共通アーキテクチャ基盤

Foundation は、ソリューションコンポーネントがプロセスに参加するための共通アーキテクチャ基盤を提供します。共通呼び出しメカニズムによって、コンポーネント、サービスおよびプロセスに対する一貫したアクセスが保証されます。このアクセスは以下の方法で行われます。

  • Java API

  • Web サービス

  • 監視フォルダー

  • Flex リモートサービス

  • Representational State Transfer(REST)

  • 電子メール

    Foundation では、公開 API および SPI の一貫性のあるセットも提供されます。厳密に型指定された Java ライブラリは、使用するトランスポートプロトコル(RMI または SOAP)に関係なく一貫性があります。

    サービスは、Java 統合開発環境(IDE)を使用して開発されたクライアントアプリケーションからプログラムによって呼び出すことができます。Data Services を使用して、Flex または Ajax RIA からサービスを呼び出すこともできます。

    Java 開発環境でクライアントアプリケーションを開発するには、Java API を使用します。LiveCycle では、Web サービスを使用して、クライアントアプリケーションからそのサービスを呼び出すこともできます。

    呼び出し API:
    プログラムによって任意のサービスを呼び出すために使用できる Java API。呼び出し API を使用して、サービス(厳密に型指定された API を持たない統合サービスなど)を呼び出します。

    厳密に型指定された Java API:
    特定のサービスを呼び出すために使用される Java API。厳密に型指定された API は、サービスクライアントと呼ばれ、特定のサービスだけを呼び出すために使用されます。つまり、あるサービスに属しているサービスクライアントを使用して別のサービスを呼び出すことはできません。これらの API では、クライアントと LiveCycle サーバー間の通信プロトコルとして、RMI または SOAP を使用できます。

    Web サービス:
    サービスコンテナのサービスは、Web Services Definition Language(WSDL)生成に対する完全なサポートと共に Web サービスに公開するように設定できます。任意のサービスの WSDL からプロキシライブラリを作成でき、プロキシライブラリを使用して、サービスを呼び出すことができます。

    監視フォルダー:
    サービスは、管理者が Administration Console を使用して監視フォルダーとして設定したネットワークフォルダーから呼び出すことができます。ファイルがこのフォルダーに配置されている場合、このファイルを操作するサービス操作が呼び出されます。

    REST エンドポイント
    LiveCycle で REST エンドポイントを作成します。オーケストレーション内の処理ですべての入力がプログラムにより取得されるように短期間有効なオーケストレーションをデザインでき、出力が 1 つのドキュメントの場合は、Web ブラウザーを使用するだけでオーケストレーションを呼び出して、その出力を取得できます。

    電子メール:
    サービスは、設定された電子メールアカウントが、電子メールメッセージ(通常は PDF ドキュメントが添付されている)を受信するときに、呼び出すことができます。LiveCycle の管理者は、管理コンソールを使用して電子メールアカウントの詳細を設定します。LiveCycle で操作が実行されると、変更された PDF ドキュメントを添付した電子メールメッセージが受信者に送信されます。

    サービスの呼び出しについて詳しくは、『Programming with LiveCycle』を参照してください。

    プロセスの呼び出しの有効化について詳しくは、『LiveCycle Workbench 10 のインストール』を参照してください。

    サービスを呼び出すための監視フォルダーおよび電子メールアカウントの設定について詳しくは、LiveCycle 管理コンソールヘルプを参照してください。