Central Migration Bridge サービスは Adobe Central Pro Output Server(Central)機能の一部を呼び出します(JFMERGE、JFTRANS、XMLIMPORT の各コマンドなど)。Central Migration Bridge サービスの操作により、AEM forms では以下の Central アセットを再使用できます。
-
テンプレートデザイン(*.ifd)
-
出力テンプレート(*.mdf)
-
データファイル(*.dat)
-
プリアンブルファイル(*.pre)
-
データ定義ファイル(*.tdf)
詳しくは、『
AEM forms
』の「Central Migration Bridge サービス」を参照してください。
Central Migration Bridge サービスの設定
Central Migration Bridge サービスを使用するには、既存の Central インストールの位置を提供するようにサービス設定を編集します。(「
サービス設定の編集
」を参照)。
-
Central Install Directory
-
Central のインストール位置を指定します(
C:¥Program Files¥Adobe¥Central
など)。
Central インストールは、AEM forms サーバーがインストールされているコンピューターと同じコンピューターに存在する必要があります。
「centralDataAccess」操作
指定されたデータファイル(*.dat)から
^form
、
^global
、
^field
および
^job
コマンドを抽出して XML データに変換します。
例えば、アプリケーションにおいて、プロセスの次の手順を決定するために DAT ファイルからの情報を使用する必要があるとします。「centralDataAccess」操作を使用してデータファイルを XML データに変換し、プロセス変数に格納することができます。その後、XPath を使用して DAT ファイルに関する情報の操作およびアクセスを行い、プロセスの次の手順を決定できます。
General プロパティグループと Route Evaluation プロパティグループについて詳しくは、
共通の操作プロパティ
を参照してください。
Input プロパティ
DAT ファイルを指定し、指定されたファイルから処理するバイト数を指定するプロパティ。
データファイル
処理するデータファイル(*.dat)を表す
文書
値。データファイルは、Field Nominated ファイルです。
リテラル値を指定する場合は、省略記号ボタンをクリックして、Select Asset ダイアログボックスを開きます(
Select Asset について
を参照)。
Bytes To Be Processed
指定されたデータファイル(*.dat)から処理するバイト数を指定する
int
値。デフォルトの値は 10000 です。バイト数により、データファイルから抽出される
^form
、
^global
、
^field
および
^job
コマンドの数が決定します。
Output プロパティ
操作の結果を格納するプロパティ。
Output XML
XML データが含まれるファイルを格納する、プロセスデータモデル内の位置。データタイプは
文書
です。
「centralMerge」操作
JFMERGE コマンドを呼び出して、テンプレートデザイン(*.ifd)または出力テンプレート(*.mdf)を指定されたデータファイル(*.dat)とマージします。テンプレートデザインまたは出力テンプレートをデータファイルとマージするには、このコマンドを使用します。この操作を使用すると、Central でサポートされる形式のファイル(例えば、IPL、ZPL、PDF、PS または PCL ファイル)が作成されます。
例えば、名前、住所、請求書番号などの顧客情報を含むデータファイルがあるとします。アプリケーションはデータファイルを取得し、テンプレートデザインで定義されたフォームにデータを埋め込み、出力をプリンターに送信します。「centralMerge」操作を使用して、データファイルをテンプレートデザインとマージできます。操作の結果、出力ファイルには、各顧客の情報が埋められたフォームが含まれます。
General プロパティグループと Route Evaluation プロパティグループについて詳しくは、
共通の操作プロパティ
を参照してください。
Input プロパティ
入力テンプレート、マージされるデータファイル(*.dat)、プリアンブルファイル、出力ファイルの送信先プリンタの位置を指定するプロパティ。また、カスタム jfmerge.ini ファイルや、JFMERGE コマンドの追加のコマンドラインオプションを指定できます。
Output Template
出力テンプレート(*.mdf)ファイルを表す
文書
値。
リテラル値を指定する場合は、省略記号ボタンをクリックして、Select Asset ダイアログボックスを開きます(
Select Asset について
を参照)。
データファイル
出力テンプレート(*.mdf)とマージされるデータファイル(*.dat)を表す
文書
値。
Preamble File
使用するプリアンブルファイルを表す
文書
値。プリアンブルファイル(*.pre)には、出力テンプレート(*.mdf)のマージ前に、データファイルの内容に対して Print Agent が実行するコマンドまたはデータが含まれます。
場所
出力ファイルの送信先となる位置を表す
string
値。ファイルの位置を指定すると、そのファイルは AEM forms サーバー上の位置またはネットワーク上の位置に保存されます。ファイルの位置(
C:¥mergedFiles¥newmergefile.pcl
