パッケージ | flash.display |
クラス | public class LoaderInfo |
継承 | LoaderInfo EventDispatcher Object |
言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
ランタイムバージョン: | AIR 1.0, Flash Player 9, Flash Lite 4 |
次に示す 2 つの方法で LoaderInfo オブジェクトにアクセスできます。
- flash.display.Loader オブジェクトの
contentLoaderInfo
プロパティ —contentLoaderInfo
プロパティは常にすべての Loader オブジェクトに対して使用できます。load()
メソッドまたはloadBytes()
メソッドを呼び出していない Loader オブジェクトや、読み込みが完了していない Loader オブジェクトの場合、contentLoaderInfo
プロパティの各種プロパティにアクセスしようとするとエラーがスローされます。 - 表示オブジェクトの
loaderInfo
プロパティ。
Loader オブジェクトの contentLoaderInfo
プロパティは、Loader オブジェクトが読み込むコンテンツに関する情報を提供するのに対して、DisplayObject の loaderInfo
プロパティは、その表示オブジェクトのルート SWF ファイルに関する情報を提供します。
Loader オブジェクトを使用して表示オブジェクト(SWF ファイル、ビットマップなど)をロードした場合、表示オブジェクトの loaderInfo
プロパティは Loader オブジェクトの contentLoaderInfo
プロパティと同じになります(DisplayObject.loaderInfo = Loader.contentLoaderInfo
)。SWF ファイルのメインクラスのインスタンスに Loader オブジェクトは含まれないので、loaderInfo
プロパティは、SWF ファイルのメインクラスのインスタンスの LoaderInfo にアクセスする唯一の方法です。
次の図は、SWF ファイルのメインクラスのインスタンス、Loader オブジェクトの contentLoaderInfo
プロパティ、読み込まれたオブジェクトの loaderInfo
プロパティの場合のそれぞれ異なる LoaderInfo オブジェクトの使用方法を示します。
ロード処理が完了していない場合、Loader オブジェクトの contentLoaderInfo
プロパティのいくつかのプロパティは取得できません。bytesLoaded
、bytesTotal
、url
、loaderURL
、applicationDomain
などのいくつかのプロパティは取得できます。loaderInfo
オブジェクトが init
イベントを送出すると、loaderInfo
オブジェクトとロード済みのイメージまたは SWF ファイルのすべてのプロパティにアクセスできます。
注意:LoaderInfo オブジェクトのプロパティはすべて読み取り専用です。
EventDispatcher.dispatchEvent()
メソッドは、LoaderInfo オブジェクトに適用できません。LoaderInfo オブジェクトで dispatchEvent()
を呼び出した場合、IllegalOperationError 例外がスローされます。
関連する API エレメント
flash.display.Loader.content
flash.display.DisplayObject
flash.display.DisplayObject.loaderInfo
プロパティ | 定義元 | ||
---|---|---|---|
actionScriptVersion : uint [読み取り専用]
ロード済みの SWF ファイルの ActionScript バージョンです。 | LoaderInfo | ||
applicationDomain : ApplicationDomain [読み取り専用]
外部 SWF ファイルが読み込まれると、読み込まれたクラスに含まれているすべての ActionScript 3.0 定義は applicationDomain プロパティに格納されます。 | LoaderInfo | ||
bytes : ByteArray [読み取り専用]
LoaderInfo オブジェクトに関連付けられているバイト数です。 | LoaderInfo | ||
bytesLoaded : uint [読み取り専用]
そのメディアのロード済みのバイト数です。 | LoaderInfo | ||
bytesTotal : uint [読み取り専用]
メディアファイル全体の圧縮後のバイト数です。 | LoaderInfo | ||
childAllowsParent : Boolean [読み取り専用]
コンテンツ(子)からロードする側(親)への信頼関係を表します。 | LoaderInfo | ||
childSandboxBridge : Object
Loader オブジェクトのサンドボックスにあるコードによってアクセスできるプロパティとメソッドを公開するために、ロードされたコンテンツのコードで設定できるオブジェクトです。 | LoaderInfo | ||
constructor : Object
指定されたオブジェクトインスタンスのクラスオブジェクトまたはコンストラクター関数への参照です。 | Object | ||
content : DisplayObject [読み取り専用]
この LoaderInfo オブジェクトに関係したロードされたオブジェクトです。 | LoaderInfo | ||
contentType : String [読み取り専用]
ロードされたファイルの MIME タイプです。 | LoaderInfo | ||
frameRate : Number [読み取り専用]
読み込み済みの SWF ファイルに関する 1 秒ごとのフレーム数を表す公称のフレームレートです。 | LoaderInfo | ||
height : int [読み取り専用]
読み込まれたファイルの規格高さです。 | LoaderInfo | ||
isURLInaccessible : Boolean [読み取り専用]
LoaderInfo.url プロパティが切り詰められているかどうかを示します。 | LoaderInfo | ||
loader : Loader [読み取り専用]
この LoaderInfo オブジェクトに関係した Loader オブジェクトです。 | LoaderInfo | ||
loaderURL : String [読み取り専用]
この LoaderInfo オブジェクトによって記述されるメディアの読み込みを開始した SWF ファイルの URL です。 | LoaderInfo | ||
parameters : Object [読み取り専用]
ロード済みの SWF ファイルに提供されるパラメーターを表す、名前と値の組を含んだオブジェクトです。 | LoaderInfo | ||
parentAllowsChild : Boolean [読み取り専用]
