ADT エラーメッセージ

次の表に、ADT プログラムによって報告される可能性があるエラーおよび考えられる原因を示します。

アプリケーション記述子の検証エラー

エラーコード

説明

注記

100

アプリケーション記述子を解析できません

閉じられていないタグなどの XML シンタックスエラーをアプリケーション記述ファイルで確認してください。

101

名前空間が見つかりません

見つからない名前空間を追加してください。

102

名前空間が無効です

名前空間のスペルを確認してください。

103

予期しないエレメントまたは属性です

問題のあるエレメントと属性を削除してください。記述ファイルではカスタム値は使用できません。

エレメント名と属性名のスペルを確認してください。

エレメントが正しい親エレメント内に配置され、属性が正しいエレメントと共に使用されていることを確認してください。

104

エレメントまたは属性が見つかりません

必要なエレメントまたは属性を追加してください。

105

エレメントまたは属性に無効な値が含まれています

問題のある値を修正してください。

106

ウィンドウ属性の組み合わせが無効です

ウィンドウ設定には、 transparency = true systemChrome = standard など、同時に指定できない組み合わせがあります。同時に指定できない設定のいずれか 1 つを変更してください。

107

ウィンドウの最小サイズがウィンドウの最大サイズを超えています

最小サイズまたは最大サイズの設定を変更してください。

108

属性が前のエレメントで既に使用されています

109

重複するエレメントです。

重複するエレメントを削除してください。

110

指定したタイプの少なくとも 1 つのエレメントが必要です。

見つからないエレメントを追加してください。

111

アプリケーション記述子に示されているプロファイルはいずれも、ネイティブ拡張をサポートしません。

ネイティブ拡張をサポートする supportedProfies リストにプロファイルを追加してください

112

AIR のターゲットはネイティブ拡張をサポートしません。

ネイティブ拡張をサポートするターゲットを選択してください。

113

<nativeLibrary> と <initializer> は一緒に指定する必要があります。

ネイティブ拡張内のネイティブライブラリごとにイニシャライザー関数を指定する必要があります。

114

<nativeLibrary> を指定しない状態で <finalizer> が見つかりました。

プラットフォームがネイティブライブラリを使用しない限り、ファイナライザーを指定しないでください。

115

デフォルトのプラットフォームにネイティブ実装を含めることはできません。

デフォルトの platform エレメントにはネイティブライブラリを指定しないでください。

116

ブラウザーの呼び出しは、このターゲット用にはサポートされていません。

指定したパッケージターゲットに対しては、 <allowBrowserInvocation> エレメントを true にすることはできません。

117

ネイティブ拡張をパッケージ化するには、このターゲットに少なくとも名前空間 n が必要です。

アプリケーション記述子の AIR 名前空間を、サポートされている値に変更してください。

名前空間、エレメント、属性およびそれらの有効な値について詳しくは、 AIR アプリケーション記述ファイル を参照してください。

アプリケーションアイコンのエラー

エラーコード

説明

注記

200

アイコンファイルを開けません

ファイルが指定されたパスに存在することを確認してください。

別のアプリケーションを使用して、ファイルを開けることを確認してください。

201

アイコンのサイズが間違っています

アイコンのサイズ(ピクセル)は、XML タグと一致している必要があります。例えば、

<image32x32>icon.png</image32x32>

というアプリケーション記述エレメントが指定されている場合、 icon.png 内の画像は 32 x 32 ピクセルである必要があります。

202

アイコンファイルにサポートされていない画像形式が含まれています

PNG 形式のみがサポートされています。アプリケーションをパッケージ化する前に、他の形式に画像を変換してください。

アプリケーションファイルのエラー

エラーコード

説明

注記

300

ファイルが見つからないか、開けません

コマンドラインで指定されたファイルが見つからないか、開けません。

301

アプリケーション記述ファイルが見つからないか、開けません

指定されたパスでアプリケーション記述ファイルが見つからないか、開けません。

302

パッケージにルートコンテンツファイルがありません

アプリケーション記述子の <content> エレメントで参照されている SWF ファイルまたは HTML ファイルを、ADT コマンドラインに指定するファイルリストに含めることでパッケージに追加する必要があります。

303

パッケージにアイコンファイルがありません

ADT コマンドラインに記載されているファイルに含めることで、アプリケーション記述子で指定されているアイコンファイルをパッケージに追加する必要があります。アイコンファイルは自動的に追加されません。

