Decision Point サービス

Decision Point サービスは、Workbench プロセスで分岐の判断を行うために使用されます。

次のような状況では、Decision Point サービスを使用する必要があります。

  • いくつかのルートを評価して、プロセス内で実行する最初の操作を決定する必要がある場合。

    この状況は、フォームが送信されてプロセスが開始され、Workbench プロセスで最初に実行される操作をフォームデータから判断する場合に発生します。例えば、顧客が会社の Web サイトから請求書についての問い合わせフォームに入力できるとします。請求書の金額によって、フォームを承認申請のために第 1 レベルのマネージャーに送信するか、処理のためにクレジット担当者に送信するかが決まります。

  • プロセス内にある複数の異なるルートが収束するポイントがあり、そこで一連のルールが評価される場合。

    この状況は、1 組のルールが再評価される手順でプロセスがループする場合に発生します。例えば、品質保証プロセスにおいて、不具合があると、不具合が修正されプロセスが続行できるようになるまでテストを繰り返す必要があります。

    この状況は、いくつかの分岐が並行して実行された後に収束する場合にも発生します。例えば、新社員を雇用するプロセスにおいて、応募者が雇用された場合は、雇用プロセスの一部としていくつかのサブプロセスが開始されます。各サブプロセスが完了すると、各サブプロセスのデータに基づいた複数のルールが評価され、次に実行する手順が決定されます。