3.1 事前準備

3.1.1 インストールの概要

モジュールをインストールする前に、LiveCycle の実行に必要なソフトウェアとハードウェアが使用環境に含まれていることを確認してください。また、各インストールオプションについて理解し、必要に応じて環境を整えておく必要があります。詳しくは、インストールの準備(シングルサーバーまたはサーバークラスター)、アップグレードの準備に関する各ガイドを参照してください。LiveCycle のドキュメント一式は http://www.adobe.com/go/learn_lc_documentation_11_jp から入手できます。

LiveCycle には、インストールプログラム用にコマンドラインインターフェイス(CLI)も用意されています。CLI の使用に関する説明については、8 付録 - コマンドラインインターフェイスのインストールを参照してください。Configuration Manager 用の CLI もあります。9 付録 - Configuration Manager コマンドラインインターフェイスを参照してください。これらの CLI は、LiveCycle の上級ユーザーが使用したり、インストールプログラムや Configuration Manager でグラフィカルユーザーインターフェイスがサポートされていないサーバー環境で使用したり、ユーザーがバッチ(非インタラクティブ)インストール機能を実装したりする場合を想定しています。

3.1.2 インストーラーの確認

インストールプロセスを開始する前に、インストーラーファイルについて、次のベストプラクティスを確認してください。

DVD インストールメディアの確認

入手したインストールメディアが破損していないことを確認します。LiveCycle をインストールするコンピューターのハードディスクにインストーラーのメディアコンテンツをコピーする場合は、必ず、すべての DVD コンテンツをハードディスクにコピーしてください。インストールエラーを避けるには、Windows のパスの最大長を超えるディレクトリパスに DVD インストールイメージをコピーしないでください。

インストールファイルのローカルコピーを使用するか DVD から直接 LiveCycle をインストールします。LiveCycle をネットワークを介してインストールすると、インストールが失敗する場合があります。また、ローカルパスに特殊文字(例えば、文字「#」)は使用しないでください。

ダウンロードしたファイルの確認

アドビの Web サイトからインストーラーをダウンロードした場合は、MD5 チェックサムを使用してインストーラーファイルの整合性を検証してください。次のいずれかを実行し、ダウンロードファイルの MD5 チェックサムを計算して、アドビのダウンロード用 Web ページで公開されているチェックサムと比較します。

  • Linux:md5sum コマンドを実行します。

  • Solaris:digest コマンドを実行します。

  • Windows:WinMD5 などのツールを実行します。

ダウンロードしたアーカイブファイルの展開

アドビの Web サイトから ESD をダウンロードした場合は、lces_server_11_0_0_jboss_all_win.zip(Windows)または lces_server_11_0_0_jboss_all_unix.tar.gz(Linux または Solaris)アーカイブファイル全体をコンピューターに展開します。Solaris の場合は、gunzip コマンドを使用して .gz ファイルを展開します。

注意: 元の ESD ファイルのディレクトリ階層は変更しないようにしてください。