)は、AEM forms サーバーに保存されます。プリンターの位置を共有キューで指定する場合は、共有キュー名およびサーバー名を使用します(
¥¥server-name¥sharedqueue
など)。プリンターの位置が AEM forms サーバーのローカルにある場合は、共有キュー名だけを使用できます。
INI File Path
カスタム jfmerge.ini ファイルのサーバーまたはネットワーク上の位置を表す
string
値(C:¥custom¥customjfmerge.ini)。値が指定されない場合、Central インストールフォルダーにあるデフォルトの jfmerge.ini ファイルが使用されます。
Other Command Line Options
JFMERGE コマンドの処理に影響を与える追加のコマンドラインオプションを表す
string
値。複数のコマンドラインオプションを指定するときは、各オプションをスペースで区切ります。オプションにスペースが含まれる場合は、スペースを二重引用符記号で囲みます。(““)。
-apr,-all,-z
以外の任意のコマンドラインオプションを指定できます。
JFMERGE コマンドおよび利用可能なコマンドラインオプションについて詳しくは、『
Print Agent Reference
』を参照してください。
Output プロパティ
操作の結果を格納するプロパティ。
Central Result
操作の結果を格納する、プロセスデータモデル内の位置。データタイプは
CentralResult
です。
Log Document
Central が呼び出されたときに発生したすべてのアクティビティに関するエントリを含むログファイルを格納する、プロセスデータモデル内の位置。ログファイルには、Central Print Agent からのトレース、情報、警告、エラーおよび重大の各メッセージが含まれます。データタイプは
文書
です。
Response Document
終了ステータスを記録する応答ファイルを格納する、プロセスデータモデル内の位置。デフォルトでは、Print Agent が作成する応答ファイルの名前は jetform.rsp です。このファイルは、Print Agent 実行可能ファイルと同じ位置に作成されます。データタイプは
文書
です。
応答ファイルについては、『
Print Agent Reference
』の「-arx(応答ファイル)」を参照してください。
Trace Document
トレースファイルを格納する、プロセスデータモデル内の位置。トレース機能は、トラブルシューティングに広く使用されます。ただし、以降の処理のプリアンブルとして使用できるデータファイルを生成するために使用することもできます。データタイプは
文書
です。
トレースファイルについては、『
Print Agent Reference
』の「-atf(トレースファイル名)」を参照してください。
Merged Result Document
生成されるマージ後の PDF または PCL ファイルを格納する、プロセスデータモデル内の位置。データタイプは
文書
です。
「centralTransformation」操作
JFTRANS コマンドを呼び出して、使用可能な書式が設定されたデータファイルにファイルの書式を再設定します。書式には、Field Nominated データ、固定長レコードデータ、カンマ区切りデータがあります。
例えば、名前、住所、請求書番号などの顧客情報を含む ASCII ファイルがあるとします。アプリケーションは、ASCII ファイルを
「centralMerge」操作
で使用できるように書式設定されたデータファイルに変換します。「centralTransformation」操作を使用して、この ASCII ファイルを Field Nominated データファイル(*.dat)へと再書式設定します。
General プロパティグループと Route Evaluation プロパティグループについて詳しくは、
共通の操作プロパティ
を参照してください。
Input プロパティ
入力データファイルおよび定義ファイルを指定するプロパティ。また、カスタム jftrans.ini ファイルおよび追加のコマンドラインオプションを指定できます。
データファイル
変換するデータファイル(*.dat)を表す
文書
値。
リテラル値を指定する場合は、省略記号ボタンをクリックして、Select Asset ダイアログボックスを開きます(
Select Asset について
を参照)。
Data Definition File
データファイル(*.dat)を再書式設定する方法を記述する定義ファイル(*.tdf)を表す
文書
値。データファイルは、テキストエディターまたは Visual Transformation Editor を使用して作成します。データファイルは、受信データファイルについて記述し、データを出力ファイルに書き込む方法を定義します。
INI File Path
JFTRANS コマンドのカスタム INI ファイルの位置を表す
string
値(例えば C:¥Custom¥customjftrans.ini)。値が指定されない場合、Central インストールフォルダーにあるデフォルトの jtrans.ini ファイルが使用されます。
Other Command Line Options
JFTRANS コマンドの処理に影響を与えるために追加できるコマンドラインオプションを表す
string
値。複数のコマンドラインオプションを指定するときは、各オプションをスペースで区切ります。
-apr,-all,-z
以外の任意のコマンドラインオプションを指定できます。
JFTRANS コマンドおよび利用可能なコマンドラインオプションについては、『
