パッケージ | flash.display |
クラス | public class NativeMenuItem |
継承 | NativeMenuItem EventDispatcher Object |
サブクラス | ContextMenuItem |
言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
ランタイムバージョン: | AIR 1.0 |
メニューアイテムは、コマンド、サブメニューまたはセパレーター線です。
- コマンドアイテムを作成するには、NativeMenuItem コンストラクターを呼び出します。このとき、ラベルに使用するストリングを渡し、
false
をisSeparator
パラメーターに設定します。 - サブメニューを作成するには、親メニューとなるコマンドアイテムを作成し、このコマンドアイテムの
submenu
プロパティに、作成するサブメニューの NativeMenu オブジェクトを割り当てます。親 NativeMenu オブジェクトのaddSubmenu()
メソッドを呼び出してアイテムを作成し、同時にsubmenu
プロパティを設定できます。 - セパレーターを作成するには、NativeMenuItem コンストラクターを呼び出します。このとき、ラベルに使用するストリングとして空のストリングを渡し、
true
をisSeparator
パラメーターに設定します。
アイテムまたは親メニューの select
イベントを受け取り、メニューコマンドが選択された時期を検出します。サブメニューとセパレーターは、select イベントを送出しません。メニューアイテムが表示される、またはショートカットキーによりアクティブ化されるタイミングを識別するために preparing
イベントをリッスンします。
関連する API エレメント
プロパティ | 定義元 | ||
---|---|---|---|
checked : Boolean
このメニューにチェックマークを表示するかどうかを制御します。 | NativeMenuItem | ||
constructor : Object
指定されたオブジェクトインスタンスのクラスオブジェクトまたはコンストラクター関数への参照です。 | Object | ||
data : Object
このメニューアイテムに関連付けられた任意のデータオブジェクトです。 | NativeMenuItem | ||
enabled : Boolean
このメニューを有効にするかどうかを制御します。 | NativeMenuItem | ||
isSeparator : Boolean [読み取り専用]
このアイテムがメニューセパレーター線かどうかを報告します。 | NativeMenuItem | ||
keyEquivalent : String
このメニューアイテムのキー相当物です。 | NativeMenuItem | ||
keyEquivalentModifiers : Array
キー相当物のモディファイアに対応するキーコードの配列です。 | NativeMenuItem | ||
label : String
このメニューアイテムの表示ストリングです。 | NativeMenuItem | ||
menu : NativeMenu [読み取り専用]
このアイテムを含むメニューです。 | NativeMenuItem | ||
mnemonicIndex : int
メニューアイテムでのニーモニック文字の位置です。 | NativeMenuItem | ||
name : String
このメニューアイテムの名前です。 | NativeMenuItem | ||
submenu : NativeMenu
このメニューアイテムに関連付けられたサブメニューです。 | NativeMenuItem |
メソッド | 定義元 | ||
---|---|---|---|
新しい NativeMenuItem オブジェクトを作成します。 | NativeMenuItem | ||
addEventListener(type:String, listener:Function, useCapture:Boolean = false, priority:int = 0, useWeakReference:Boolean = false):void
イベントリスナーオブジェクトを EventDispatcher オブジェクトに登録し、リスナーがイベントの通知を受け取るようにします。 | EventDispatcher | ||
NativeMenuItem オブジェクトのコピーを作成します。 | NativeMenuItem | ||
イベントをイベントフローに送出します。 | EventDispatcher | ||
EventDispatcher オブジェクトに、特定のイベントタイプに対して登録されたリスナーがあるかどうかを確認します。 | EventDispatcher | ||
オブジェクトに指定されたプロパティが定義されているかどうかを示します。 | Object | ||
Object クラスのインスタンスが、パラメーターとして指定されたオブジェクトのプロトタイプチェーン内にあるかどうかを示します。 | Object | ||
指定されたプロパティが存在し、列挙できるかどうかを示します。 | Object | ||
EventDispatcher オブジェクトからリスナーを削除します。 | EventDispatcher | ||
ループ処理に対するダイナミックプロパティの可用性を設定します。 | Object | ||
ロケール固有の規則に従って書式設定された、このオブジェクトのストリング表現を返します。 | Object | ||
[オーバーライド]
NativeMenuItem オブジェクトのすべてのプロパティを含むストリングを返します。 | NativeMenuItem | ||
指定されたオブジェクトのプリミティブな値を返します。 | Object | ||
指定されたイベントタイプについて、この EventDispatcher オブジェクトまたはその祖先にイベントリスナーが登録されているかどうかを確認します。 | EventDispatcher |
イベント | 概要 | 定義元 | ||
---|---|---|---|---|
[ブロードキャストイベント] Flash Player または AIR アプリケーションがオペレーティングシステムのフォーカスを取得して、アクティブになったときに送出されます。 | EventDispatcher | |||
[ブロードキャストイベント] Flash Player または AIR アプリケーションがオペレーティングシステムのフォーカスを失って、非アクティブになったときに送出されます。 | EventDispatcher | |||
アイテムを含むメニューが表示される直前に、この NativeMenuItem から送出されます。 | NativeMenuItem | |||
