェクトの width プロパティに対応します。このフィールドは読み取り専用です。

height
uint32_t。ビットマップの高さをピクセル単位で示します。この値は、ActionScript BitmapData クラスオブジェクトの height プロパティに対応します。このフィールドは読み取り専用です。

hasAlpha
uint32_t。ビットマップがピクセル単位の透明度をサポートするかどうかを示します。この値は、ActionScript BitmapData クラスオブジェクトの transparent プロパティに対応します。値がゼロ以外であれば、ピクセルのフォーマットは ARGB32 です。値がゼロであれば、ピクセルのフォーマットは _RGB32 です。値がビッグエンディアンになるかリトルエンディアンになるかは、ホストデバイスによって異なります。このフィールドは読み取り専用です。

isPremultiplied
uint32_t。ビットマップピクセルが乗算済みカラー値として保存されるかどうかを示します。値がゼロ以外の場合、値は乗算済みです。このフィールドは読み取り専用です。乗算済みカラー値について詳しくは、『 Adobe Flash Platform 用 ActionScript 3.0 リファレンスガイド 』の「BitmapData.getPixel()」を参照してください。

lineStride32
uint32_t。スキャンラインあたりの uint32_t 値の数を示します。この値は通常、 width パラメーターと同じです。このフィールドは読み取り専用です。

isInvertedY
uint32_t。画像のビットマップデータ行が格納される順番を示します。値がゼロ以外の場合、画像の一番下の行が画像データでは最初に表示されます(つまり、 bit32 配列の最初の値は、画像最後の行の最初のピクセルです)。値がゼロの場合、画像の一番上の行が画像データの最初に表示されます。このフィールドは読み取り専用です。

bits32
uint32_t へのポインター。この値は uint32_t 値の配列です。それぞれの値は、ビットマップの 1 ピクセルです。

注意: ネイティブ実装で変更できる FREBitmapData 2 構造体のフィールドは、 bits32 フィールドだけです。 bits32 フィールドには、実際のビットマップ値が含まれます。 FREBitmapData 2 構造体の他のすべてのフィールドは、読み取り専用フィールドとして扱います。