3.8 Central Migration Bridge サービス

Central Migration Bridge サービスを使用すると、Adobe Central Pro Output Server または Adobe Web Output Pak の製品から既存のアプリケーションを移行して、Output サービスで動作させることができます。Central Migration Bridge サービスを使用した移行を行うと、LiveCycle 環境で、現在の IFD/MDF テンプレート、データ変換スクリプトおよび DAT ファイルを使用できるようになります。

注意: Central Migration Bridge が有用なのは、移行対象の既存の Central Pro アプリケーションがある場合のみです。

Central Migration Bridge の使用許可

Central Migration Bridge サービスを使用するには、Central Pro Output Server 5.7 の有効なライセンスを所有しているか、または Central Pro Output Server 5.7 移行契約を締結している必要があります。Central Pro Output Server 5.7 をインストールするには、既存のメディアおよび既存の製品認証コード(PAC)を使用します。PAC は特定のオペレーティングシステムプラットフォーム用です。これが LiveCycle のインストール先のオペレーティングシステムプラットフォームと異なる場合は、そのオペレーティングシステムの PAC を取得する必要があります。移行または Central Pro Output Server 5.7 メディアや PAC の取得方法について詳しくは、アドビの営業担当者にお問い合わせください。

インストールに関する考慮事項

Central Migration Bridge サービスは、Central Pro(バージョン 5.7)実行可能ファイルと直接やり取りします。Central Pro は LiveCycle と同じサーバーにインストールする必要がありますが、LiveCycle をインストールするための前提条件ではありません(つまり、LiveCycle より前でも後でもインストールできます)。インストール手順については、Central Pro のドキュメントセットを参照してください。

重要: Central Pro を起動したり、自動的に実行するように Central Pro のプロパティを変更したりしないでください。

Windows では、Central Pro サービス Adobe Central Output Server は、手動のサービスとしてインストールされます。このサービスを実行したり、自動的に実行するようにこのサービスのプロパティを変更したりしないでください。

AIX、Linux または Solaris では、Central Pro デーモン jfdaemon を起動しないでください。コンピューターの再起動時に jfdaemon を起動するようにコンピューターの起動スクリプトを編集している場合は、このデーモンが自動的に起動しないようにスクリプトを変更します(Central Pro のインストールドキュメントを参照)。Central は、コマンドラインから jfserver プロセスを起動することによって起動しないでください。

注意: Central Migration Bridge サービスを呼び出す LiveCycle ユーザーには、Central Pro インストールディレクトリに対するアクセス権と、Central Pro 実行ファイルの実行権限が必要です。

LiveCycle 自動インストール

高速モードを使用して、LiveCycle を自動環境でインストールおよび設定する場合は、Central Migration Bridge サービスはデフォルトでインストールおよび設定されます。何らかの入力を求められることはありません。

注意: Adobe Central Pro 製品がデフォルトのディレクトリにインストールされていることを確認してください。

LiveCycle カスタムインストール

カスタムモード(部分的な自動または手動)を使用して LiveCycle をインストールおよび設定する場合は、Configuration Manager で、Central Migration Bridge をデプロイに含めるよう求められます。

デフォルトでは、サービスは Central Pro のデフォルトのインストールパスを使用します。Central Pro が別の場所にインストールされている場合は、Administration Console に移動して、Central Migration Bridge Service 用の [Central Install Dir] の設定を更新してください。
注意: クラスター環境では、クラスターのノードごとに Central Pro をインストールする必要があります。

LiveCycle のインストールが完了したら、Central Pro がデフォルトの場所にインストールされていない場合は、次の手順を実行して、LiveCycle が適切なディレクトリを参照するように指定します。

  1. Administration Console にログインします。

  2. サービス/アプリケーションおよびサービス/サービスの管理をクリックします。

  3. Central Migration Bridge:1.0」サービスをクリックします。

  4. Central Pro インストールディレクトリの正しいパスを入力します。

  5. 保存」をクリックします。

注意: この設定は、Workbench でも可能ですプロセスの作成と管理を参照してください。