3.3 クラスターでの JBoss の実行

JBoss の起動

次のコマンドを入力して、JBoss Application サーバーを起動します。

./run.sh  -b <ipaddress> -c <server_profile>
注意: これにより、JBoss インスタンスがデフォルトのパーティション名、マルチキャストアドレス、およびマルチキャストポートを使用して起動します。

クラスターパーティション名の変更

./run.sh -g <partition_name> -b <ipaddress> -c <server_profile>
注意: このコマンドは、デフォルトのマルチキャストポートおよびアドレスを使用します。クラスターのすべてのノードは<partition name> である必要があるため、この値が JBoss クラスターで一意であることを確認してください。

また、「3.4 JBoss run.conf ファイルの変更」セクションで説明しているように JVM 引数としてパーティション名に言及することもできます。

マルチキャストアドレスの変更

一部のユーザーは特定のセットのマルチキャストアドレスを持っています。デフォルトのマルチキャストアドレスをお好きなアドレスに変更するには、次のコマンドを入力します。
/run.sh -u <UDP group Ip address> -g <partition_name> -b <ipaddress> -c <server_profile>
注意: 上記のコマンドで、<UDP group Ip address> は UDP マルチキャストアドレスを示しています。 

マルチキャストポートの変更

マルチキャストポートを変更するには、「3.4 JBoss run.conf ファイルの変更」で説明している run.conf ファイルで次の jvm 引数を入力します。
-Djboss.jgroups.udp.mcast_port=<port_number>
注意: デフォルトでは、JBoss クラスターは UDP ベースのクラスターを使用するように設定されます。TCP ベースのクラスターを使用するようにクラスターを設定できます。TCP ベースのクラスターを使用するためのクラスターの設定方法について詳しくは、「JBoss クラスター」を参照してください。