障害に対処するための「Output」操作の設定

「generatePDFOutput」操作と「generatePrintedOutput」操作をプロセスダイアグラムに追加する場合、例外イベントのスローも含まれます。ただし、操作が失敗しても例外イベントが発生しない可能性があります。代わりに、そのエラーに関する情報を含むステータスドキュメントが返されます。ステータスドキュメントは XML ドキュメントで、操作結果の概要が記載されています。

すべてのエラーシナリオを処理するには、プロセスダイアグラムに次の機能を含める必要があります。

  • ステータスドキュメントに示されているエラーを処理するには、操作からルートを描き、ルートに条件を追加します。条件はステータスドキュメントを評価して、例外が発生したかどうかを判断します。

  • 例外イベントをスローしたエラーを処理するには、例外イベントのスローからルートを描きます(イベント取得の処理を参照)。

ステータスドキュメントには、status エレメントが記録されています。

  • 操作が成功した場合は、status エレメントに 0 が含まれます。

  • 例外が発生した場合は、status エレメントに 0 以外のテキストが含まれます。

status エレメントのテキストを取得する XPath 式は /process_data/[XML variable name]/printResult/status です。ここで、[XML variable name] は、ステータスドキュメントを保存する変数の名前です。

ルーティング条件を使用して、返されたステータスドキュメントを評価し、例外が発生したかどうかを判断します。例えば、「generatePDFOutput」操作の Status Document プロパティが XMLvar という XML 変数に設定されているとします。例外が発生した場合、次の条件が true です。

/process_data/XMLvar/printResult/status != 0

ステータスドキュメントに示されている例外を処理するには:

  1. 「generatePDFOutput」操作または「generatePrintedOutput」操作を設定して、Status Document プロパティが XML 変数に設定されるようにします。返されるドキュメント値は、自動的にドキュメント値(バイナリ)から XML 値(テキスト)に設定されます。

  2. 「generatePDFOutput」操作または「generatePrintedOutput」操作から、例外発生時に実行していた操作にルートを描きます。

  3. status エレメントのテキストをゼロ(0)と比較する条件をルートに追加します。

例外イベントをスローした例外を処理するには:

 イベント取得の処理を参照してください。