ユーザーの管理および認証

Foundation には User Manager コンポーネントが含まれています。このコンポーネントによって管理者は、すべてのユーザーおよびグループのデータベースを管理できます。このデータベースは 1 つ以上のサードパーティユーザーディレクトリと同期されます。User Manager では、サービスに対する認証、権限付与およびユーザー管理を行うことができます。

User Manager では、シングルサインオン(SSO)を有効にすることができます。SSO を使用すると、Microsoft Windows® 認証メカニズムを使用してログインできるので、認証を行う必要はありません。ユーザーは、Workspace や管理コンソールなどの LiveCycle の既成のユーザーインターフェイスを使用できます。SSO は、Adobe Reader 内にレンダリングされる PDF フォームにも適用され、データの事前入力、ルックアップおよびデータ送信の際に Web サービスを利用できます。これらの場合、Web サービスの呼び出しの認証に、認証トークンが利用されます。これは、Flex で作成されたアプリケーションが Remoting で LiveCycle に含まれるサービスを呼び出す場合にも適用されます。

Foundation では、LiveCycle を操作するすべてのユーザーが認証されます。User Manager では、ロールベースのアクセス制御が実装されます。これにより管理者は、既に User Manager データベースに含まれているロールに、ユーザーとグループを関連付けることができます。ロールベースのアクセス制御では、個別のユーザーに対してではなく、ロールに対してアクセス権を割り当てる必要があります。Administration Console の User Management ページを使用して、管理者は適切なロールをユーザーまたはグループに割り当てます。

管理者は、カスタムロールを作成して、既存の権限に関連付けることができます。管理者は、Administration Console を使用してデータベースに新しいユーザーを追加することもできます。