AIR 開発用の Adobe Flash Platform ツール

次の Adobe Flash Platform 開発ツールを使用して、AIR アプリケーションを開発できます。

ActionScript 3.0(Flash および Flex)開発者向け:

HTML および Ajax 開発者向け:

AIR SDK のインストール

Adobe AIR SDK には、アプリケーションの起動およびパッケージ化に使用する次のコマンドラインツールが用意されています。

AIR Debug Launcher(ADL)
このツールを使用すると、事前に AIR アプリケーションをインストールしていなくても、AIR アプリケーションを実行できます。AIR Debug Launcher(ADL)を参照してください。

AIR Development Tool(ADT)
このツールを使用すると、AIR アプリケーションをパッケージ化して、配布可能なインストールパッケージにすることができます。AIR 開発ツール(ADT)を参照してください。

AIR コマンドラインツールを使用するには、コンピューターに Java をインストールしておく必要があります。JRE または JDK(バージョン 1.5 以降)から Java 仮想マシンを使用できます。Java JRE と JDK は、http://java.sun.com/ で入手できます。

ADT ツールを実行するには、少なくとも 2GB のメモリがコンピューター上に必要です。

注意: エンドユーザーによる AIR アプリケーションの実行には、Java は必要ありません。

AIR SDK を使用した AIR アプリケーションの構築の概要については、AIR SDK を使用した初めての HTML ベースの AIR アプリケーションの作成を参照してください。

AIR SDK のダウンロードとインストール

次の説明に従って、AIR SDK をダウンロードしてインストールできます。

Windows での AIR SDK のインストール

  • AIR SDK インストールファイルをダウンロードします。

  • AIR SDK は、標準的なファイルアーカイブとして配布されています。AIR をインストールするには、SDK の中身をコンピューター上のフォルダー(C:¥Program Files¥Adobe¥AIRSDK や C:¥AIRSDK など)に取り込みます。

  • ADL ツールと ADT ツールは、AIR SDK 内の bin フォルダーに格納されています。PATH 環境変数に、このフォルダーへのパスを追加します。

Mac OS X での AIR SDK のインストール

  • AIR SDK インストールファイルをダウンロードします。

  • AIR SDK は、標準的なファイルアーカイブとして配布されています。AIR をインストールするには、SDK の中身をコンピューター上のフォルダー(/ユーザ/<userName>/アプリケーション/AIRSDK など)に取り込みます。

  • ADL ツールと ADT ツールは、AIR SDK 内の bin フォルダーに格納されています。PATH 環境変数に、このフォルダーへのパスを追加します。

Linux での AIR SDK のインストール

  • tbz2 形式の SDK を入手できます。

  • SDK をインストールするには、SDK の解凍先フォルダーを作成し、tar -jxvf [AIR-SDK.tbz2 へのパス] コマンドを使用します。

AIR SDK ツールを使用した処理の開始については、「コマンドラインツールを使用した AIR アプリケーションの作成」を参照してください。

AIR SDK に含まれているもの

次の表で、AIR SDK に含まれているファイルの用途について説明します。

SDK フォルダー

ファイル/ツールの説明

bin

AIR Debug Launcher(ADL)を使用すると、事前に AIR アプリケーションのパッケージ化およびインストールをしていなくても、AIR アプリケーションを実行できます。このツールの使用方法について詳しくは、AIR Debug Launcher(ADL)を参照してください。

AIR 開発ツール(ADT)では、アプリケーションを AIR ファイルにパッケージ化して配布します。このツールの使用方法については、AIR 開発ツール(ADT)を参照してください。

frameworks

libs ディレクトリには AIR アプリケーションに使用できるコードライブラリが含まれます。

プロジェクトディレクトリには、コンパイル済みの SWF および SWC ライブラリのコードが含まれます。

include

include ディレクトリには、テレビ用 AIR がサポートする ActionScript 拡張を記述するための C 言語ヘッダーファイルが含まれます。

install

install ディレクトリには Android デバイス用の Windows USB ドライバーが含まれます(これらは、Google によって Android SDK で提供されるドライバーです)。

lib

AIR SDK ツールのサポートコードが含まれます。

runtimes

デスクトップおよびモバイルデバイス用の AIR ランタイム。

デスクトップランタイムは、AIR アプリケーションがパッケージ化またはインストールされていないときに、AIR アプリケーションを起動するために ADL によって使用されます。