ロードする側(親)からコンテンツ(子)への信頼関係を表します。 | LoaderInfo | ||
parentSandboxBridge : Object
ロードされたコンテンツのコードによってアクセスできるプロパティとメソッドを公開するために、Loader オブジェクトのサンドボックス内にあるコードで設定できるオブジェクトです。 | LoaderInfo | ||
sameDomain : Boolean [読み取り専用]
ロードする側とそのコンテンツの間のドメインの関係を次のように表します。ドメインが同じ場合は true、異なる場合は false です。 | LoaderInfo | ||
sharedEvents : EventDispatcher [読み取り専用]
セキュリティ境界を越えてイベントを交換するために使用される EventDispatcher インスタンスです。 | LoaderInfo | ||
swfVersion : uint [読み取り専用]
ロード済みの SWF ファイルのファイル形式のバージョンです。 | LoaderInfo | ||
uncaughtErrorEvents : UncaughtErrorEvents [読み取り専用]
この LoaderInfo オブジェクトの SWF ファイルのコードで不明なエラーが発生したときに、uncaughtError イベントを送出するオブジェクトです。 | LoaderInfo | ||
url : String [読み取り専用]
読み込まれるメディアの URL です。 | LoaderInfo | ||
width : int [読み取り専用]
読み込まれたコンテンツの規格幅です。 | LoaderInfo |
メソッド | 定義元 | ||
---|---|---|---|
addEventListener(type:String, listener:Function, useCapture:Boolean = false, priority:int = 0, useWeakReference:Boolean = false):void
イベントリスナーオブジェクトを EventDispatcher オブジェクトに登録し、リスナーがイベントの通知を受け取るようにします。 | EventDispatcher | ||
[静的]
オブジェクトとして定義され、SWF ファイルに関連付けられている LoaderInfo オブジェクトを返します。 | LoaderInfo | ||
EventDispatcher オブジェクトに、特定のイベントタイプに対して登録されたリスナーがあるかどうかを確認します。 | EventDispatcher | ||
オブジェクトに指定されたプロパティが定義されているかどうかを示します。 | Object | ||
Object クラスのインスタンスが、パラメーターとして指定されたオブジェクトのプロトタイプチェーン内にあるかどうかを示します。 | Object | ||
指定されたプロパティが存在し、列挙できるかどうかを示します。 | Object | ||
EventDispatcher オブジェクトからリスナーを削除します。 | EventDispatcher | ||
ループ処理に対するダイナミックプロパティの可用性を設定します。 | Object | ||
ロケール固有の規則に従って書式設定された、このオブジェクトのストリング表現を返します。 | Object | ||
指定されたオブジェクトのストリング表現を返します。 | Object | ||
指定されたオブジェクトのプリミティブな値を返します。 | Object | ||
指定されたイベントタイプについて、この EventDispatcher オブジェクトまたはその祖先にイベントリスナーが登録されているかどうかを確認します。 | EventDispatcher |
イベント | 概要 | 定義元 | ||
---|---|---|---|---|
[ブロードキャストイベント] Flash Player または AIR アプリケーションがオペレーティングシステムのフォーカスを取得して、アクティブになったときに送出されます。 | EventDispatcher | |||
データが正常にロードされたときに送出されます。 | LoaderInfo | |||
[ブロードキャストイベント] Flash Player または AIR アプリケーションがオペレーティングシステムのフォーカスを失って、非アクティブになったときに送出されます。 | EventDispatcher | |||
ネットワーク要求が HTTP を介して行われ、HTTP ステータスコードを検出できる場合に送出されます。 | LoaderInfo | |||
ロードされた SWF ファイルのプロパティおよびメソッドがアクセス可能で使用できる状態の場合に送出されます。 | LoaderInfo | |||
入出力エラーが発生して読み込み処理が失敗したときに送出されます。 | LoaderInfo | |||
ロード操作が開始したときに送出されます。 | LoaderInfo | |||
ダウンロード処理を実行中にデータを受信したときに送出されます。 | LoaderInfo | |||
読み込まれたオブジェクトが Loader オブジェクトの unload() メソッドを使用して削除されるたびに、LoaderInfo オブジェクトによって送出されます。または 2 番目の読み込みが同じ Loader オブジェクトによって実行され、読み込み開始前に元のコンテンツが削除された場合に、LoaderInfo オブジェクトによって送出されます。 | LoaderInfo |
actionScriptVersion | プロパティ |
actionScriptVersion:uint
[読み取り専用] 言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
ランタイムバージョン: | AIR 1.0, Flash Player 9, Flash Lite 4 |
ロード済みの SWF ファイルの ActionScript バージョンです。言語バージョンは、ActionScriptVersion クラスに列挙されているものを使用して指定されます。例えば、ActionScriptVersion.ACTIONSCRIPT2
や ActionScriptVersion.ACTIONSCRIPT3
などです。
注意:このプロパティの値は、必ず、ActionScriptVersion.ACTIONSCRIPT2
または ActionScriptVersion.ACTIONSCRIPT3
のいずれかになります。ActionScript 1.0 と 2.0 はどちらも ActionScriptVersion.ACTIONSCRIPT2
(バージョン 2.0)と見なされます。このプロパティは、ActionScript 1.0/2.0 と ActionScript 3.0 だけを区別します。
実装
public function get actionScriptVersion():uint
例外
Error — ファイルのダウンロードが完了しておらず、要求した情報を取得していない場合
| |
Error — ファイルが SWF ファイルでない場合
|
関連する API エレメント
applicationDomain | プロパティ |
