6.4 グローバルセキュリティを有効にする場合の WebSphere Application Server の設定

グローバルセキュリティを使用する場合、適切なロールを持つユーザーとして WebSphere Application Server を実行する必要があります。WebSphere グローバルセキュリティを有効にする場合、次のいずれかの方法で WebSphere Application Server を設定できます。

  • 必要なロールを持つ新規ユーザーを作成し、そのユーザーとして WebSphere Application Server を実行します。WebSphere Application Server を実行するユーザーが既に存在する場合は、必要なロールをそのユーザーに割り当てます。

    重要: このユーザーとして WebSphere Application Server を起動します。グローバルセキュリティが有効になっているときに、他のユーザーとして WebSphere Application Server を起動すると、一部の WebSphere プロセスが停止する可能性があります。

    安全性の高い環境では、この方法を使用することをお勧めします。

  • 必要なロールを EVERYONE グループに設定します。

新しい WebSphere Application Server ユーザーを作成するには:

  1. WebSphere Administrative Console のナビゲーションツリーで、EnvironmentNamingCORBA Naming Service Users をクリックした後、右側のウィンドウの「Add」をクリックします。

  2. Roles」で、すべてのロールを選択します。

  3. 「Search and Select Users」で、「User Realm」を選択します。

  4. 検索ボックスに検索文字列を入力し、「Search」をクリックします。
    注意: すべてのユーザーを取得するには、アスタリスク(*)を入力します。
  5. 「Available」テキストボックスから、必要なユーザーを選択し、右矢印をクリックして「Mapped to role」ボックスに追加します。

  6. Save directly to master configuration」をクリックします。

既存の WebSphere Application Server ユーザーを設定するには:

  1. WebSphere Administrative Console のナビゲーションツリーで、EnvironmentNamingCORBA Naming Service Users をクリックした後、右側のウィンドウで該当ユーザーをクリックします。

  2. Roles」で、必要なロールを選択します。

  3. OK」または「Apply」をクリックします。

  4. Save directly to master configuration」をクリックします。

EVERYONE グループを設定するには

  1. WebSphere Administrative Console のナビゲーションツリーで、EnvironmentNamingCORBA Naming Service Groups をクリックします。

  2. Roles」で、必要なロールを選択します。

  3. Select from special subjects」を有効にし、Special subjects リストから「EVERYONE」グループを選択します。

注意: EVERYONE グループが設定済みの場合、グループは Special subjects リストに表示されません。このグループに必要なロールが割り当てられていない場合、割り当てる必要があります。
  1. OK」または「Apply」をクリックします。

  2. Save directly to master configuration」をクリックします。