Android 用 AIR ランタイム(APK パッケージ)は、開発およびテストのために Android デバイスまたはエミュレーターにインストールできます。個別の APK パッケージはデバイスおよびエミュレーターに使用されます(Android 用のパブリック AIR ランタイムは、Android Market から使用できます)。

samples

このフォルダーには、サンプルのアプリケーション記述ファイル、シームレスインストール機能のサンプル(badge.swf)、およびデフォルトの AIR アプリケーションアイコンが含まれます。

templates

descriptor-template.xml - 各 AIR アプリケーションに必要なアプリケーション記述ファイルのテンプレートです。アプリケーション記述ファイルについて詳しくは、AIR アプリケーション記述ファイルを参照してください。

各リリースバージョンの AIR に関するアプリケーション記述子の XML 構造のスキーマファイルは、このフォルダーにあります。

Flex SDK の設定

Adobe® Flex™ を使用して Adobe® AIR® アプリケーションを開発するには、次の方法があります。

  • Adobe AIR プロジェクトの作成と AIR アプリケーションのテスト、デバッグおよびパッケージ化を行うための統合ツールを備えた Adobe® Flash® Builder™ をダウンロードしてインストールします。Flex Builder での初めてのデスクトップ Flex AIR アプリケーションの作成を参照してください。

  • Adobe® Flex™ SDK をダウンロードし、使い慣れたテキストエディターとコマンドラインツールを使用して Flex AIR アプリケーションを開発できます。

Flex SDK を使用した AIR アプリケーションの構築の概要については、Flex SDK を使用した初めてのデスクトップ AIR アプリケーションの作成を参照してください。

Flex SDK のインストール

コマンドラインツールを使用して AIR アプリケーションを構築するには、コンピューターに Java をインストールしておく必要があります。JRE または JDK(バージョン 1.5 以降)から Java 仮想マシンを使用できます。Java JRE と JDK は、http://java.sun.com で入手できます。

注意: エンドユーザーによる AIR アプリケーションの実行には、Java は必要ありません。

Flex SDK には、AIR アプリケーションのパッケージ化、コンパイルおよびデバッグに使用する AIR API とコマンドラインツールが用意されています。

  1. Flex SDK をまだダウンロードしていない場合は、http://opensource.adobe.com/wiki/display/flexsdk/Downloads からダウンロードします。

  2. フォルダー(Flex SDK など)に SDK の内容を配置します。

  3. Flex SDK のファイルに AIR SDK のコンテンツを上書きコピーします。

    注意: Mac コンピューターでは、SDK フォルダーの(ディレクトリ全体ではなく)個々のファイルをコピーまたは置換します。デフォルトでは、Mac のディレクトリを同じ名前のディレクトリにコピーすると、対象ディレクトリの既存のファイルは削除されます。2 つのディレクトリのコンテンツは結合されません。
  4. コマンドラインユーティリティは bin フォルダーにあります。

外部 SDK の設定

Android および iOS 用のアプリケーションを開発するには、プラットフォームの製造元から、プロビジョニングファイル、SDK、またはその他の開発ツールをダウンロードする必要があります。

Android SDK のダウンロードおよびインストールについては、「Android Developers:Installing the SDK」を参照してください。AIR 2.6 に関しては、Android SDK をダウンロードする必要はありません。この AIR SDK には、APK パッケージのインストールと起動に必要となる基本コンポーネントが含まれています。ただし、Android SDK はソフトウェアエミュレーターの作成と実行など、様々な開発タスクで役立ちます。

外部 SDK は iOS 開発には必要ありません。ただし、特別な証明書とプロビジョニングプロファイルが必要になります。詳しくは、「Apple から開発ファイルを入手」を参照してください。