applicationDomain:ApplicationDomain
[読み取り専用] 言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
ランタイムバージョン: | AIR 1.0, Flash Player 9, Flash Lite 4 |
外部 SWF ファイルが読み込まれると、読み込まれたクラスに含まれているすべての ActionScript 3.0 定義は applicationDomain
プロパティに格納されます。
SWF ファイル内のすべてのコードは、アプリケーションドメイン内に存在するように定義されます。現在のアプリケーションドメインは、メインアプリケーションが実行されている場所です。システムドメインには、現在のドメインおよび Flash Player または Adobe AIR によって使用されるすべてのクラスを含む、すべてのアプリケーションドメインが含まれます。
システムドメインを除くすべてのアプリケーションドメインには、親ドメインが関連付けられています。メインアプリケーションの applicationDomain
の親ドメインは、システムドメインです。ロードされるクラスは、その親によってまだ定義されていない場合にのみ定義されます。ロードされるクラスの定義を新しい定義でオーバーライドすることはできません。
アプリケーションドメインの使用例については、『ActionScript 3.0 開発ガイド』の「クライアントのシステム環境」の章を参照してください。
実装
public function get applicationDomain():ApplicationDomain
例外
SecurityError — この呼び出し元のセキュリティサンドボックスからは、この ApplicationDomain にアクセスできません。
|
関連する API エレメント
bytes | プロパティ |
bytes:ByteArray
[読み取り専用] 言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
ランタイムバージョン: | AIR 1.0, Flash Player 9.0.115.0, Flash Lite 4 |
LoaderInfo オブジェクトに関連付けられているバイト数です。
実装
public function get bytes():ByteArray
例外
SecurityError — この API にアクセスするオブジェクトが、セキュリティの制限のために読み込まれたオブジェクトにアクセスできません。このような状況は、例えば、Loader オブジェクトが contentLoaderInfo.content プロパティにアクセスしようとするときに、ロードされたコンテンツにアクセスするセキュリティの許可が与えられていない場合に生じます。
セキュリティについて詳しくは、Flash Player デベロッパーセンターのトピック:セキュリティを参照してください。 |
bytesLoaded | プロパティ |
bytesTotal | プロパティ |
bytesTotal:uint
[読み取り専用] 言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
ランタイムバージョン: | AIR 1.0, Flash Player 9, Flash Lite 4 |
メディアファイル全体の圧縮後のバイト数です。
最初の progress
イベントが、この LoaderInfo オブジェクトの対応する Loader オブジェクトによって送出される前、bytesTotal
は 0 です。Loader オブジェクトの最初の progress
イベントの後、bytesTotal
は、ダウンロードされる実際のバイト数を反映します。
注意(iOS のみ):iOS でアプリケーションを実行する場合、返される値は他のプラットフォームとは異なります。
実装
public function get bytesTotal():uint
関連する API エレメント
childAllowsParent | プロパティ |
childAllowsParent:Boolean
[読み取り専用] 言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
ランタイムバージョン: | AIR 1.0, Flash Player 9, Flash Lite 4 |
コンテンツ(子)からロードする側(親)への信頼関係を表します。子が親へのアクセスを許可されている場合は true
、そうでない場合は false
です。このプロパティが true
に設定されるのは、子オブジェクトが allowDomain()
メソッドを呼び出して親ドメインへの許可を受けている場合、または子ドメインに URL ポリシーがロードされていて親ドメインへの許可を受けている場合です。子と親が同じドメインに置かれている場合、このプロパティは true
に設定されます。
セキュリティについて詳しくは、Flash Player デベロッパーセンターのトピック:セキュリティを参照してください。
実装
public function get childAllowsParent():Boolean
例外
Error — ファイルのダウンロードが完了しておらず、要求した情報を取得していない場合に、スローされます。
|
childSandboxBridge | プロパティ |
childSandboxBridge:Object
ランタイムバージョン: | AIR 1.0, Flash Player 11.4, Flash Lite 4 |
Loader オブジェクトのサンドボックスにあるコードによってアクセスできるプロパティとメソッドを公開するために、ロードされたコンテンツのコードで設定できるオブジェクトです。このサンドボックスブリッジによって、アプリケーション以外のドメインからのコンテンツがアプリケーションサンドボックスのスクリプトへのアクセスを制御しており、また、その逆もおこなっています。サンドボックスブリッジは、サンドボックス間のゲートウェイとして機能し、アプリケーションとアプリケーション以外のセキュリティサンドボックスの間での明示的なやり取りを提供します。
実装
public function get childSandboxBridge():Object
public function set childSandboxBridge(value:Object):void
例外
SecurityError — このプロパティを設定できるのは、ロードされたコンテンツのサンドボックスにあるコンテンツのみです。
|
関連する API エレメント
content | プロパティ |
content:DisplayObject
[読み取り専用] 言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
ランタイムバージョン: | AIR 1.0, Flash Player 9, Flash Lite 4 |
この LoaderInfo オブジェクトに関係したロードされたオブジェクトです。
実装
public function get content():DisplayObject
例外
