ADT installRuntime コマンド

-installRuntime コマンドは、デバイスに AIR ランタイムをインストールします。

このコマンドを使用して再インストールする前に、既存のバージョンの AIR ランタイムをアンインストールする必要があります。

このコマンドでは、次のシンタックスを使用します。

adt -installRuntime -platform platformName -platformsdk path_to_sdk -device deviceID -package fileName

-platform :デバイスのプラットフォームの名前です。現在、このコマンドは Android プラットフォームでのみサポートされています。名前には、 android を使用してください。

-platformsdk :ターゲットデバイスのプラットフォーム SDK へのパスです。現在サポートされているプラットフォーム SDK は Android だけです。AIR 2.6 以降の SDK には、関連する ADT コマンドの実装に必要な Android SDK のツールが含まれています。異なるバージョンの Android SDK を使用する場合にのみ、この値を設定してください。また、AIR_ANDROID_SDK_HOME 環境変数が既に設定されている場合は、プラットフォーム SDK パスをコマンドラインで指定する必要はありません(両方とも設定されている場合、コマンドラインで指定したパスが使用されます)。

-device :デバイスのシリアル番号です。複数のデバイスまたはエミュレーターがコンピューターに接続され、実行されている場合にのみ、デバイスを指定する必要があります。指定したデバイスが接続されていない場合、ADT は「終了コード 14:デバイスエラー」を返します。複数のデバイスまたはエミュレーターが接続されているが、デバイスが指定されていない場合、ADT は「終了コード 2:使用方法エラー」を返します。

Android では、Android ADB ツールを次のように使用して、接続されているデバイスおよび実行しているエミュレーターのシリアル番号の一覧を表示します。

adb devices

-package :インストールするランタイムのファイル名です。Android では、これは APK パッケージにする必要があります。パッケージを指定しないと、AIR SDK の使用可能なランタイムから、デバイスまたはエミュレーターに適切なランタイムが選択されます。ランタイムが既にインストールされている場合、ADT は「エラーコード 14:デバイスエラー」を返します。