レターと後処理の関連付け

レターの作成中に、レターを後処理に関連付けることができます。LCA の一部として、いくつかのデフォルトプロセスが既に提供されています。

LCA には、レターに関連付けられる以下の追加設定不要な後処理ソリューションが付属しています。

  • デフォルトの印刷 Dispatcher(CorrespondenceManagement/WrapperProcess/DefaultPrintDispatcher)

    このプロセスは、レターとその添付ファイルを Post Script + Simplex モードで印刷します。このプロセスは、DefaultPrintURL を SendToPrinter プロセスから取得します。

  • デフォルトの電子メール Dispatcher（CorrespondenceManagement/WrapperProcess/DefaultEmailDispatcher）

    この後処理を使用するには、まず DD を作成し、レターをこの DD に関連付けます。

    DD は、DeliveryEmailAddress という名前の DDE を持つ必要があります。サンプルデータには、通信のメール送信先のユーザーの電子メールアドレスが必要です。

    電子メールの他のフィールドは、このプロセスで以下にハードコードされます。

    本文
    この電子メールは Correspondence Management によって自動生成されたものです。この電子メールに返信しないようお願いいたします。

    フォーマット
    PDF

    件名
    Correspondence Management からの電子メール

  • 環境設定に基づく Dispatcher（CorrespondenceManagement/WrapperProcess/PreferenceBasedDispatcher）

    この後処理を使用するには、まず CRX の「ユーザー管理」タブから deliveryPreference プロパティをエージェントユーザーに追加します。

    ユーザーがレターをこの後処理に関連付け、deliveryPreference プロパティを印刷に設定すると、デフォルトの印刷 Dispatcher の後処理が呼び出されます。

    ただし、deliveryPreference プロパティを電子メールに設定すると、デフォルトの電子メールディスパッチャーの後処理が呼び出されます。

    注意： deliveryPreference プロパティの電子メールと印刷の値は、大文字と小文字が区別されます。

レターを後処理の 1 つに関連付けるには

  1. 発行インスタンスの「レター」タブに移動します。

  2. 関連付けるレターを選択します。

    注意： 完了状態のレターのみ選択できます。

  3. カスタム配信を選択します。

  4. プロセスに送信ダイアログで、ドロップダウンリストからプロセスを選択し、「OK」をクリックします。

レターを作成中に、これらのプロセスをレターに関連付けることもできます。

  1. レターエディターを開き、新しいレターを作成するか既存のレターを更新します。

  2. 「後処理 :」ドロップダウンで、プロセスを選択し、「OK」をクリックします。

  3. レターをレンダリングします。

  4. レターを送信します。

レターを送信すると、関連付けられた後処理が直ちに呼び出されます。

カスタム後処理をレターと関連付ける場合、後処理はdsc.serviceWhiteListに追加する必要があります。 そのためには以下を行います。

  1. http://[server]:[port]/lc/system/console/configMgr へ移動します。

  2. Adobe LiveCycle Client SDK Configuration を検索します。

  3. 後処理を「サービス名」リストに追加し、「保存」をクリックします。

注意： 上記の手順を行わないと、レターを送信する際に次のエラーが発生します。

送信中のサーバーログでのエラー：com.adobe.icc.dbforms.exceptions.ICCException Access denied while attempting to invoke process: [Process Name]。ALC-DSC-213-000: com.adobe.idp.dsc.DSCException: No Credential or Context set