SecurityError — この API にアクセスするオブジェクトが、セキュリティの制限のために読み込まれたオブジェクトにアクセスできません。このような状況は、例えば、Loader オブジェクトが contentLoaderInfo.content プロパティにアクセスしようとするときに、ロードされたコンテンツにアクセスするセキュリティの許可が与えられていない場合に生じます。
セキュリティについて詳しくは、Flash Player デベロッパーセンターのトピック:セキュリティを参照してください。 |
contentType | プロパティ |
contentType:String
[読み取り専用] 言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
ランタイムバージョン: | AIR 1.0, Flash Player 9, Flash Lite 4 |
ロードされたファイルの MIME タイプです。ファイルのロードが正しく行われておらず、タイプを判別できない場合、この値は null
です。 次のリストは、想定される値を示しています。
"application/x-shockwave-flash"
"image/jpeg"
"image/gif"
"image/png"
実装
public function get contentType():String
frameRate | プロパティ |
frameRate:Number
[読み取り専用] 言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
ランタイムバージョン: | AIR 1.0, Flash Player 9, Flash Lite 4 |
読み込み済みの SWF ファイルに関する 1 秒ごとのフレーム数を表す公称のフレームレートです。この数値はほとんどの場合整数ですが、整数でなくても構いません。
この値は、実際のフレームレートとは異なる場合があります。Flash Player または Adobe AIR は、すべてのロード済み SWF ファイルについて一度に 1 つのフレームレートしか使用せず、このフレームレートはメイン SWF ファイルの公称のフレームレートによって決まります。 また、メインのフレームレートは、ハードウェア、サウンド同期、およびその他の要素によっては達成できない場合があります。
実装
public function get frameRate():Number
例外
Error — ファイルのダウンロードが完了しておらず、要求した情報を取得していない場合
| |
Error — ファイルが SWF ファイルでない場合
|
height | プロパティ |
isURLInaccessible | プロパティ |
isURLInaccessible:Boolean
[読み取り専用] 言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
ランタイムバージョン: | Flash Player 10.1, AIR 2 |
LoaderInfo.url
プロパティが切り詰められているかどうかを示します。isURLInaccessible
値が true
の場合、LoaderInfo.url
の値は、コンテンツのロード元となる最終的な URL のドメイン部分のみになります。例えば、コンテンツが http://www.adobe.com/assets/hello.swf
から読み込まれ、LoaderInfo.url
プロパティの値が http://www.adobe.com
の場合、このプロパティは切り詰められています。isURLInaccessible
の値は、以下の値もすべて true の場合のみ true
になります。
- コンテンツの読み込み中に HTTP リダイレクトが発生しました。
Loader.load()
の呼び出し元の SWF ファイルが、コンテンツの最終的な URL とは別のドメインからのファイルです。Loader.load()
の呼び出し元の SWF ファイルに、コンテンツにアクセスする許可がありません。コンテンツにアクセスする許可はBitmapData.draw()
に許可が与えられる場合と同じ方法で与えられます。つまり、Security.allowDomain()
を呼び出して、SWF ファイルにアクセスします(または、SWF ファイルコンテンツ以外の場合、ポリシーファイルを作成して、LoaderContext.checkPolicyFile
プロパティを使用します)。
注意:isURLInaccessible
プロパティは Flash Player 10.1 および AIR 2.0 用に追加されました。ただし、Flash ランタイムでサポートされている場合、このプロパティはすべてのバージョンの SWF ファイルで使用できます。このため、オーサリングツールを「strict モード」で使用するとコンパイルエラーが発生します。このエラーを回避するには、間接構文 myLoaderInfo["isURLInaccessible"]
を使用するか、strict モードを無効にします。Flash Professional CS5 または Flex SDK 4.1 を使用している場合、Flash Player 10.1 および AIR 2 以前にリリースされたランタイム向けに、この API を使用してコンパイルすることができます。
AIR のアプリケーションコンテンツの場合、このプロパティの値は常に false
です。
実装
public function get isURLInaccessible():Boolean
関連する API エレメント
loader | プロパティ |
loader:Loader
[読み取り専用] 言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
ランタイムバージョン: | AIR 1.0, Flash Player 9, Flash Lite 4 |
この LoaderInfo オブジェクトに関係した Loader オブジェクトです。この LoaderInfo オブジェクトが、SWF ファイルのメインクラスのインスタンスの loaderInfo
プロパティである場合、関係する Loader オブジェクトはありません。
実装
public function get loader():Loader
例外
SecurityError — この API にアクセスするオブジェクトが、セキュリティの制限のために Loader オブジェクトにアクセスできません。これは、例えば、ロードされた SWF ファイルがその loaderInfo.loader プロパティにアクセスしようとするときに、ロード元 SWF ファイルにアクセスするセキュリティの許可が与えられていない場合に生じます。
セキュリティについて詳しくは、Flash Player デベロッパーセンターのトピック:セキュリティを参照してください。 |
loaderURL | プロパティ |
parameters | プロパティ |
parameters:Object
[読み取り専用] 言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
ランタイムバージョン: | AIR 1.0, Flash Player 9, Flash Lite 4 |
