Central Data Access 操作

Central Data Access 操作は、LiveCycle プロセス内の Field Nominated データファイル(DAT ファイル)に含まれる特定の要素にアクセスします。この操作により、^field、^global、^form および ^job の各コマンドがデータファイルから抽出され、中間 XML ドキュメントに変換されます。プロセスでは、XPath 式を使用して、この XML ファイル内の特定のエントリから値を取得できます。取得した値を処理の判断基準にしたり、取得した値に基づいて、中間 XML ファイルを LiveCycle で使用可能な他のサービスに渡したりできます。

Workbench には、XPath 式を簡単に作成できる XPath Builder ダイアログボックスが用意されています。

注意: Central Data Access 操作では、Field Nominated データファイルが同等の XML 表現に完全に変換されるわけではありません。特定の要素が中間 XML 表現に変換されます。

Central Data Access 操作を使用すると、既存の Central Pro アプリケーションを LiveCycle に統合する作業が簡単になります。この操作を使用して、データファイルに含まれる特定の Field Nominated コマンドの値を確認する方法の例を以下に示します。

  1. Central Data Access 操作を呼び出して、データファイルのコマンドを中間 XML 表現に変換します。

  2. XPath 式を使用して、Field Nominated の ^job コマンドの値(ジョブ値)を取得します。

  3. データに使用するテンプレートをジョブ値に基づいて決定します。

  4. Central Merge 操作を呼び出して、選択したテンプレートを元のデータファイルと結合し、PDF ドキュメントを生成します。

  5. XPath 式を使用して、^field EMAILADDRESS の値を中間 XML 表現から取得します。

  6. Email サービスを呼び出して、PDF ファイルを電子メールでジョブの要求元に送信します。

    Central Data Access 操作は、Central コマンドを実行しません。