Adobe Technical Communication Suite ソフトウェアは、技術情報やトレーニングコンテンツをオーサリング、レビュー、管理、およびパブリッシュするためのエンドツーエンドソリューションです。これを使用して、技術文書、ユーザー支援システム、ナレッジベース、シミュレーション、ソフトウェアデモ、およびその他のサポート情報を作成および管理できます。
スイート内の複数のコンポーネント製品は互いに密接に統合化されているので、真のシングルソースオーサリングが実現できます。コンテンツを一度オーサリングしたら、それを複数のフォーマットと言語でパブリッシュできます。例えば、Adobe FrameMaker でコンテンツをオーサリングし、Adobe RoboHelp を使ってそれを複数のフォーマットで出力できます。
インタラクティブ 3D モデルや、リッチメディア、マルティレイヤー画像、デモ、および埋め込み SWF ムービーなどを使用して、コンテンツを強化することもできます。クロスプラットフォームの Adobe AIR Help フォーマットを使用して、ヘルプを配信した後でもヘルプコンテンツにアップデートをプッシュできます。
この最新リリースの Adobe Technical Communication Suite には以下のコンポーネントが含まれています。
Adobe® FrameMaker® 12: XML、DITA 標準サポート、および優れた PDF 公開機能を使用して、テクニカルコンテンツを作成し公開できます。これには、Adobe Experience Manager, EMC Documentum 6.5、6.7 や Microsoft SharePoint Server 2007、2010 などのコンテンツ管理サポートも含まれています。
Adobe® RoboHelp® 11: 手順ベースまたはプロセスベースのオンラインヘルプおよびナレッジベースを作成し公開できます。 静止画キャプチャのための RoboScreenCapture や、プロジェクトソースファイルを管理するための RoboSource Control も含まれています。
Adobe® Captivate® 8: パワフルで魅力的なシミュレーションやインタラクティブコンテンツを素早く作成できます。分岐シナリオ、目次、クイズ、SCORM 準拠および AICC 準拠のマルチメディアコンテンツを含むリッチな eラーニングコンテンツを作成できます。
Adobe® Acrobat® XI Pro: Adobe PDF 文書を確実に作成、組み合わせ、制御して、簡単かつ安全な配信、共同作業、フォームデータ収集が実現できます。画像形式、FLV ファイル、PDF、SWF ファイル、インタラクティブ 3D など、複数のファイルタイプを組み合わせた魅力的なポートフォリオを作成できます。
Adobe® Presenter® 10: 魅力的なプレゼンテーションやコースを短時間で簡単に作成。
Adobe® RoboScreen Capture®: スクリーンをキャプチャし、編集してイラストレーションを作成できます。
Adobe® RoboSource Control®: コンテンツの設定とワークフローを管理できます。
Adobe Technical Communication Suite の特長- シームレスなコンテンツ作成
- 技術情報をシームレスに作成、レビュー、管理、およびパブリッシュできます。コンテンツを XML、DITA、PDF、または印刷マニュアルの形式で公開できます。
- リッチな PDF の作成
- FrameMaker はリッチな書式の PDF 出力を作成できます。FrameMaker を使用すると、3D、グラフィック、オーディオ、ビデオ、マルチメディア、およびインタラクティブコンテンツを追加できます。オンラインヘルププロジェクトや PDF 文書に Adobe Captivate デモやシミュレーションを埋め込めます。詳細については、リッチメディアを参照してください。
- マルチチャネル、マルチデバイスの発行
- FrameMaker は、出力フォーマットをカスタマイズする強力なオプションのほかに非常に強力な発行柔軟性を提供する、スタンドアロンのマルチチャネル、マルチデバイス発行ソリューションに含まれます。書式が豊富な既存の PDF 出力の他に、Responsive HTML5、WebHelp、ePub、Amazon Kindle、Microsoft HTML ヘルプにも出力できます。
- シングルソース(FrameMaker と RoboHelp の密接な統合)
- FrameMaker でコンテンツを一度作成し、それを XML、DITA、PDF ファイル、または印刷ガイドとして、印刷 / DVD のために公開できます。同じコンテンツを RoboHelp でシングルソースし、.chm、webhelp、AIR、または EPUB ファイルとしてオンラインコンテンツを作成できます。さらに、FrameMaker からオンラインヘルプを直接生成することもできます。シングルソースでは、重複が防止されるので、コンテンツ作成時間を短縮できます。また、シングルソースでは、レビューが 1 つだけなのでエラーが低減でき、同じコンテンツをさまざまなメディアで活用できるのでローカリゼーションコストが節約できます。詳細については、RoboHelp と一緒に FrameMaker を使用するを参照してください。
- マルチデバイス出力