ショートカットキーが押され、格納されているメニューアイテムが表示される直前に、この NativeMenuItem から送出されます。 | NativeMenuItem | |||
ユーザーがメニューアイテムを選択したときに送出されます。 | NativeMenuItem |
checked | プロパティ |
data | プロパティ |
data:Object
言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
ランタイムバージョン: | AIR 1.0 |
このメニューアイテムに関連付けられた任意のデータオブジェクトです。
このプロパティには、任意のオブジェクトを割り当てられます。割り当てられたオブジェクトはメニューシステムでは使用されず、(イベントオブジェクトの target プロパティを通じて)イベント処理コードで使用できます。デフォルトでは、このプロパティの値は null
です。
実装
public function get data():Object
public function set data(value:Object):void
enabled | プロパティ |
isSeparator | プロパティ |
keyEquivalent | プロパティ |
keyEquivalent:String
言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
ランタイムバージョン: | AIR 1.0 |
このメニューアイテムのキー相当物です。
小文字を使用して keyEquivalent
を設定し、Shift キーモディファイアを使用しないショートカットを割り当てます。大文字を使用して設定し、Shift キーモディファイアを使用するショートカットを割り当てます。
デフォルトでは、キーボードショートカットのモディファイア(Windows または Linux では Ctrl、Mac OS X では Command)がキーボードショートカットの一部に含まれます。キー相当物をモディファイアのないキーにする場合、keyEquivalentModifiers
プロパティを空の配列に設定します。
実装
public function get keyEquivalent():String
public function set keyEquivalent(value:String):void
keyEquivalentModifiers | プロパティ |
keyEquivalentModifiers:Array
言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
ランタイムバージョン: | AIR 1.0 |
キー相当物のモディファイアに対応するキーコードの配列です。
Keyboard クラスで定義されている定数を使用して、モディファイアキーコードを指定します。有効なモディファイアキーは次のとおりです。
Keyboard.ALTERNATE
Keyboard.COMMAND
Keyboard.CONTROL
モディファイアを割り当てない場合、Windows または Linux では Keyboard.CONTROL
キー、Mac OS X では Keyboard.COMMAND
キーがデフォルトで割り当てられます。キー相当物にこれらのモディファイアが含まれないようにするには、このプロパティを空の配列に設定します。
keyEquivalent
プロパティに大文字を割り当てると、Shift キーがモディファイアとして自動的に使用されます。keyEquivalentModifier
を空の配列に設定しても、モディファイアとしての Shift キーは除去されません。
実装
public function get keyEquivalentModifiers():Array
public function set keyEquivalentModifiers(value:Array):void
関連する API エレメント
label | プロパティ |
menu | プロパティ |
menu:NativeMenu
[読み取り専用] 言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
ランタイムバージョン: | AIR 1.0 |
このアイテムを含むメニューです。
実装
public function get menu():NativeMenu
mnemonicIndex | プロパティ |
mnemonicIndex:int
言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
ランタイムバージョン: | AIR 1.0 |
メニューアイテムでのニーモニック文字の位置です。
指定された位置の文字が、そのメニューアイテムのニーモニック文字です。インデックスは 0 から始まるので、最初の文字は 0 のインデックスを持ちます。
このプロパティは、メニューニーモニックを使用しないオペレーティングシステムでは無視されます。
実装
public function get mnemonicIndex():int
public function set mnemonicIndex(value:int):void
name | プロパティ |
submenu | プロパティ |
submenu:NativeMenu
言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
ランタイムバージョン: | AIR 1.0 |
このメニューアイテムに関連付けられたサブメニューです。
このプロパティに NativeMenu オブジェクトを割り当てると、メニューアイテムの外観と動作が変化します。サブメニューアイテムにサブメニューアイコンが表示され、select イベントが送出されなくなります。
注意:メニューをそのメニューのサブメニューとして追加すると(循環参照)、アプリケーションが異常停止することがあります。
実装
public function get submenu():NativeMenu
public function set submenu(value:NativeMenu):void
関連する API エレメント
NativeMenuItem | () | コンストラクター |
public function NativeMenuItem(label:String = "", isSeparator:Boolean = false)
言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
ランタイムバージョン: | AIR 1.0 |
新しい NativeMenuItem オブジェクトを作成します。
メニューコマンドを作成するには、label
パラメーターを表示ラベルを含むストリングに設定し、isSeparator
を false