Developing Data Transformations
』を参照してください。
Output プロパティ
操作の結果を格納するプロパティ。
Central Result
操作の結果を格納する、プロセスデータモデル内の位置。データタイプは
CentralResult
です。
Log Document
Central が呼び出されたときに発生したすべてのアクティビティに関するエントリを含むログファイルを格納する、プロセスデータモデル内の位置。ログファイルには、Central Print Agent からのトレース、情報、警告、エラーおよび重大の各メッセージが含まれます。データタイプは
文書
です。
Response Document
終了ステータスを記録する応答ファイルを格納する、プロセスデータモデル内の位置。デフォルトでは、Print Agent が作成する応答ファイルの名前は jetform.rsp です。このファイルは、Print Agent 実行可能ファイルと同じ位置に作成されます。データタイプは
文書
です。
Trace Document
トレースファイルを格納する、プロセスデータモデル内の位置。トレース機能は、トラブルシューティングに広く使用されます。データタイプは
文書
です。
トレースファイルについては、『
Print Agent Reference
』の「-atf(トレースファイル名)」を参照してください。
Transformed Result Document
データファイル(*.dat)を格納する、プロセスデータモデル内の位置。データタイプは
文書
です。
「centralXMLImport」操作
XMLIMPORT コマンドを呼び出して、XML データを Field Nominated データファイル(*.dat)に変換します。
例えば、名前、住所、クレジットカード番号、請求書番号などの顧客情報を含む XML ファイルがあるとします。アプリケーションは、XML データを抽出してデータファイルに変換し、出力テンプレート(*.mdf)で定義されたフォームにデータを埋め込み、出力をプリンターに送信します。「centralXMLImport」操作を使用して、XML を抽出してデータファイル(*.dat)に変換できます。
General プロパティグループと Route Evaluation プロパティグループについて詳しくは、
共通の操作プロパティ
を参照してください。
Input プロパティ
XMLIMPORT コマンドの入力 XML ファイル、カスタム XCI ファイル、追加のコマンドラインオプションを指定するプロパティ。
データファイル
変換する XML ファイルを表す
文書
値(例えば、C:¥xmldata.xml)。
リテラル値を指定する場合は、省略記号ボタンをクリックして、Select Asset ダイアログボックスを開きます(
Select Asset について
を参照)。
XCI File Path
XMLIMPORT コマンドのカスタム XCI ファイルの位置を表す
string
値(例えば
C:¥Custom¥customxmlimport.xci
)。値が指定されない場合、Central インストールフォルダーにあるデフォルトの xmlimport.xci ファイルが使用されます。デフォルト値はありません。
Other Command Line Options
XMLIMPORT コマンドの処理に影響を与えるために追加できるコマンドラインオプションを表す
string
値。複数のコマンドラインオプションを指定するときは、各オプションをスペースで区切ります。
-config
以外の任意のコマンドラインオプションを指定できます。デフォルト値はありません。
XMLIMPORT コマンドおよび利用可能なコマンドラインオプションについては、『
XML Import Agent Reference
』を参照してください。
Output プロパティ
操作の結果を格納するプロパティ。
Central Result
操作の結果を格納する、プロセスデータモデル内の位置。データタイプは
CentralResult
です。
Log Document
Central が呼び出されたときに発生したすべてのアクティビティに関するエントリを含むログファイルを格納する、プロセスデータモデル内の位置。ログファイルには、Central Print Agent からのトレース、情報、警告、エラーおよび重大の各メッセージが含まれます。データタイプは
文書
です。
Response Document
終了ステータスを記録する応答ファイルを格納する、プロセスデータモデル内の位置。デフォルトでは、Print Agent が作成する応答ファイルの名前は jetform.rsp です。このファイルは、Print Agent 実行可能ファイルと同じ位置に作成されます。データタイプは
文書
です。
Trace Document
トレースファイルを格納する、プロセスデータモデル内の位置。トレース機能は、トラブルシューティングに広く使用されます。データタイプは
文書
です。
Test Result Document
Field Nominated データファイル(*.dat)を格納する、プロセスデータモデル内の位置。データタイプは
文書
です。
Central Migration Bridge の例外
Central Migration Bridge サービスでは、次の例外が用意されていて、例外イベントをスローします。
CentralMigrationBridgeException
以下のいずれかの理由で Central Migration Bridge 操作中にエラーが発生した場合にスローされます。
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