「Store Content」操作

IBM FileNet リポジトリで、新しいドキュメントを格納するか既存のドキュメントを更新します。この操作では、複数の値を持つプロパティを格納できます(「 Meta-Data プロパティ 」を参照)。

General プロパティグループと Route Evaluation プロパティグループについて詳しくは、 共通の操作プロパティ を参照してください。

Login Settings プロパティ

Content Repository Connector for IBM FileNet サービスを呼び出すためのログイン設定。

Login Mode

操作が FileNet リポジトリにログインする方法を表す com.adobe.livecycle.ibmfilenetcontentrepositoryconnector.client.type.impl.LoginSettings 値。有効値は、 INVOCATION_CONTEXT (Use Credentials from process context)、 USER_CREDENTIALS (Use User Credentials)、 TOKEN (Use FileNet Credentials Token)です。

Use Credentials From Process Context:
FileNet 認証のプロセスコンテキストからの AEM forms User Management 秘密鍵証明書を使用します。

Use User Credentials:
User Name および Password プロパティを使用して、FileNet の認証を受けます。ユーザー名について、管理コンソールで指定される FileNet P8 Content Engine で有効であることを確認してください。

Use FileNet Credentials Token:
FileNet Credentials Token プロパティを使用して、FileNet Content Engine の認証を受けます。このログイントークンは、現在の FileNet セッションで有効である必要があります。

User Name

FileNet オブジェクトストアに接続するときに使用するアカウント名を指定する string 値。

このフィールドは、Login Mode プロパティが USER_CREDENTIALS (Use User Credentials)または TOKEN (Use FileNet Credentials Token)に設定されている場合のみ使用されます。

パスワード

FileNet オブジェクトストアに接続するときに使用する User Name プロパティで指定されたアカウント名に関連するパスワードを指定する string 値。

このフィールドは、Login Mode プロパティが USER_CREDENTIALS (Use User Credentials)に設定された場合のみ使用されます。

FileNet Credentials Token

既存の FileNet 秘密鍵証明書トークンの位置を表す string 値。

このフィールドは、Login Mode プロパティが TOKEN (Use FileNet Credentials Token)に設定された場合のみ使用されます。

Object Store および Folder Settings プロパティ

ドキュメントの格納位置を指定するプロパティ。

Object Store

IBM FileNet リポジトリの名前を表す string 値。管理コンソールで定義された現在の FileNet Content Engine で利用できるオブジェクトストアのリストから選択できます。(AEM Forms管理ヘルプを参照してください)。

Folder Path

オブジェクトストア内でドキュメントを作成するフォルダー位置を示す string 値。

リテラル値を指定する場合は、パスを入力するか、または「Browse」をクリックして IBM FileNet リポジトリからのフォルダーを選択します。

フォルダーパスを入力するときは、次のルールを使用します。

  • フォルダーパスにはオブジェクトストア名を含めないでください。

  • フォルダーの位置を指定する場合は、次のようにスラッシュ(/)を使用してフォルダー名を区切ります。

    /[FolderPath]/[documentName]

Document Creation Settings プロパティ

リポジトリで格納するドキュメントを作成するときに使用するプロパティ。

Document Class Type

ドキュメントの FileNet オブジェクトタイプを示す string 値。

注意: このプロパティは、同じ名前を持つドキュメントが存在しない場合のみ使用されます。

Document Mime Type

ドキュメントの MIME タイプを示す string 値。

Title of the document

ドキュメントのタイトルを示す string 値。同じ名前を持つドキュメントが Folder Path プロパティで指定したパスに存在する場合、この操作によって、そのドキュメントオブジェクトが更新されます。Update Version Type プロパティで定義されているルールに従って更新が行われます。

Document Content Settings プロパティ

リポジトリに格納するドキュメントの内容に関係するプロパティ。

Update Version Type

(オプション)ドキュメントタイプに基づいてドキュメントバージョンの更新を増加する方法を表す UpdateVersionType 値。次の値を指定できます。

Increment Major Version:
メジャーバージョンの増分でバージョン番号を更新します。

Increment Minor Version:
マイナーバージョンの増分でバージョン番号を更新します。

Document Contents

ドキュメントコンテンツを格納する 文書 値。

リテラル値を指定する場合は、省略記号ボタン をクリックして、Select Asset ダイアログボックスを表示します( Select Asset について を参照)。

注意: このプロパティは、この操作が正しく動作するのに必須です。

Meta-Data プロパティ

格納されているドキュメントのメタデータプロパティ。

Property Mapping Table

(オプション)ドキュメント属性を指定されたテーブルのプロセス変数にマップします。FileNet オブジェクトストアでドキュメントを作成または更新するときに、マップされたドキュメント属性がドキュメントで設定されます。属性値を空白のままにした場合は、リポジトリでその属性の現在の値が維持されます。属性の値を消去するには、属性を ""(空文字列)にマップします。

ドキュメントの複数の値を持つプロパティの値を指定するには、プロパティの名前をリスト値にマップします。例えば、CustomClassType という名前のドキュメントクラスタイプおよび Array Property という名前の複数の値を持つプロパティが FileNet に作成されたとします。CustomClassType はプロパティとして Array Property を持ち、Array Property は文字列値を格納します。listVar という名前のプロセス変数は、文字列値を格納するリストです。複数の値を持つプロパティに listVar の値を格納するには、次の設定が必要です。

  • Document Class Type プロパティの値を CustomClassType に設定します。

  • Meta-Data テーブルで次の値を設定します。

    • Name: Array Property

    • Type: string

    • Value: /process_data/listVar

Results プロパティ

作成または更新したドキュメントのプロパティ。

Store Content Result

Results プロパティグループで指定されたコンテンツプロパティを格納する object

Document ID

ドキュメントの ID を示す string 値。

Document Major Version

ドキュメントのメジャーバージョン番号を指定する string 値。

Document Minor Version

ドキュメントのマイナーバージョン番号を指定する string 値。

Name of the Document Creator

ドキュメントの元の著者であるユーザー名を示す string 値。

Document Creation Date

ドキュメントの元のバージョンが作成された日付を示す date 値。

Last Document Modifier

ドキュメントを最後に変更したユーザー名を指定する string 値。

Last Document Modification Date

ドキュメントが最後に変更された日付を示す date 値。

Exceptions

この操作では、 RepositoryException 例外をスローすることがあります。