ロード済みの SWF ファイルに提供されるパラメーターを表す、名前と値の組を含んだオブジェクトです。
for-in
ループを使用すると、parameters
オブジェクトからすべての名前と値を抽出できます。
パラメーターは、メイン SWF ファイルの URL のクエリ文字列と、FlashVars
HTML パラメーターの値の 2 つから提供されます。この HTML パラメーターはメイン SWF ファイルにのみ影響します。
parameters
プロパティは、メインタイムラインのプロパティとして SWF ファイルパラメーターを提供する ActionScript 1.0 および 2.0 の方法を置き換えます。
parameters
プロパティの値は、ActionScript 1.0 または 2.0 を使用する SWF ファイルを含んだ Loader オブジェクトについては null です。ActionScript 3.0 を使用する SWF ファイルを含んだ Loader オブジェクトについてのみ、null 以外の値になります。
実装
public function get parameters():Object
parentAllowsChild | プロパティ |
parentAllowsChild:Boolean
[読み取り専用] 言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
ランタイムバージョン: | AIR 1.0, Flash Player 9, Flash Lite 4 |
ロードする側(親)からコンテンツ(子)への信頼関係を表します。親が子のアクセスを許可している場合は true
、そうでない場合は false
です。このプロパティが true
に設定されるのは、親オブジェクトが allowDomain()
メソッドを呼び出して子ドメインへの許可を受けている場合、または親ドメインに URL ポリシーファイルがロードされていて子ドメインへの許可を受けている場合です。子と親が同じドメインに置かれている場合、このプロパティは true
に設定されます。
セキュリティについて詳しくは、Flash Player デベロッパーセンターのトピック:セキュリティを参照してください。
実装
public function get parentAllowsChild():Boolean
例外
Error — ファイルのダウンロードが完了しておらず、要求した情報を取得していない場合に、スローされます。
|
parentSandboxBridge | プロパティ |
parentSandboxBridge:Object
ランタイムバージョン: | AIR 1.0, Flash Player 11.4, Flash Lite 4 |
ロードされたコンテンツのコードによってアクセスできるプロパティとメソッドを公開するために、Loader オブジェクトのサンドボックス内にあるコードで設定できるオブジェクトです。このサンドボックスブリッジによって、アプリケーション以外のドメインからのコンテンツがアプリケーションサンドボックスのスクリプトへのアクセスを制御しており、また、その逆もおこなっています。サンドボックスブリッジは、サンドボックス間のゲートウェイとして機能し、アプリケーションとアプリケーション以外のセキュリティサンドボックスの間での明示的なやり取りを提供します。
実装
public function get parentSandboxBridge():Object
public function set parentSandboxBridge(value:Object):void
例外
SecurityError — このプロパティを設定できるのは、Loader オブジェクトのサンドボックス内にあるコンテンツのみです。
|
関連する API エレメント
sameDomain | プロパティ |
sharedEvents | プロパティ |
sharedEvents:EventDispatcher
[読み取り専用] 言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
ランタイムバージョン: | AIR 1.0, Flash Player 9, Flash Lite 4 |
セキュリティ境界を越えてイベントを交換するために使用される EventDispatcher インスタンスです。Loader オブジェクトとロードされたコンテンツが、互いに信頼関係を確立していないセキュリティドメインに置かれている場合でも、どちらも sharedEvents
にアクセスし、このオブジェクトを経由してイベントを送受信することができます。
実装
public function get sharedEvents():EventDispatcher
swfVersion | プロパティ |
swfVersion:uint
[読み取り専用] 言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
ランタイムバージョン: | AIR 1.0, Flash Player 9, Flash Lite 4 |
ロード済みの SWF ファイルのファイル形式のバージョンです。ファイル形式は、SWFVersion クラスに列挙されているものを使用して指定されます。例えば、SWFVersion.FLASH7
や SWFVersion.FLASH9
などです。
実装
public function get swfVersion():uint
例外
Error — ファイルのダウンロードが完了しておらず、要求した情報を取得していない場合
| |
Error — ファイルが SWF ファイルでない場合
|
関連する API エレメント
uncaughtErrorEvents | プロパティ |
uncaughtErrorEvents:UncaughtErrorEvents
[読み取り専用] 言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
ランタイムバージョン: | Flash Player 10.1, AIR 2 |
この LoaderInfo オブジェクトの SWF ファイルのコードで不明なエラーが発生したときに、uncaughtError
イベントを送出するオブジェクトです。不明なエラーが発生するのは、いずれかの try..catch
ブロックの外側でエラーがスローされたり、登録されたリスナーを持たない ErrorEvent オブジェクトが送出される場合です。
例えば、try ブロックにイベントハンドラーを呼び出すイベントディスパッチャーがある場合、catch ブロックはイベントハンドラーで発生したエラーをキャッチしません。その後に発生したエラーは、LoaderInfo.uncaughtErrorEvents
をリッスンすることによってキャッチできます。
このプロパティが作成されるのは、この LoarderInfoに関連付けられた SWF がロードを完了したときです。それまでは、uncaughtErrorEvents
プロパティの値は null
です。 ActionScript 専用のプロジェクトでは、SWF ファイルのメインクラスのコンストラクター関数の実行中または実行後にこのプロパティにアクセスできます。Flex プロジェクトでは、uncaughtErrorEvents
