PDFAValidationOptionSpec

PDF ドキュメントが PDF/A に準拠しているかどうか検証するために使用するオプションを表す複雑なデータ型です。このデータ型は、DocConverter サービスの PDF/A 操作の検証 操作で使用されます。

Xpath 式を使用してアクセスできるデータについて詳しくは、データ項目を参照してください。

デフォルトプロパティの設定について詳しくは、データ型固有の設定を参照してください。

データ項目

PDFAValidationOptionSpec 変数に格納されるデータ項目です。

allowCertificationSignatures

証明書の署名が許可されるかどうかを指定する boolean 値です。デフォルト値の true の場合、証明書の署名が許可されます。値が false の場合、証明書の署名は許可されません。

compliance

PDF ドキュメントの準拠レベルを表す string 値です。値は PDFA_1B で、用紙やマイクロフィッシュのソース、および PDF/A-2b からスキャンされるドキュメントの最小レベルです。

ignoreUnusedResource

PDF ドキュメントで使用されていないリソースに対する検証を実行するかどうかを指定する boolean 値です。デフォルトは true です。この場合、未使用のリソースに対する検証は実行されません。値が false の場合、未使用のリソースに対する検証が実行されます。

logLevel

設定するログレベルを表す string 値です。デフォルトは INFO です。次の値を指定できます。

OFF:
サーバー上のメッセージのログを無効にします。

SEVERE:
重大なエラーを示すメッセージのみをサーバーで記録します。

WARNING:
潜在的な問題を示すメッセージのみをログに記録します。

INFO:
情報メッセージのみをログに記録します。

CONFIG:
静的な設定メッセージのログのみを残します。

FINE:
トレース情報のログです。

FINER:
詳細なトレース情報のログです。

FINEST:
非常に詳細なトレース情報のログです。
注意: FINEFINER および FINEST を使用すると、サーバーのパフォーマンスに悪影響を与えます。デバッグ目的のみに使用してください。

resultLevel

使用するログレベルを表す string 値です。デフォルト値は PASS_FAIL です。次の値を指定できます。

PASS_FAIL:
操作結果に関する次の情報を含むレポートです。
  • 操作が成功したかどうか

  • PDF ドキュメントが PDF/A 準拠であるかどうか

  • 認証済みデジタル署名が許可されているかどうか

SUMMARY:
操作結果に関する次の情報を含むレポートです。
  • 操作が成功したかどうか

  • PDF ドキュメントが PDF/A 準拠であるかどうか

  • 認証済みデジタル署名が許可されているかどうか

  • 発生した検証済みエラーの要約数

DETAILED:
操作結果に関する次の情報を含むレポートです。
  • 操作が成功したかどうか

  • PDF ドキュメントが PDF/A 準拠であるかどうか

  • 認証済みデジタル署名が許可されているかどうか

  • 各エラーについての特定の情報を持つ、発生した各エラーのリスト

データ型固有の設定

PDF ドキュメントを検証するプロパティです。

Compliance

PDF ドキュメントの互換性レベル。デフォルト値は PDFA_1B です。

Result Level

操作の実行時に提供される結果のレベルです。デフォルト値は PASS_FAIL です。

Allow Certification Signatures

証明書の署名が許可されるかどうかを指定します。選択すると、証明書の署名が許可されます。デフォルトでは、このオプションは選択されています。

Ignore Unused Resources

PDF ドキュメントで使用されていないリソースに対する検証を実行するかどうかを指定します。選択すると、未使用のリソースの検証は実行されません。デフォルトでは、このオプションは選択されています。

Job Log Level

設定するログレベルです。デフォルトは INFO です。