- さまざまなデバイスが存在します。ユーザーは、スマートフォンや、Kindle などのインターネット使用可能デバイスでコンテンツを表示することを希望しています。RoboHelp では、さまざまなデバイスで表示できる EPUB コンテンツを作成できます。Multiscreen HTML5 出力を使用すると、特定の種類のデバイスに最適な表示ができます。Responsive HTML5 を使用して、すべてのスクリーンに最適化された 1 つの出力を作成できます。
- DITA サポートとマルチチャネル公開
- FrameMaker で DITA プロジェクトを作成し、RoboHelp のパワーを強化してオンラインヘルプを作成できます。MultiScreen HTML5、WebHelp、.chm、EPUB 3.0、EPUB 2.0.1、Kindle Book、Air、Flashhelp、Javahelp、Oraclehelp、または Eclipsehelp ファイルを作成できます。FrameMaker では、リンクのみの目的に対しては DITA 文書をブックに変換する必要がありません。DITA 文書に直接リンクできます。詳細については、FrameMaker と RoboHelp を使用したオーサリングと公開のワークフローを参照してください。
- レビューと共同作業
- Technical Communication Suite には Acrobat が含まれているので、文書を共同作業できます。Acrobat.com を使用して PDF ファイルを共有し、電子メールを使用してレビューを設定および管理し、PDF 文書で共同作業します。FrameMaker、RoboHelp、および Adobe Captivate 内からレビューを起動します。レビューを設定するためにオーサリングアプリケーションを終了する必要がありません。Adobe Acrobat Reader でコメントを付けることのできる PDF を生成します。文書のレビューアーは、Acrobat Reader を使用して文書にコメントを付けるために、自分のシステムに Acrobat または Technical Communication Suite がインストールされている必要はありません。詳細については、レビューと共同作業を参照してください。
- クロスプラットフォーム出力の作成
- ヘルププロジェクトをクロスプラットフォームの Adobe AIR フォーマットで配信できます。Adobe AIR ヘルププロジェクトを配信した後でも、それに対してアップデートをプッシュできます。
- 簡単なマルチメディアレコーディング
- FrameMaker または RoboHelp 内から、新しい Adobe Captivate デモを記録することもできます。Captivate 出力を、SWF ファイル、Zip パッケージ、PDF、または Autorun ムービーとして CD に公開できます。詳細については、プロジェクトのパブリッシュを参照してください。Adobe Captivate Reviewer アプリケーションを使用して、Adobe Captivate プロジェクトを効率的にレビューしコメントを付けることができます。
- セキュリティ保護された PDF および PDF ポートフォリオの作成
- Adobe PDF 文書を確実に作成、組み合わせ、制御して、簡単かつ安全な配信、共同作業、フォームデータ収集が実現できます。高品質のポートフォリオを作成します。詳細については、リッチメディアを参照してください。
- 効果的なコピーと編集
- FrameMaker で AuthorAssistant を使用して、コンテンツの一貫性と翻訳性を向上します。詳細については、SDL AuthorAssistant 2010 SP1 によるスタイルおよび言語チェックを参照してください。
- 手動タスクの自動化
- ExtendScript を使用して、単純または複雑なオブジェクトの操作を必要とする毎日の機械的なタスクを自動化します。ExtendScript は、FrameMaker、Photoshop、および RoboHelp で使用できます。製品間でタスクの強力な自動化が実現できます。詳細については、ExtendScript の使用を参照してください。
- Adobe Captivate 5 の SCORM、AICC、および PENS サポート
- Adobe Captivate 5 は、ほとんどの eラーニングコンテンツ作成標準をサポートしており、1 回のクリックで学習管理システム (LMS) に公開できます。SCORM (Shareable Content Object Reference Model) は、再利用可能な eラーニングオブジェクトを作成するための一連の仕様です。これは、クライアント(たとえば Adobe Captivate)とホスト(通常は LMS)との間のデータのやり取りを定義しています。詳細については、学習管理システム (LMS) を参照してください。
- 強力された画像編集
- RoboScreenCapture を使用してヘルププロジェクトのために画像やスクリーンショットをキャプチャし、Adobe Illustrator CS6 の強力な機能を使用して、それらを編集および強化できます。Adobe Captivate で、複数のレイヤーを持つ Photoshop 画像をアニメーション化することもできます。
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