に設定します。
サブメニューコマンドを作成するには、コマンドアイテムを作成し、サブメニューの NativeMenu オブジェクトをこのアイテムの submenu
プロパティに割り当てます。親メニューにアイテムを追加します。
セパレーターを作成するには、label
パラメーターを空のストリングに設定し、isSeparator
を true
に設定します。
NativeMenu の addItem()
メソッドおよび removeItem()
メソッドを使用して、メニューにアイテムを追加したり、メニューからアイテムを削除したりします。
label:String (default = " ") — アイテムの表示ラベルまたはセパレーターの空のストリングです。
| |
isSeparator:Boolean (default = false ) — セパレーターを作成する場合は true に設定し、それ以外の場合は false に設定します。
|
関連する API エレメント
clone | () | メソッド |
public function clone():NativeMenuItem
言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
ランタイムバージョン: | AIR 1.0 |
NativeMenuItem オブジェクトのコピーを作成します。
戻り値NativeMenuItem |
toString | () | メソッド |
displaying | イベント |
flash.events.Event
プロパティ Event.type =
flash.events.Event.DISPLAYING
言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
ランタイムバージョン: | AIR 1.0 |
アイテムを含むメニューが表示される直前に、この NativeMenuItem から送出されます。
preparing
イベントは displaying
イベントを置き換え、追加機能を提供します。preparing
イベントと displaying
のいずれかをリッスンしますが、双方をリッスンすることはできません。
Event.DISPLAYING
定数は、type
プロパティ(displaying
イベントオブジェクト)の値を定義します。
注意:このイベントは "キャプチャ段階" を経由せず、ターゲットが表示リストにあるかどうかにかかわらず、ターゲットに直接送出されます。
このイベントには、次のプロパティがあります。
プロパティ | 値 |
---|---|
bubbles | false |
cancelable | false |
currentTarget | イベントリスナーで Event オブジェクトをアクティブに処理しているオブジェクトです。 |
target | 表示されるオブジェクトです。 |
preparing | イベント |
flash.events.Event
プロパティ Event.type =
flash.events.Event.PREPARING
言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
ランタイムバージョン: | AIR 2.6 |
ショートカットキーが押され、格納されているメニューアイテムが表示される直前に、この NativeMenuItem から送出されます。
格納されているメニューを表示する前、またはそのショートカットキーが押された際に、アイテムを更新するためにこのイベントをリッスンします。preparing
イベントはショートカットキーが完全に評価される前に送出されます。preparing
イベントハンドラー内のメニューは、有効化、無効化、または削除できます。これらの変更は、ショートカットキーの処理時に有効になります。例えば、このメニューアイテムを削除または無効化した場合、イベントのシーケンスは事実上キャンセルされ、select
イベントは送出されません。preparing
イベントは、メニュー内の他のアイテムからも送出されます。
preparing
イベントは displaying
イベントを置き換え、追加機能を提供します。preparing
イベントと displaying
のいずれかをリッスンしますが、双方をリッスンすることはできません。
Event.PREPARING
定数は、preparing
イベントオブジェクトの type
プロパティの値を定義します。
注意:このイベントは "キャプチャ段階" を経由せず、ターゲットが表示リストにあるかどうかにかかわらず、ターゲットに直接送出されます。
このイベントには、次のプロパティがあります。
プロパティ | 値 |
---|---|
bubbles | false |
cancelable | false |
currentTarget | このイベントを送出したオブジェクトです。 |
target | このイベントを送出したオブジェクトです。 |
select | イベント |
flash.events.Event
プロパティ Event.type =
flash.events.Event.SELECT
言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
ランタイムバージョン: | AIR 1.0 |
ユーザーがメニューアイテムを選択したときに送出されます。
select
イベントは、このアイテムからアイテムに含まれているメニューまで、親メニューのチェーンをルートメニューオブジェクトに向かって上方にバブルします。イベントオブジェクトの target
プロパティは、この NativeMenuItem オブジェクトを参照します。currentTarget
プロパティは、送出するオブジェクト(この NativeMenuItem オブジェクトまたはその上位の NativeMenu オブジェクト)を参照します。
注意:メニューを含むウィンドウがフルスクリーンモードである場合(stage.displayState == StageDisplayState.FULL_SCREEN
)、NativeMenuItem オブジェクトは、ユーザーがメニューアイテムにキーボードショートカットを入力しても select
イベントを送出しません。
Event.SELECT
定数は、type
プロパティ(select
イベントオブジェクト)の値を定義します。
このイベントには、次のプロパティがあります。
プロパティ | 値 |
---|---|
bubbles | false |
cancelable | false は、キャンセルするデフォルトの動作がないことを示します。 |
currentTarget | イベントリスナーで Event オブジェクトをアクティブに処理しているオブジェクトです。 |
target | アイテムが選択されたオブジェクトです。 |
Tue Jun 12 2018, 10:34 AM Z