304

初期ウィンドウコンテンツが無効です

アプリケーション記述子の <content> エレメントで参照されているファイルは、有効な HTML ファイルまたは SWF ファイルとして認識されません。

305

初期ウィンドウコンテンツの SWF バージョンが名前空間よりも後のバージョンです

アプリケーション記述子の <content> エレメントで参照されているファイルの SWF バージョンは、記述子の名前空間で指定されている AIR のバージョンでサポートされていません。例えば、SWF10(Flash Player 10)ファイルを AIR 1.1 アプリケーションの初期コンテンツとしてパッケージ化しようとすると、このエラーが生成されます。

306

プロファイルがサポートされていません。

アプリケーション記述ファイルに指定したプロファイルは、サポートされていません。 supportedProfiles を参照してください。

307

名前空間は少なくとも nnn であることが必要です。

アプリケーションで使用される機能に対して適切な名前空間を使用してください(2.0 名前空間など)。

その他のエラーの終了コード

終了コード

説明

注記

2

使用法エラー

コマンドライン引数にエラーがないか確認してください。

5

不明なエラー

このエラーは、一般的なエラーの状態では説明できない状況を示します。考えられる根本的な原因には、ADT と Java ランタイム環境の非互換性、ADT または JRE インストールの破損、ADT 内のプログラミングエラーなどがあります。

6

出力ディレクトリに書き込めませんでした

指定された(または暗示された)出力ディレクトリにアクセスでき、コンテナとなっているドライブに十分なディスク領域があることを確認してください。

7

証明書にアクセスできませんでした

キーストアへのパスが正しく指定されていることを確認してください。

キーストア内の証明書にアクセスできることを確認してください。Java 1.6 Keytool ユーティリティを使用すると、証明書のアクセスに関する問題をトラブルシューティングできます。

8

証明書が無効です

証明書ファイルの形式が不正か、変更、期限切れ、または失効しています。

9

AIR ファイルに署名できませんでした

ADT に渡された署名オプションを確認してください。

10

タイムスタンプを作成できませんでした

ADT はタイムスタンプサーバーへの接続を確立できませんでした。プロキシサーバー経由でインターネットに接続する場合、JRE プロキシ設定を構成する必要があります。

11

証明書の作成エラー

署名の作成に使用されるコマンドライン引数を確認してください。

12

入力が無効です

コマンドラインで ADT に渡されたファイルパスおよびその他の引数を確認してください。

13

デバイス SDK が見つかりません

デバイス SDK の構成を確認してください。ADT では、指定したコマンドの実行に必要なデバイス SDK を見つけることができません。

14

デバイスエラー

ADT では、デバイスの制限または問題が原因でコマンドを実行できません。例えば、実際にはインストールされていないアプリケーションをアンインストールしようとすると、この終了コードが発行されます。

15

デバイスがありません

デバイスが接続されオンになっているか、エミュレーターが実行されているかどうかを確認してください。

16

GPL コンポーネントが見つかりません

現在の AIR SDK に、要求された操作を実行するために必要なすべてのコンポーネントが含まれていません。

17

デバイスパッケージ化ツールが失敗しました。

必要なオペレーティングシステムコンポーネントが見つからないので、パッケージを作成できませんでした。

Android エラー

終了コード

説明

注記

400

現在の Android SDK のバージョンが属性をサポートしていません。

属性名のスペルが正しく、表示されるエレメントに対して有効な属性であることを確認してください。属性が Android 2.2 より後に導入されたものであると、場合によっては、ADT コマンドに -platformsdk フラグを設定する必要があります。

401

現在の Android SDK のバージョンが属性値をサポートしていません。

属性値のスペルが正しく、属性に対して有効な値であることを確認してください。属性値が Android 2.2 より後に導入されたものであると、場合によっては、ADT コマンドに -platformsdk フラグを設定する必要があります。

402

現在の Android SDK のバージョンが XML タグをサポートしていません。

XML タグ名のスペルが正しく、有効な Android マニフェストのドキュメントエレメントであることを確認してください。エレメントが Android 2.2 より後に導入されたものであると、場合によっては、ADT コマンドに -platformsdk フラグを設定する必要があります。

403

Android タグをオーバーライドすることはできません。

アプリケーションが、AIR で使用するために予約された Android マニフェストエレメントをオーバーライドしようとしました。 Android の設定 を参照してください。

404

Android 属性をオーバーライドすることはできません。

アプリケーションが、AIR で使用するために予約された Android マニフェスト属性をオーバーライドしようとしました。 Android の設定 を参照してください。

405

Android タグ %1 は、manifestAdditions タグの最初のエレメントにする必要があります。

指定したタグを必要な位置に移動してください。

406

Android タグ %2 の属性 %1 に無効な値 %3 が含まれています。

この属性に有効な値を指定してください。