3.8 JBoss 固有のセキュリティに関する推奨事項

この節では、LiveCycle を実行する際に使用される JBoss 4.2 に特有のアプリケーションサーバー設定の推奨事項について説明します。

3.8.1 JBoss 管理コンソールおよび JMX コンソールの無効化

JBoss 管理コンソールと JMX コンソールへのアクセスは、自動インストールオプションを使用して JBoss に LiveCycle をインストールしたときに設定されます。独自の JBoss Application Server を使用している場合は、JBoss 管理コンソールおよび JMX 監視コンソールへのアクセスが保護されていることを確認してください。JMX 監視コンソールへのアクセスは、jmx-invoker-service.xml という JBoss 設定ファイルで設定されています。

3.8.2 ディレクトリ参照の無効化

管理コンソールにログインした後に、URL を変更することにより、コンソールのディレクトリ一覧を参照することができます。例えば、URL を次のいずれかの URL に変更すると、ディレクトリ一覧が表示される場合があります。

http://<servername>:8080/adminui/secured/ 
http://<servername>:8080/um/

ディレクトリ一覧を無効にするには、次の例に示すように、[JBoss root] \server\default\deploy\jbossweb-tomcatxxx.sar\conf\web.xml ファイルで、DefaultServlet プロパティの初期化パラメーターの listings の値を false に設定します(太字で示した部分)。

<servlet> 
    <servlet-name>default</servlet-name> 
    <servlet-class> 
        org.apache.catalina.servlets.DefaultServlet 
    </servlet-class> 
    <init-param> 
        <param-name>listings</param-name><param-value>false</param-value> 
    </init-param> 
    <load-on-startup>1</load-on-startup> 
</servlet>]