プロパティは、applicationComplete
イベントが送出された後に使用できるようなります。
実装
public function get uncaughtErrorEvents():UncaughtErrorEvents
関連する API エレメント
例 ( この例の使用方法 )
uncaughtError
イベントハンドラーを定義します。また、ボタンも作成され、それをクリックすると不明エラーハンドラーによって検出されたエラーがスローされます。
コンストラクターで、コードは LoaderInfo オブジェクトの uncaughtErrorEvents
プロパティが送出した uncaughtError
イベントのリスナーを登録します。
uncaughtErrorHandler()
メソッドで、コードは error
プロパティのデータ型をチェックし、その型に応じた応答を返します。
package { import flash.display.Sprite; import flash.events.ErrorEvent; import flash.events.MouseEvent; import flash.events.UncaughtErrorEvent; public class UncaughtErrorEventExample extends Sprite { public function UncaughtErrorEventExample() { loaderInfo.uncaughtErrorEvents.addEventListener(UncaughtErrorEvent.UNCAUGHT_ERROR, uncaughtErrorHandler); drawUI(); } private function uncaughtErrorHandler(event:UncaughtErrorEvent):void { if (event.error is Error) { var error:Error = event.error as Error; // do something with the error } else if (event.error is ErrorEvent) { var errorEvent:ErrorEvent = event.error as ErrorEvent; // do something with the error } else { // a non-Error, non-ErrorEvent type was thrown and uncaught } } private function drawUI():void { var btn:Sprite = new Sprite(); btn.graphics.clear(); btn.graphics.beginFill(0xFFCC00); btn.graphics.drawRect(0, 0, 100, 50); btn.graphics.endFill(); addChild(btn); btn.addEventListener(MouseEvent.CLICK, clickHandler); } private function clickHandler(event:MouseEvent):void { throw new Error("Gak!"); } } }
<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?> <s:WindowedApplication xmlns:fx="http://ns.adobe.com/mxml/2009" xmlns:s="library://ns.adobe.com/flex/spark" xmlns:mx="library://ns.adobe.com/flex/halo" applicationComplete="applicationCompleteHandler();"> <fx:Script> <![CDATA[ import flash.events.ErrorEvent; import flash.events.MouseEvent; import flash.events.UncaughtErrorEvent; private function applicationCompleteHandler():void { loaderInfo.uncaughtErrorEvents.addEventListener(UncaughtErrorEvent.UNCAUGHT_ERROR, uncaughtErrorHandler); } private function uncaughtErrorHandler(event:UncaughtErrorEvent):void { if (event.error is Error) { var error:Error = event.error as Error; // do something with the error } else if (event.error is ErrorEvent) { var errorEvent:ErrorEvent = event.error as ErrorEvent; // do something with the error } else { // a non-Error, non-ErrorEvent type was thrown and uncaught } } private function clickHandler(event:MouseEvent):void { throw new Error("Gak!"); } ]]> </fx:Script> <s:Button label="Cause Error" click="clickHandler(event);"/> </s:WindowedApplication>
url | プロパティ |
url:String
[読み取り専用] 言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
ランタイムバージョン: | AIR 1.0, Flash Player 9, Flash Lite 4 |
読み込まれるメディアの URL です。
この LoaderInfo オブジェクトの対応する Loader オブジェクトによって最初の progress
イベントが送出されるまでは、url
プロパティの値に、Loader オブジェクトの load()
メソッドの呼び出しで指定した初期 URL しか反映されていない可能性があります。最初の progress
イベントの後は、url
プロパティはリダイレクトや相対 URL が解決された後のメディアの最終的な URL を反映します。
場合によっては、url
プロパティの値が切り詰められていることがあります。詳しくは、isURLInaccessible
プロパティを参照してください。
実装
public function get url():String
関連する API エレメント
width | プロパティ |
getLoaderInfoByDefinition | () | メソッド |
public static function getLoaderInfoByDefinition(object:Object):LoaderInfo
