移行

移行作業の大部分は、テンプレートのライブラリの移行と関連データソースの変更で占められます。Central Migration Bridge サービスを使用すると、Central から Output へアプリケーションを段階的に移行できます。

最初の段階:
呼び出しおよびランタイムに関する部分を Central 環境から LiveCycle 環境へ移行します。既存の Central テンプレートとデータアセットは移行後も使用できます。Central Job Management Database(JMD)を使用している場合は、これを LiveCycle プロセスで置き換えます。Output は、JMD をサポートしておらず、JMD の変換ツールも用意されていません。

既存の Central テンプレートが Output Designer 5.7 以前のバージョンで保存されている場合は、そのまま使用できます。ただし、状況によっては(5.4 よりも前のテンプレートを使用している場合など)、Output Designer 5.7 を使用して既存の Central テンプレートを移行する必要があります。そのアプリケーションを使用してテンプレートを開き、保存すると、テンプレートが自動的に移行されます。移行後のテンプレートが正常に動作するかどうかは、Output Designer 5.7 を使用してテストできます。

以降の段階:
テンプレートおよび非 XML データアセットを Output で使用できる形式に変換する作業を徐々に進めていきます。新規のプロセスと変換後のプロセスは、同じ LiveCycle サーバー上で同時に使用できます。すべてのアセットの変換が完了すれば、以後は Central Migration Bridge サービスを使用する必要はなくなります。

Designer では、Output Designer テンプレートを読み込むことができます。この機能は、Output Designer と一緒に Designer をインストールすると有効になります。この機能を使用するには、Adobe Output Designer テンプレート(*.ifd)形式のファイルを開きます。Designer では、基本的な変換が実行されます。フォームがどの程度忠実に変換されるかは、読み込むフォームの複雑さによって異なります。Designer を使用して変換プロセスを完了してください(Designer ヘルプを参照)。