フラグメントを使用した動的テーブルの作成

フラグメントレイアウトには、動的テーブルのフィールドをコレクション DDE に連結させる機能があります。レター生成時に、コレクション DDE のサイズに従ってテーブル行が生成されます。このストーリーでは、フラグメントレイアウトを使用した動的テーブルの作成に必要な手順を説明します。フォームを作成するには:
  1. LiveCycle Designer でフォームを作成します。例えば、1 つの行と 4 つの列を持つテーブルを追加します。

  2. テーブルにヘッダー行を含む」オプションを選択し、すべてのテーブル列にフィールドを追加します。次の事項を確認します。

    • 4 つのフィールドすべてと、コンテナ行およびテーブルの連結は、「名前による」に設定します。

    • テーブルの親サブフォームのレイアウトをフローにします。オブジェクトプロパティの「サブフォーム」タブを使用して、レイアウトを設定します。

    • テーブル行は繰り返し可能です。オブジェクトプロパティの「バインド」タブに移動し、「各データアイテムについて行を繰り返す」を選択します。

  3. DynamicTable.xdp などの名前でフォームを保存します。

この XDP を使用してフラグメントレイアウトを作成します。
  1. このフラグメントレイアウトに名前を付け(DynamicTable など)、前の手順で作成したテンプレート(DynamicTable.xdp など)を選択します。カスタマイズは必要ありません。

  2. フラグメントレイアウトを保存します。

  3. データディクショナリを作成します。例えば顧客名、アカウント ID、残高、および取引 ID を含むデータディクショナリを作成できます。

  4. レターテンプレートを作成します。メインレイアウトには、テーブルを表示できる十分な大きさのターゲット領域を 1 つ以上持つレイアウトを選択します。

  5. 手順 3 で作成したデータディクショナリを選択します。

  6. コンテンツのタブに移動し、フラグメント(DynamicTable など)をターゲット領域にマッピングします。

  7. フィールドマップに移動し、テーブル列を顧客名、アカウント ID、残高、取引 ID などの DDE にマッピングします。行が 1 つしかない場合を除き、これらの DDE はコレクション DDE と呼ばれます。XML で各 DDE に複数の値があり、値の入力に使用されます。テーブル列はすべて、同じ親コレクション DDE を持つプリミティブコレクション DDE にマッピングされ、同じ基数を持ちます。

  8. レターを保存し、PDF にレンダリングします。レンダリング時に、XML でコレクション DDE に与えられる値に基づき、テーブル行が繰り返されます。

コレクション変数でサポートされている式について詳しくは、「コレクション変数をサポートする式」を参照してください。