言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
ランタイムバージョン: | AIR 1.0, Flash Player 9.0.115.0, Flash Lite 4 |
オブジェクトとして定義され、SWF ファイルに関連付けられている LoaderInfo オブジェクトを返します。
パラメーター
object:Object — 関連付けられた LoaderInfo オブジェクトを取得する対象のオブジェクトです。
|
LoaderInfo — 関連付けられている LoaderInfo オブジェクトです。 null が、非デバッガービルドで呼び出されたとき(またはデバッグ機能が有効でないとき)、または参照されたオブジェクト に LoaderInfo オブジェクト(AIR ランタイムによって使用されるオブジェクトなど)が関連付けられていないときに返されます。
|
例外
SecurityError — 呼び出し元は、信頼できるローカルのサンドボックスで実行されていません。
|
complete | イベント |
flash.events.Event
プロパティ Event.type =
flash.events.Event.COMPLETE
言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
ランタイムバージョン: | AIR 1.0, Flash Player 9, Flash Lite 4 |
データが正常にロードされたときに送出されます。つまり、すべてのコンテンツのダウンロードが完了し、ロードが完了したときに送出されます。complete
イベントは、常に、init
イベントの後に送出されます。 init
イベントはオブジェクトにアクセス可能になったときに送出されますが、コンテンツはまだダウンロード中である可能性があります。
Event.COMPLETE
定数は、type
プロパティ(complete
イベントオブジェクト)の値を定義します。
このイベントには、次のプロパティがあります。
プロパティ | 値 |
---|---|
bubbles | false |
cancelable | false は、キャンセルするデフォルトの動作がないことを示します。 |
currentTarget | イベントリスナーで Event オブジェクトをアクティブに処理しているオブジェクトです。 |
target | 読み込みが完了したネットワークオブジェクトです。 |
関連する API エレメント
httpStatus | イベント |
flash.events.HTTPStatusEvent
プロパティ HTTPStatusEvent.type =
flash.events.HTTPStatusEvent.HTTP_STATUS
言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
ランタイムバージョン: | AIR 1.0, Flash Player 9, Flash Lite 4 |
ネットワーク要求が HTTP を介して行われ、HTTP ステータスコードを検出できる場合に送出されます。
HTTPStatusEvent.HTTP_STATUS
定数は、type
プロパティ(httpStatus
イベントオブジェクト)の値を定義します。
このイベントには、次のプロパティがあります。
プロパティ | 値 |
---|---|
bubbles | false |
cancelable | false は、キャンセルするデフォルトの動作がないことを示します。 |
currentTarget | イベントリスナーで Event オブジェクトをアクティブに処理しているオブジェクトです。 |
status | サーバーから返された HTTP ステータスコードです。 |
target | HTTP ステータスコードを受け取るネットワークオブジェクトです。 |
関連する API エレメント
init | イベント |
flash.events.Event
プロパティ Event.type =
flash.events.Event.INIT
言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
ランタイムバージョン: | AIR 1.0, Flash Player 9, Flash Lite 4 |
ロードされた SWF ファイルのプロパティおよびメソッドがアクセス可能で使用できる状態の場合に送出されます。ただし、コンテンツはダウンロード中の可能性があります。次に示す条件に適合するときに LoaderInfo オブジェクトは init
イベントを送出します。
- 読み込まれたオブジェクトに関係したすべてのプロパティとメソッド、および LoaderInfo オブジェクトに関係したすべてのプロパティとメソッドにアクセスできます。
- すべての子オブジェクトのコンストラクターが完了済みです。
- ロードされた SWF のメインタイムラインの最初のフレームに含まれるすべての ActionScript コードが実行済みです。
例えば、ムービーまたはアニメーションの最初のフレームがロードされたとき、Event.INIT
が送出されます。その時点で、ムービーはアクセス可能になり、表示リストに追加できます。ただし、ムービー全体のダウンロードには、さらに時間がかかる可能性があります。Event.COMPLETE
は、ムービー全体がダウンロードされた時点で初めて送出されます。
init
イベントは、常に、complete
イベントの前に送出されます。
Event.INIT
定数は、type
プロパティ(init
イベントオブジェクト)の値を定義します。
このイベントには、次のプロパティがあります。
プロパティ | 値 |
---|---|
bubbles | false |
cancelable | false は、キャンセルするデフォルトの動作がないことを示します。 |
currentTarget | イベントリスナーで Event オブジェクトをアクティブに処理しているオブジェクトです。 |
target | 読み込む SWF ファイルに関連付けられた LoaderInfo オブジェクトです。 |
関連する API エレメント
ioError | イベント |
flash.events.IOErrorEvent
プロパティ IOErrorEvent.type =
flash.events.IOErrorEvent.IO_ERROR
言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
ランタイムバージョン: | AIR 1.0, Flash Player 9, Flash Lite 4 |
入出力エラーが発生して読み込み処理が失敗したときに送出されます。
type
プロパティ(ioError
イベントオブジェクト)の値を定義します。
このイベントには、次のプロパティがあります。
プロパティ | 値 |
---|---|
bubbles | false |
cancelable | false は、キャンセルするデフォルトの動作がないことを示します。 |
currentTarget | イベントリスナーで Event オブジェクトをアクティブに処理しているオブジェクトです。 |
errorID | 特定のエラーに関連付けられた参照番号です(AIR のみ)。 |
target | 入出力エラーが発生したネットワークオブジェクトです。 |
text | エラーメッセージとして表示されるテキストです。 |
関連する API エレメント
open | イベント |
flash.events.Event
プロパティ Event.type =
flash.events.Event.OPEN
言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
ランタイムバージョン: | AIR 1.0, Flash Player 9, Flash Lite 4 |
ロード操作が開始したときに送出されます。
Event.OPEN
定数は、type
プロパティ(open
イベントオブジェクト)の値を定義します。
このイベントには、次のプロパティがあります。
プロパティ | 値 |
---|---|
bubbles | false |
cancelable | false は、キャンセルするデフォルトの動作がないことを示します。 |
currentTarget | イベントリスナーで Event オブジェクトをアクティブに処理しているオブジェクトです。 |
target | 接続をオープンしたネットワークオブジェクトです。 |
関連する API エレメント
progress | イベント |
flash.events.ProgressEvent
プロパティ ProgressEvent.type =
flash.events.ProgressEvent.PROGRESS
言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
ランタイムバージョン: | AIR 1.0, Flash Player 9, Flash Lite 4 |
ダウンロード処理を実行中にデータを受信したときに送出されます。
type
プロパティ(progress
イベントオブジェクト)の値を定義します。
このイベントには、次のプロパティがあります。
プロパティ | 値 |
---|---|
bubbles | false |
bytesLoaded | リスナーがイベントを処理しているときに読み込まれたアイテム数またはバイト数です。 |
bytesTotal | 読み込みプロセスが成功した場合に最終的に読み込まれるアイテムまたはバイトの総数です。 |
cancelable | false は、キャンセルするデフォルトの動作がないことを示します。 |
currentTarget | イベントリスナーで Event オブジェクトをアクティブに処理しているオブジェクトです。 |
target | 進行状況をレポートする オブジェクトです。 |
関連する API エレメント
unload | イベント |
flash.events.Event
プロパティ Event.type =
flash.events.Event.UNLOAD
言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
ランタイムバージョン: | AIR 1.0, Flash Player 9, Flash Lite 4 |
読み込まれたオブジェクトが Loader オブジェクトの unload()
メソッドを使用して削除されるたびに、LoaderInfo オブジェクトによって送出されます。または 2 番目の読み込みが同じ Loader オブジェクトによって実行され、読み込み開始前に元のコンテンツが削除された場合に、LoaderInfo オブジェクトによって送出されます。
Event.UNLOAD
定数は、type
プロパティ(unload
イベントオブジェクト)の値を定義します。
このイベントには、次のプロパティがあります。
プロパティ | 値 |
---|---|
bubbles | false |
cancelable | false は、キャンセルするデフォルトの動作がないことを示します。 |
currentTarget | イベントリスナーで Event オブジェクトをアクティブに処理しているオブジェクトです。 |
target | 解放または置き換える SWF ファイルに関連付けられた LoaderInfo オブジェクトです。 |
関連する API エレメント
- プロパティ
url
を作成します。これはイメージの場所と名前です。 - クラスコンストラクターは
loader
という名前の Loader オブジェクトを作成します。 loader
オブジェクトはイベントリスナーをインスタンス化して、イメージが正しくロードされるようにします。- コンストラクターは、
request
という URLRequest オブジェクトの新しいインスタンスを作成しますが、その前に、ファイル名と場所が分かるようにurl
を渡します。 - 次に
request
オブジェクトがload()
メソッド(loader
オブジェクトのメソッド)に渡されます。このメソッドでは、イメージが表示リストにロードされます。
重要:この例では、Image.gif という名前のファイルがコンパイル済み SWF ファイルと同じディレクトリに追加されている必要があります。メイン SWF ファイルのサイズ内に収まる領域を持つイメージを使用します。
package { import flash.display.Loader; import flash.display.LoaderInfo; import flash.display.Sprite; import flash.events.*; import flash.net.URLRequest; public class LoaderInfoExample extends Sprite { private var url:String = "Image.gif"; public function LoaderInfoExample() { var loader:Loader = new Loader(); loader.contentLoaderInfo.addEventListener(Event.INIT, initHandler); loader.contentLoaderInfo.addEventListener(IOErrorEvent.IO_ERROR, ioErrorHandler); var request:URLRequest = new URLRequest(url); loader.load(request); addChild(loader); } private function initHandler(event:Event):void { var loader:Loader = Loader(event.target.loader); var info:LoaderInfo = LoaderInfo(loader.contentLoaderInfo); trace("initHandler: loaderURL=" + info.loaderURL + " url=" + info.url); } private function ioErrorHandler(event:IOErrorEvent):void { trace("ioErrorHandler: " + event); } } }
Tue Jun 12 2018, 10:34 AM Z